果てしないほど遠くも
足もとも、両方を見る
全体運
2020年は獅子座の人々にとって、仕事を中心に非常に多忙な日々となっています。特に春は世の中的にイレギュラーなことが多く起こりました。生活がこれまでにないレベルで一変し、てんてこ舞いだった人も多いのではないでしょうか。頑張ってきましたね。5月くらいから疲労がたまっている人はこの夏「自分は何のためにこんなに頑張っているんだろう?」「こんなことをしても意味なんてないんじゃない?」という疑問が、幾度となく頭をかすめるかもしれません。獅子座といえば不動の自負心と意思を持った人々です。普段なら「できるとか、できないとかじゃないんだよ。やるんだよ」なんて思っていたりします。ただ、今年は珍しく弱気になってしまう自分がいたとしても、ダメだと思わないこと。おそらくですが、モヤモヤは9月中旬頃までは続くのです。そのときどきで「たくさん頑張れないときはちょっとだけ頑張る」「やれるときはやる」といい意味での“適当”を心がけていかれれば、頑張る意義はちゃんと見えてきます。周囲の人のまなざしや言葉に信頼や尊敬、感謝の念がこもり始めたことに、気づけるのですね。そう、あなたが今頑張っているのは、単なる「作業」ではありません。「コツコツと物事を進めること」であり「信頼を積み重ねること」でもあるのですよね。
大事なことはふたつ。ひとつは、人のために尽くしすぎないということ。あなたは弱っている人を見ると放っておけないアツい魂の持ち主です。それは素敵なことですが、5月から9月頃までは、ちょっぴり度を越したレベルでそのアツさを発揮してしまうこともありそうです。頑張りすぎてダウンして、助けた人もろとも共倒れになっては大変です。ある程度のところまでやってあげたら「あとはひとりでできるな!じゃあ!」といった感じで、スッと手を引けると素敵です。もうひとつは、健康管理です。今は大丈夫ですか、無理をしすぎているのではありませんか。いざとなれば休日返上で仕事をすることもいとわない、むしろ休日なんていらんわ!というのが平常運転のあなたですが、無理をするともたない時期です。休息も仕事のうち、と意識していきましょう。
そんなふうに現実をゴリゴリと生きる’20年の獅子座ですが、下半期に入ると途端に視野が広がってきます。今までは足もととちょっと目の前の現実ばかりを見てフル回転していたのが、急に抽象的な発想が浮かんでくるようになるのです。愛とは何か。人生とは何か。死とは――そうした、答えのない問いについて考える時間が増えるのでしょう。おそらくですが、検索してそれっぽい答えを見たとしても、あなたの心は1ミリも満足しません。自分の頭で考えて、自分の言葉で語ることで、心は大きな平安を得ます。それは目の前の現実には役立たないようでいて、あなたの視座を、確かに上げてくれるのだろうと思います。
’20年12月下旬、星が大きく動きます。20年に一度の節目と、200年に一度の節目が重なり、「時代が変わる」ようなタイミングとなっています。そして’21年の年間テーマが早くもスタートすることになっています。’21年、獅子座の人の運勢においてスポットライトが当たるテーマは「パートナーシップ」。恋愛でも仕事でも、一対一で向き合う関係性にフルコミットしていくことになります。おそらくですが、あなたはこれまでにないとても自由なかたちのパートナーシップを模索していくことになるだろうと思うのです。世界でひとつの「私とあなたの関係」。従来の価値観にとらわれない、個と個を尊重する――言葉にできないようなミラクルもこれから生まれていくでしょう。そのとき、’20年のあなたが培った「信頼」と「答えのない問いを考える力」が、役に立つだろうと思います。大丈夫、あなたの努力は、ちゃんと報われていきますよ。
7~9月の運勢
未来と過去を等しく見つめながら、現在を生きる。そんな言葉が似合う3カ月です。7月はあれこれと迷うことも多そうなのですが、それは今のあなたにとって必要な時間。少なくとも月の前半は性急に白黒つけようとするよりも、ガッツリ悩むことに価値があると思っていたほうがよいかと思います。後半になれば「悩む」を「考える」にしていけるので、大きな問題はないでしょう。7月末から8月下旬にかけて、ちょうど獅子座の人の誕生日シーズンの頃は絶好調に。この時期のあなたは、話したいことが次から次へと出てくるでしょう。新しいことを始めたいという意欲もモリモリと湧いて、ちょっと高い目標を目指してみたくなったりするでしょう。その勢いで前に進んでいきたいところです。9月は8月のノリを行動に移し、アクティブに前進していきます。5月頃から「今の自分がやっていることに、意味なんてあるんだろうか」とモヤモヤしていた人も、このあたりでスパーンと吹っ切れるのでしょうね。そして、この9月はモテ期でもあります。あなたの魅力が内側から輝き、人目を集めることでしょう。恋を探している途中という人は、いろいろな人と接点を持っていきたいタイミングです。
10~12月の運勢
足もとも遠くも両方に目を向けるような、非常に哲学的な季節を経て「原点に帰る」ようなタイミングです。自分にとって、何が本当に大切なことなのか。大事にしたい発想は何か。育った環境や親、先生から教わったことなど自分の「ルーツ」を丁寧にたどっていくのはよい選択と言えるでしょう。身近な人との語らいも、あなたにヒントや癒やしを与えてくれそうです。12月前半は多忙な2020年のラストスパート。自分がやるべきことにおいては、先延ばしすることなく誠意を持ってやりきる、そのことを第一にしてください。すごいことをしようとか、派手に一発目立とうと思わなくても大丈夫です。「やるべきことをやる」、それ以上に大事なことはありません。そして下旬から、恋愛運に強い追い風がダブルで吹いてきます。恋をしたい人も、自分にとってベストなパートナーと幸せになりたい人も、今のパートナーと幸せに暮らしていきたいという人も、ぜひ楽しみにしていてください。覚えておいてほしいのは、従来のパートナーシップ観にとらわれる必要はまったくない、ということ。あなたと、あなたの大切な人が幸せを感じる新しいパートナーシップを、つくり上げていきましょうね。
開運アクション
日常でちょっと冒険をする
この下半期は、日常の中でちょっと「冒険」をしてみましょう。たとえば「どう考えても変な味だろう! 企画した奴呼んでこい!」とツッコミたくなるお菓子を買ってみる。卵焼きに「それはないだろう!」と思う具を入れてみる。通勤途中に絶景スポットに寄り道してみる。そんな冒険が下半期のあなたに思わぬひらめきを与えます。楽しみながらやるのがポイントです。脳内で楽しい化学反応が起こる瞬間を、どうぞお楽しみに。
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