乙女座【8.23 - 9.22】

愛と自己表現に
邁進できるとき

全体運

 人とのつながりが濃く、深くなっていきます。2020年は乙女座にとって、愛と自己表現の年。「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星に後押しされて、自分の内側にあるものを世界に放ちたい、という気持ちが生まれてくるのです。自己表現の手段は人それぞれ。音楽やアート、企画職など、何かを作り出すクリエイティブな仕事をしている人にとっては、そうそう頻繁にはないスケールの頑張りどきです。本業でなくとも、たとえば趣味でバンドをやったり、イラストを描いたりといった活動をしているのなら、充実の日々となるでしょう。そうした意味では、愛というのも自己表現ですね。大切な人に向けて、胸いっぱいの愛を投げかけるのは幸せなこと。今年はそれが、例年以上に大きな意味を持っていることでしょう。素晴らしいパートナーを見つける方は多いはずですし、自分らしい愛し方を模索していく力も備わります。ご存知のとおり、昨今は愛のあり方が多様化してきています。自分の中の愛の定義を広げる学びもまた、行き場のない思いを抱えた人にとっては光明になるのかもしれません。どんな幸せも「私にとって、幸せとはこういうもの!」と思いすぎると、間口が狭まってしまいます。人は自分が想像できる範囲でしかものを望むことはできませんが、世の中にはまだまだ知らない幸福もたくさんあります。愛のように学校で教わらないものは、思った以上に経験値や思い込みに左右されます。だから「自分が一番幸せになれる愛を手に入れる」くらいにざっくり思っていたほうが、うれしい展開を招きやすいかもしれません。5月から9月中旬にかけて、愛はちょっと迷子になりやすい時期。自分で自分がわからない、そんな気持ちになったなら、まずはこんなふうにざっくりしたスタンスで過ごしてみる、というのもおすすめです。

 下半期は上記に加えて、人間関係がどんどんディープになってきます。愛する人ともっと親密になりたいと思う人は多いでしょうし、相手からそう思われることもあるでしょう。特定の人からたくさんの影響を受け、自分の中に誰かが住んでいるような感覚を持つ人もいそうです。たとえば、強烈に惹かれた作家の本を読み込むうちに文体が似てきたり、すごいと思った画家に絵が似てきたりと、そうしたことです。愛する人の考え方をトレースするように、言動が似てくる人もいるかもしれません。我を失うほどのめり込んでこそ、見えてくる世界は彩り豊かに、鮮やかになっていくのでしょう。

 一心同体とまではいかなくても、人から受け取るものの多い時期です。評価や期待など、熱意のこもった視線を投げかけられ、それにこたえようと努力をする人もいるでしょう。格闘マンガで「一子相伝の技」が出てくることがありますが、知識や技術を教えられ、丁寧に自分のものにしていくこともあります。それが冒頭で述べたような自己表現の広がりと相乗効果をなし、「あなた」というものをつくっていくのです。ただし9月中盤から11月中盤までは、いらないものまで受け取ってしまいそうな暗示も出ています。いくら人から得るものが多いとはいえ、毒になるようなものまでも手にする必要はまったくありません。吸収力がアップしている時期だからこそ、一緒にいて疲弊する人、心ふさぐ人とはできるだけ距離を置いて、自分の中に余計なものを取り込まないようにしたいものです。

 12月下旬、誰しも大きな影響を受けるであろう、時代の節目がやってきます。20年、そして200年に一度の変節点。乙女座の人にとっては、仕事や生活の概念が大きく変わり、場合によってはワークスタイル、ライフスタイルともにこれまでどおりではなくなるかもしれません。人から多くを受け取り、自己や能力を拡張した下半期での経験が役立つことは、言うまでもないだろうと思います。

 

7~9月の運勢

 人との接点が多い3カ月ですが、7月から8月にかけてはマイペースで過ごすことが最優先事項です。特に、人づき合いに疲れを感じたり、ちょっとひとりで過ごしたいといった気持ちが出てきたりするのは、ワガママでもなんでもありません。静かに自分自身の気持ちを見つめたり、ボーッとしたりして過ごすことが必要な時期なのです。今は自分のペースで生きる時期と思って、納得のいくまで自分の時間を増やすといいでしょう。人と常につながっていることが愛や友情ではなく、離れていても大切に思い合えるのが真の愛であり、友情であるはず。また、こうした傾向は時間の問題でもあります。9月中盤からは自然と、また人とのつながりを求める気持ちが出てくるでしょう。たくさん話したくなる、イメチェンしたくなるという人も多いと思いますが、気負いがない分うれしい結果につながることが多いはずです。初夏の頃から、どうも恋愛面でモタつくことが多くなっていたという人も、9月中盤からはまた勢いを取り戻すことができるでしょう。一点、夏の間は秘密にしなければいけない恋のお誘いもありそう。ただ、それはあなたを幸せにするとは限りません。一時の感情に流されず、冷静に判断を。

 

10~12月の運勢

 10月は素晴らしい愛の1カ月です。世間は少しずつ涼しくなっていくのに、愛はどんどん熱を持っていくような、そんな感覚に陥る人は少なくないでしょう。ただ、安定した関係性なら怖いものなしなのですが、始まったばかりの愛は少々アップダウンが激しそう。とんとん拍子に進んだかと思えば急に停滞したり、矢のように連絡がきたかと思ったらパタッと止まったり。一喜一憂していれば疲弊するだけですし、11月上旬には安定するので先を急がなくても大丈夫です。どっしり構えていましょうね。この3カ月は全般的に、自分磨きの時期でもあります。得意なことを頑張ったり、知識をアップデートしたりと、必要だと思ったことにはどんどんトライしていくと活躍のチャンスが増え、人間関係も豊かになっていくでしょう。また「あなたはどう思うの?」と問われる場面が増えると思いますが、遠慮せずにしっかりと自分の意見を出していくことが重要です。同調圧力には負けずにいましょうね。12月下旬以降は、ちょっと忙しくなってきます。仕事まわりで、来年からの話がフライング的にスタートする人も。頑張りすぎず、ときには交渉するなどしてワークライフバランスに気をつけていてください。

 

開運アクション

小さなことで自分を褒める

 乙女座の人は自分に厳しい人です。自分なりにつくり上げたルールに則ってしっかり頑張り抜くその姿は、周囲からも信頼されていることでしょう。ただあまりに厳しいと運も小さくまとまってしまうことに。特に「自分なんて」的な謙遜は、やわらかく自分の運をすり減らしているようなもの。小さなことでも自分を褒めるクセをつけておくといいですよ。笑顔で過ごしたからえらい!とか仕事した、えらい!とか、たくさん褒めてあげて。

 

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