「同じ方向を見つめる人」を
大切にしましょう
全体運
蟹座の2020年の年間テーマは人間関係、中でも一対一の「パートナーシップ」にスポットライトが当たります。パートナーと聞いて、あなたがイメージするのはどんな存在でしょうか。配偶者や恋人など、愛情関係を媒介とした関係性でしょうか。相棒という言葉が似合うような、信頼感を持ち合える関係性でしょうか。ビジネスでも「パートナー企業」「外部パートナー」なんて言葉がありますよね。いずれにせよ、「私とたくさんの人」ではなく、価値ある特定の人との親密な関係性を「パートナー」と呼ぶのだろうと思います。今つながっている大切な誰か、もしくはこれから出会う誰か。そうした人たちとの関係性についていつも以上に強く考え、熱量を持って絆をつくり上げていこうとする流れは、下半期も続いていきます。世界にひとりの愛する人を見つけ、そうした人と愛ある関係を築いていける、絶好のチャンスです。
ただ、おそらく5月頃から9月中旬までは、誰とつき合うべきか、どんな関係を築いていくべきか、迷いが生じるでしょう。それは決してマイナスの迷いではなく、あなたが自分や相手を客観的に見つめ、本当の幸せは何かを見極めるための時間です。あなた自身がふたりの関係性を大切にできているか。相手があなたを大切にしているか。そうしたことが問われますし、クリアに見えやすい時期なのです。仮に、パートナーがどんなに社会的に評価される立場の人であっても、やさしい部分があっても、あなたを粗末にするならば、この時期の違和感はスルーしてはいけません。迷ったときは、星が「今が一番クリアに見えるタイミングだよ!」とサインを送っているとき、と考えてもよいかと思いますよ。今は恋を探している途中という人も、夏の間は自分にとってどんなパートナーがベストなのか、どんな関係性が幸せになれるのか、自分の本心を明確にするのにとてもよい時期です。恋人ができれば誰でもいい、結婚できればどんな関係でもいいという人はいないはず。縁があって一緒になるのです、幸せになりたいですよね。ワインが飲みたいと思っているのに「お酒が飲みたい!」と思っていたら、焼酎が来るかもしれません。ワインを飲みたいなら「ワイン!」と思っていなければいけない。自分の本心を知る価値というのはここにあります。どちらの場合も、9月後半からは前向きな動きが戻ってきますので、どうぞご安心ください。
加えて、下半期はキャリアにおいて大きなチャンスが巡ってくることになっています。いえ、むしろ「チャンスをもぎ取りに行く」という言葉がぴったりなほどの、強気の運が巡ってきているのです。この6カ月間、自分が理想としてきたものに限りなく近づく、願ってもいなかったスケールで挑戦の機会を得るという人は非常に多いでしょう。自分の武器を磨きに磨いて、いつでも飛び出していけるくらいの気持ちでいてください。ここでの道行きは、決して孤独なものではありません。冒頭で述べたとおり、パートナーに恵まれる年です。あなたが挑戦しようとするとき、あなたの隣にはかけがえのない誰かがいるはずです。恋愛感情を媒介につながる相手でも、あなたの挑戦を心から応援してくれる人こそが、あなたを幸せにしてくれる人です。『星の王子さま』という、世界中で愛される美しい物語を書いたサン=テグジュペリは、自身の経験をもとにして書いた『人間の大地』という作品で「愛とは互いに見つめ合うことではない。一緒に同じ方向を見ることだ」と書きました。これは恋愛ではなく友情についての言葉なのですが、今年のあなたの隣には、きっと同じ方向を見る人が現れるだろうと思います。いえ、そういう人を「選ぶ」という意思を持って、下半期を歩んでいきましょう。あなたなら、きっとよい日々にできるはずです。
7~9月の運勢
6月後半から始まったイレギュラーな時期を引っ張るかたちで、下半期がスタートします。7月12日までは何かと想定外のことが多くバタバタしがちなのですが、時間に余裕をもって慎重に過ごせば大丈夫でしょう。面白い再会があったり、過去の失敗をリベンジできたりといった、普段は起こらないようなミラクルもあるはずです。そこさえ過ぎてしまえば、7月下旬にはフレッシュな気持ちで新しいことを始めることになるでしょう。8月に入るとすぐモテ期に突入するなど、胸躍ることの多い夏になるはずです。全体運でも触れたようにキャリアへの挑戦がスタートしますが、ここでの努力は収入アップも狙っていけるなどうれしい要素も加わるでしょう。チャンスと思ったらスピーディにつかみに行くことで、運も巡ってきやすくなります。特に8月後半から9月頭はあなたにとって有利な情報が入ってきそうな見込みがありますから、情報へのアンテナは常に張り巡らせておいてください。なお、夏の間パートナーシップについて迷いが生じていた人も、9月中旬からは思いが定まってきます。迷いの時期もまっすぐに向き合い続けた頑張りが、ここからしっかりと報われていくのだろうと思います。
10~12月の運勢
引き続きパートナーシップに強いスポットライトが当たり続けますが、恋を探している人にとってはちょっとモタつきを感じやすいのが10月です。話は盛り上がるのになかなか友達以上の関係に発展しなかったり、いい感じで連絡し合っていたのに急に返信が滞るようになったり。10月後半から11月頭にかけては、先を急いでもうまくいくものではありません。「うまくいく縁ならチャンスは来る」くらいの気持ちで、前向きに過ごすといいでしょう。11月下旬から12月半ばにかけては恋愛運もパートナーシップ運もダブルで上がる好調期なので、焦らなくても大丈夫。自分の時間を大切にできるといいですね。仕事に関しては、引き続きキャリアへの挑戦が続いていきます。11月中旬まではガンガン挑戦するよりも、リスクヘッジをしっかり考えた慎重な行動がプラスとなります。勢いだけで見切り発車すると、思わぬ落とし穴が待ち受けているので注意して。12月下旬、星の移動とともに2021年の年間テーマが早くもスタートします。人との関わりが濃くなり、大事なものを受け継ぐ、学ぶという動きが出てきます。人の思いや誰かが大事にしてきたものをいかに受け入れるかが、ここからのカギです。
開運アクション
「イヤです」と言える自分になる
蟹座の人は、身内にはとても甘い人です。身内以外にはびしっと厳しいことを言ったりするのに、大好きな人や友達にはとことんやさしく甘々な接し方をしたりします。愛情深いところはあなたの魅力ではあるのですが、この時期はイヤなことははっきり伝えたほうが関係性がよくなります。「相手が気を悪くするのでは」と気になるのであれば、まずは小さなことから伝えるといいですよ。ぬいぐるみに変な名前をつけるのはイヤ、とか。
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