蠍座【10.24 - 11.22】

ひとつずつレンガを
積むように、信頼を築くとき

全体運

 2020年上半期は、とても面白いものを発見したのではないでしょうか。ワクワクするような趣味、思わず一気見・一気読みしてしまうようなドラマや本、それから「勉強って、面白かったんだな!」と再確認させられるような学び。’20年は年間を通して知的好奇心がグッと高まる時期であり、まさに“脳が喜ぶ”ような体験を、たくさんしてきたのではないかと思います。下半期もこうした流れは続いていくのですが、同時にとても忙しくなりそうな暗示が出ています。

 人はさまざまな役割を担って生きています。たとえば仕事の上では「会社員」、家に帰れば「妻」や「母」。実家に帰れば「娘」という役割になりますし、中には「先生・生徒」「姉・妹」「町内会長」などもあるでしょう。会社員の中でも「上司・部下」「先輩・後輩」「宴会部長」など、細かく分かれてもいるはずです。あなた自身も、自分が意外なほど多くの役割を担っていることに、改めて驚いているかもしれません。そうした役割を果たすための用事が、この下半期は急に増える暗示が出ているのです。仕事が忙しくなるという人が最も多いだろうと思うのですが、とにかくやるべきことが山積みで、どれから手をつけたらいいのか途方に暮れてしまうことも。しかも、ここでのタスクに近道はありません。せめてもの効率化といえば段取りを整えるくらいで、コツコツ片づけていくしかないのです。ただ、何もいいことがないわけではありません。実直に、確実にやるべきことを成し遂げていくことで、あなたは大きな信頼を得ますし、家族関係であれば確実に絆が強まっていきます。「私を信じてください!」と主張するだけで、誰かに信頼感を持つ人はなかなかいません。あなたはあなたの行動によって、周囲の人の温かなまなざしを、「この人なら大丈夫」と信じる心を、自分のものにしていけるだろうと思います。

 とはいえ多忙な半年間。ただ、この時期のあなたはある意味、無敵です。冒頭で「知的好奇心が高まる年」と言及しましたが、それが救いになるのです。もちろん仕事中にマンガを読むとか、Excel作業と見せかけてソリティアにハマるといった知的好奇心のあり方はまずいのですけれども、頭がバリッと冴えることによって、仕事を片づけるいいアイデアを思いつきそうなのです。「この山積みのタスクはどうやったら攻略できるのか?」など、ゲームのように楽しんでみるのも一興でしょう。ただただ疲弊し消耗するような頑張り方とは違い、アイデアと機転で勝負していけます。あなたが求めるならば“使える”情報もどんどん入ってきますから、ぜひ積極的に情報収集してください。’11年から’19年あたりに仕事で獲得した能力が、意外なかたちで自分を救うことになる人も多いと思います。

 ただ、注意してほしいのが健康管理。忙しいのはもちろんですが、自分を追い込むかたちで頑張りやすいのがこの時期です。加えてあなたはとても粘り強い人ですから――そこはむしろ、長所でもあるのですが――自分が限界に達しているのも気づけずに、ハードモードで頑張り続けてしまうかもしれません。「時間をかければやれる」「私ひとりが頑張ればなんとかなる」といった根性論は、今年は禁じ手としておきましょうね。せっかくのポテンシャルもやる気も、ダウンしてしまっては活かせません。あなたを助けたいと思っている人は、あなたが思っている以上に、周囲にたくさんいるようです。無理なら無理と話せば、この下半期は理解してもらえるでしょう。そして協力して進める方法を考えることが、’21年への道筋にもなるはずです。ちょっとフライングになりますが、12月の半ばには来年のテーマがスタートするのです。心許せる“ホーム”ができるのですが、この下半期のあなたの頑張りが生み出すものと考えて、間違いないはずです。

 

7~9月の運勢

 7月から8月にかけては、キャリアにおける頑張りどき。これまでよりもワンランク高い視座をもって頑張ることになりそうです。胸の中にある理想を理想論と棚に上げず、本気で目指してみることでいい結果につなげていけるでしょう。時に、8月中盤にはかなり魅力的なオファーも届きそうです。この時期はかなり多忙でちょっと余裕がない時期なのですが、やる気さえあれば日程調整を依頼するなど、無理をしてでもお話を聞いてみるといいでしょう。9月になると仕事が楽しくなってきます。おそらく、仲間や同僚たちと楽しい時間を過ごせることが大きいのですが、あなた自身も携わる仕事にやりがいや面白さを見いだせるようなのです。ちょっとつまらなく感じてしまっているのなら、業界の最新情報をキャッチアップしたり、オンラインセミナーを受講したりと、外の世界に目を向けてみましょう。やってみたいことが見つかって、「つまらない」なんて言っているヒマもなくなるかもしれません。こうしたパブリックな動きが多くなる時期ゆえに、人との接点は多いものの恋は手薄になりがち。新たな出会いを求めている人は仕事で素敵な縁を期待できるはずですが、ときめく気持ちもお忘れなく。

 

10~12月の運勢

 自分が主役!と思って意欲的に過ごしていきたい時期です。10月後半から11月頭だけは見通しが狂いやすく、「こんなはずでは」と感じるようなハプニングも起こりやすいので注意が必要なのですが、それ以外は積極的にアクションを起こしていきましょう。特に、恋においてはチャンスが多めです。10月は地元つながりや元同僚など、昔の知り合いに縁があるかも。近況が気になる人がいれば、連絡を取ってみるといいでしょう。ただし、疲れていたり心が弱ったりしていると自覚があるときは、元恋人と連絡を取り合うのは控えたほうがいいかもしれません。また同じ過ちを繰り返さないためにも、少なくとも12月中盤まではステイということにしたほうが懸命でしょう。いい感じだとしても、それまでは絆を強める時期と思っていましょう。11月は新しいことにチャレンジしたい、という気持ちがもりもりと大きくなってくるタイミング。いい話もあります。ひとつひとつ丁寧にやっていけば好調な滑り出しとなるはずですから、前向きに考えてみて。11月21日からはモテ期。ここから12月半ばまで、あなたの魅力がいつも以上に訴求力を増します。カップルも相手の愛を改めて実感できるはずです。

 

開運アクション

秘密のノートを作る

 ちょっといいノートを購入して、自分の気持ちを言葉にしてみましょう。誰にも見せない秘密のノートにして、思ったことややりたいこと、腹を立てたこと、これから挑戦したいことまで何でも書いてみるのです。言霊の力がしっかりきいて、願いがかないやすくなります。本音で書くことが大事なので、誰かの悪口だって思いっきり書きましょう。ただ、末尾は必ず「次はこうする!」と、対処法を書いて締めるのが大事なポイント。

 

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