萬波ユカ、グッチで台湾を旅する

グッチの“フローラ”といえば、かのモナコ公妃グレース・ケリーがミラノを訪れた際に、彼女に捧げられたフラワーモチーフのスカーフがはじまり。その伝統的なプリントをアレッサンドロ・ミケーレが新解釈したドレスの撮影のため、今回、SPURが選んだロケーションは台北最古の寺院、龍山寺です。

一方は、色鮮やかな花々とスネークが絡み合うグッチのドレス。もう一方は、植物文様の彫刻に彩色を施した台湾の寺廟美術。しかも屋根の上に目をやると、蛇ならぬ龍がいるではありませんか。まったく異なる背景を持ったカルチャーが、偶然に出会い響きあう。これが旅の醍醐味かもしれないと、撮影現場でそれぞれの歴史に想いを馳せました。

こちらの写真は、撮影風景のスナップですが、実際にはどんな写真に仕上がったのか、ぜひSPUR3月号「萬波ユカ、グッチで旅をする」で確認してみてください。