【秋の行楽】自然とアートと絶景と。「神戸六甲ミーツ・アート」1日1万歩の旅!

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11月29日まで開催中の芸術祭、神戸六甲ミーツ・アート 2026 beyond

神戸の街を見下ろす、自然豊かな六甲山。この山上で毎年開催される現代アートの芸術祭、神戸六甲ミーツ・アートに行ってきました! 17回目を迎える今年は「神戸六甲ミーツ・アート 2026 beyond」の名の下に約60組のアーティストが集結。高原をてくてく歩いてアートに触れる休日は、秋の行楽にぴったりでした!

草間彌生に奈良美智……山を歩けばアートにあたる!

神戸六甲ミーツ・アート 2026 beyondの展示、奈良美智《Peace Head》

奈良美智《Peace Head》 展示施設:ミュージアムエリア 

まず赴いたのは、主要会場のひとつミュージアムエリア、「ROKKO森の音ミュージアム」野外アートゾーンです。カフェを併設したオルゴールのミュージアムの周囲は広々としたナチュラルガーデン。散策してゆくと、雑木林の中に現れたのは奈良美智さんの《Peace Head》。昨年から設置された大きな常設作品で、原型の指の押しあとに温もりを感じます。

《Peace Head》のほど近くには、この夏お亡くなりになった草間彌生さんの《南瓜》も。今年から特別寄託作品として展示されました。この芸術祭の対のシンボルのような2作品です。

神戸六甲ミーツ・アート 2026 beyond展示作品。モジャヒド・ムサ 《Assemblages of an Uncertain Tomorrow》

モジャヒド・ムサ 《Assemblages of an Uncertain Tomorrow》展示施設 : ミュージアムエリア

常設展示以外にも、10以上の現代アーティストの作品が展示されるこのエリア。くねくねと曲がる道を散策していくと、ひよっこりとアートに「出くわす」感じが楽しい! バングラディシュの若手アーティスト、モジャヒド・ムサさんの作品《Assemblages of an Uncertain Tomorrow》は、当地の土着文化や職人たちの記憶と、廃棄物などを融合させたという架空の動物たちの彫刻の姿が印象的でした。

安藤忠雄「風の教会」内部で見られる静謐な展示作品も

神戸六甲ミーツ・アート 2026 beyond、風の教会での展示作品。棚田康司《届かない橋を渡る》

棚田康司《届かない橋を渡る》展示施設 : ⾵の教会エリア

数ある見どころのひとつは「風の教会エリア」。会期中は、建築家・安藤忠雄が設計した「風の教会」が特別公開。ここに展示された棚田康司《届かない橋を渡る》は、1本の木から彫り出す「一木造り」で制作された少女像。見上げる視線の先に、もう1体の像があります。祈りの空間にふさわしい、静かな光に包まれた作品でした。

外に出るとかつて教会と共にあった「六甲オリエンタルホテル」の跡地が。荒野のような借景に立体彫刻作品が並ぶ風景も圧巻です。

井上涼・作のオリジナルアニメーションもあって、やさしく、楽しく、親しみやすい! 

神戸六甲ミーツ・アート 2026 beyond、天覧台エリア

宮嵜浩《CELEBRATION / 借景のヴァニタス》展示施設 : 天覧台

六甲山といえば「1000万ドルの」と名高い神戸の夜景を一望できる絶景スポットとしても有名ですが、その展望台として代表的なのが「天覧台」。この「天覧台エリア」では、サイトスペシフィックな宮嵜浩さん、ジュン・グエン=ハツシバさんの作品とともに、NHK Eテレの番組「びじゅチューン!」でお馴染みの井上涼さんのオリジナルアニメーションの新作が!

 

神戸六甲ミーツ・アート 2026 beyond、井上涼《じーっと! つぶさに! 妖精ウォッチング》のグッズ

井上涼《じーっと! つぶさに! 妖精ウォッチング》のグッズ

 

六甲山に住む妖精さんたちが歌い踊る《じーっと! つぶさに! 妖精ウォッチング》。そのメロディは今でも頭をぐるぐると離れません。現代アートの芸術祭といっても、身構えずに心から楽しめる作品が盛りだくさん。グッズも多数展開しています!

六甲山のレトロな別荘地ムードも心地いい

神戸六甲ミーツ・アート 2026 beyond、六甲ケーブル

六甲ケーブル下駅にて。ニシハラ☆ノリオ×北園組《とびだせ!! オレの部屋》

山上にある各エリアまでの移動は、スイスな気分の「六甲ケーブル」。六甲ケーブル下駅と山上駅では、ノリオ×北園組《とびだせ!! オレの部屋》のかぶりものアートが。写真に映る爽やかなガイドさんは、兄弟ユニット北園組の妹の北園あかねさん。歌手でもある彼女が主演する、ものすごく癖になる六甲ケーブルのPVが流れていますので、待ち時間に必見!

神戸六甲ミーツ・アート 2026 beyond、六甲ケーブルの六甲山上駅

六甲山上駅は、近代建築遺産にも数えられるレトロな石造りの建物。名物の霧が出てしまっていたのですが、眼下は神戸の街と海です。

芸術祭の開催エリアは、標高931mの六甲山上のほぼ全域。広大なエリアをめぐることで、神戸六甲という土地の多層的な歴史と自然の風景と自ずと向き合い、発見する機会になる、というのも今回の「神戸六甲ミーツ・アート 2026 beyond」の狙い。古くから別荘地・避暑地として、また神戸市民の身近な観光地として親しまれてきた六甲山エリアの趣きが、アートを巡ることで体感できるような気がしました。

神戸六甲ミーツ・アート 2026 beyond、六甲山ジンギスカンパレス

とても1日じゃ回り切らないのですが、バスと徒歩でアートを巡っていると、いつの間にか12000歩ほど歩いていました。見晴らしのいい六甲ガーデンテラスエリアで見学を終える頃には霧のかかった夕暮れに。創業50周年という「六甲山ジンギスカンパレス」(ロゴがたまりません!)で夕食をとり、下山。アート遠足を満喫しました!

神戸六甲ミーツ・アート 2026 beyond、六甲山ジンギスカンパレスのお肉

ジンギスカンパレスのジンギスカン、めちゃうまでした。

今回紹介したスポットはこちら!

2026/11/29 まで開催中! 神戸六甲ミーツ・アート 2026 beyond

住所

兵庫県神戸・六甲山上の約10エリア

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エディターKUBOTA

幾星霜をこえて編集部に出戻ってまいりました。活字を読むこと、脂と塩気、2匹の保護猫、平和と雑談を愛します。