SPUR BEST BAG AWARD 2018:平日&休日のベストパートナー

モードラバーはオンとオフをどう使い分けてる?

モードな大人は、ウィークデイとホリデイで賢くバッグを使い分けている。
ただ「可愛い!」だけでなく、ライフスタイルやTPOをふまえた視点も不可欠だ。今シーズンならどんな基準で選ぶのか、六者六様のパートナーとのつき合い方をリサーチ!

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(右)〈H22×W26×D12〉¥309,000/バレンシアガ ジャパン(バレンシアガ) (左)〈H37×W45×D19〉¥56,000/アマン(ア ヴァケーション)

 1 小川夢乃さん(スタイリスト)

子どもと過ごす休日バッグこそ利便性がマスト

「一人で行動する仕事の日は、自分が好きなアクセサリー感覚で持てるバッグを選びます。人に会う機会も多いのできちんとした印象を演出できること、トレンド感があることも大事ですね。バレンシアガのバッグはまさにそう! ギンガムチェックもモノトーンでシックに。一方、休日は子どもと出かけるので、ざくざく入る柔らかい素材の大きなバッグが重宝します。家具に用いる頑丈な生地で仕立てられたこのバッグは、二股に分かれた細いハンドルが持ちやすい。女性デザイナーならではの気遣いですよね」。

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(右)〈H18×W29×D14.5〉¥261,000/ロエベ ジャパン カスタマーサービス(ロエベ) (左)〈H57×W52〉¥22,000/エムエム6 メゾン マルジェラ オモテサンドウ(エムエム6 メゾン マルジェラ)

 2 渡部かおりさん(エディター)

日常になじむバッグをシーンごとに使い分け

「愛用中の『アマソナ 28』は"箔がつくお仕事バッグ"だと思っていて。普段の服装がわりとカジュアルなので、オフィシャルなシーンなど品のあるアクセントを加えたいときに最適です。さらにマチもあって、収納力も十分。平日はそんな端正なデザインが好きですが、休日は体にフィットする柔らかいバッグを選びたい。『ジャパニーズ』バッグは買い物や一泊二日の旅行でも機内持ち込み用としても活躍。いい意味でラフに持てるところが気に入っていますね」。

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(右)〈H24×W37×D8〉¥115,000(ワンダラー)・(左)〈H28×W20×D20〉¥110,000(ラドロー)/TOMORROWLAND

 3 竹淵智子さん(スタイリスト)

今季気になるのは印象的なフォルム

「この秋冬に初上陸したワンダラーは、理想の平日用バッグ。かっちり感がありつつ、ほかとかぶらないフォルムでほどよく力が抜けたムードに。モダンな配色も好みです。ストラップで斜め掛けにできたり、背面やインにポケットが配されていたりとうれしい機能性も。荷物の整理しやすさは大事です。休みの日は遊び心があり、装いの主役になるファーバッグを。鮮やかながら上品な発色と気持ちいい手ざわりに癒やされます。"冬のかごバッグ"感覚で気軽に愛用したい。今季は特にユニークなシェイプやカラーに惹かれますね」。

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(右)〈H32×W42×D18〉¥260,000(予定価格)/バーバリー・ジャパン(バーバリー) (左)〈H13×W24×D6〉¥212,000(予定価格)/ミュウミュウ クライアントサービス(ミュウミュウ)

 4 菅野麻子さん(ファッションディレクター)

秋冬のスタイリングと呼応するデザインを

「書類やパソコンなどを持ち歩いたり、何かと荷物の多い平日は、ビッグサイズのバッグが重宝します。この秋冬はチェックやフェアアイルニットなど、英国ムード漂うアイテムをワードローブに投入したいので、バッグもオーセンティックな薫りがするものを選びたいんです。仕事のない週末は、小さなバッグに最小限のアイテムだけを入れて身軽にプラプラしたいですね。大人の遊び心あるデザインと華やかな輝きを装いのポイントにきかせるのが気分です」。

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(右)〈H25×W20.5×D12)¥345,000/ブルーベル・ジャパン(マーク クロス) (左)〈H24×W20×D9〉¥135,000/オンワードグローバルファッション(ジル・サンダー)

 5 影山蓉子さん(スタイリスト)

ハンドバッグはミニマルな白で爽やかに

「オンオフ問わずバッグはコンパクト派。着こなしの一部として取り入れたいので、なじみつつも少しアクセントになるハンドバッグが好きなんです。服が重い秋冬シーズンは、あえて清涼感ある白を持ちたくなりますね。マーク クロスは必要最低限の仕事道具が入るところが気に入って。サブバッグは持たず荷物は一つに潔くまとめます。持ち物がさらに減る休日のバッグはデザイン重視。ジル・サンダーのこちらはシンプルながら目を引く蛇腹のデザインに惹かれました」。

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(右)〈H19×W24×D6.5〉¥48,000/MACH55 Ltd.(ル_バス) (左)〈H16.5×W55×D3〉¥32,000〈9月中旬発売予定〉/アニエスベー(アニエスベー ボヤージュ)

 6 福原咲子さん(スタイリスト)

重い印象になりすぎないソフトな質感がカギ

「久しぶりにオールブラックが着たい今、そんな装いになじみ、かつ重く見えないハンズフリーバッグが気になります。ル_バスのショルダーバッグは平日用に。ストラップは長めに、お尻くらいの位置でゆるっと斜め掛けしたい。オーセンティックながら、ほっこりしすぎないスクエアフォルムがちょうどいいですね。アニエスベーのウエストバッグは、体にぴったり沿うソフトなシープスキンがうれしい。休日の気軽な昼間のお出かけにも、夜遊びのシーンにも気負いなく使えそうです!」。

 

SOURCE:SPUR 2018年10月号「平日&休日のベストパートナー」
photography:Asa Sato styling:Michie Suzuki