80年代な色トレ、始めます。ルービックカラーに染まる冬

今季ランウェイを席巻したのはかの立体パズルを彷彿とさせる80年代カラー。今まとうなら、当時の強い女性像を起点とし、モダンな印象に昇華したい。計算し尽くした配色のスタイリング指南をお届け

コントラストをきかせたカラーブロックにはアンバランスな違和感を

80年代な色トレ、始めます。ルービックカの画像_1
(モデル右)コート¥460,000・ベルト¥89,000・パンプス¥95,000(参考価格)/ジバンシィ表参道店(ジバンシィ) ドレス¥53,000/sacai ピアス¥15,000/スティーブン アラントーキョー(レイチェル コーミー) レギンス¥33,000/ヴェルサーチジャパン(ヴェルサーチ) (モデル左)コート¥114,000・マフラー¥36,000・レザーパンツ¥201,000・タイ¥94,000・ブーツ¥143,000/マーク ジェイコブスカスタマーセンター(マークジェイコブス) ニット¥64,000/ソニア リキエル ジャポン(ソニアリキエル) ピアス¥78,000(ソフィーブハイ)・グローブ¥18,000(アリスティッド)/スティーブンアラン トーキョー

 (モデル右)マゼンタピンクとパープルがクラッシュする、強い色彩こそ"ルービック"カラー。斜めにファスナーが配された裾からタイツをのぞかせてグラフィカルな効果を。あえてグレンチェックのコートに忍ばせベージュのパンプスを履き、遊び心ある配色を洗練された表情に格上げした。

(モデル左)黄色と青の反対色をたっぷりとしたボリュームでぶつけるのが80年代的。パワーショルダーのコートには同色のマフラーを重ね、エクストリームに色を楽しむ。

テクスチャーを意識してワントーンに表情を生む

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ドレス¥98,000/コロネット(フォルテフォルテ) 腰に巻いたコート¥89,000(トーガ)・イヤリング¥15,000(トーガ プルラ)/TOGA 原宿店 タイツ¥1,200/タビオ サンダル¥79,000/マルベリージャパン(マルベリー)

おなじみのワントーンも、鮮やかなカラーが旬。同じ「ツヤ」でも、ワンピースのベロアとコートの素材でテクスチャーを変えて立体的な表情に。そこにヴィンテージライクなスカーフ柄を加え、白タイツを差し込むことで可憐な空気感へと導いた。

スリットからのぞかせるハイレベルな赤の活用法

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ジャケット¥215,000・タートルネックニット¥71,000・スカート¥108,000/メゾン マルジェラ トウキョウ(メゾン マルジェラ) レギンス¥54,000/アデライデ(マリーン セル) ピアス¥35,000・右手リング¥210,000・左手人さし指リング¥590,000・左手小指リング¥283,000/ステディ スタディ(トムウッド)

切り込みの施されたデザインやアシンメトリーなシルエットがセンシュアルな佇まいのウェアには、鮮やかな赤一色を挿入。他の色みは抑えることで、凛とした、緊張感漂うルックが完成する。

パターンや素材が生む 強いイメージをパウダーカラーで裏切る

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(モデル右)フリルニット¥66,000・デニムパンツ¥71,000/アダム エ ロペ(ヴェロニク ルロワ) ピアス¥60,000/ロエベ ジャパンカスタマーサービス(ロエベ) グローブ¥9,000/TOMORROWLAND(グアンティ アレックス) (モデル左)ニット¥64,000/ソニア リキエルジャポン(ソニア リキエル) ブルゾン¥425,000・レザースカート¥161,000・ベルト¥51,000(すべて予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ)

(モデル右)パワーショルダーにケミカルウォッシュ柄のパンツ。主張し合う要素を現代的に導くには、イエローとパープルのまろやかな色選びがカギ。襟ぐりのフリルでもひとさじの甘さを添え、全体のムードをやわらかく中和した。

(モデル左)80年代らしいオーバーサイズなブルゾンにプレイフルな趣を足すのは、ネオンカラーのニット。さらに、パンキッシュなレザー素材のスカートは、淡いラベンダーカラーを選べばセクシーな女性像に陥らない。さまざまな色とムードをミックスしたノールールな着こなしに。

マイルドなピンクを 引き締める、ゴールドと緑

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ジャケット¥95,000・パンツ¥53,000/エイチビューティ&ユース(サヤカ デイヴィス) ブラウス¥48,000・ピアス¥19,000・パンプス¥85,000/TOGA 原宿店(トーガ) ソックス¥1,400/タビオ(タビオ リュクス)

ピンクのボックスジャケットとタックパンツが主役。そのやわらかい印象をモードにブラッシュアップするのはゴールドと緑。ブラウスのレトロなプリントが、80年代風のゴージャスなムードも添える。足もとは小面積に緑をきかせることで、ぴりっとエッジィな空気をプラス。ソックスの白を挟むことでパワフルな色の共演に抜け感を出して。

絶妙な青のレイヤードに、 今年なら白をさす!

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シャツ¥102,000・ネックアクセサリー¥61,000/コロネット(ニナリッチ) パンツ¥138,000/ステラマッカートニー カスタマーサービス(ステラマッカートニー) コート¥200,000/アオイ(MSGM) タイツ¥1,300/タビオパンプス¥85,000/TOGA 原宿店(トーガ)

群青色のシャツにロイヤルブルーのファーという、近しいが異なる色のトーン・オン・トーン。ポイントにしたいのは、スリットからのぞかせた白のタイツだ。マッシヴな装いに黒ではなくこの色をさすことで、軽やかさが生まれる。ちょっと個性的な女性像も気分。

SOURCE:SPUR 2018年12月号「ルービックカラーに染まる冬」
photography: Takako Noel styling: Fusae Hamada  hair: KOTARO〈SENSE OF HUMOUR〉 make-up: Rie Shiraishi model: Ada, Amanda cooperation:BACKGROUNDS FACTORY

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