世界を広げながら自分を
見つめる「転機の前夜」
全体運
2020年下半期の牡牛座は、相反するふたつの自分が同時に存在しています。ひとりは「世界をどんどん広げていく自分」。これは上半期からずっと続く傾向で、文字どおり世界に目を向ける人もいるでしょうし、ひとつのテーマを深く学ぶことで活動の幅や知識を増やしていく人もいるでしょう。愛とは何か、人生とは何か。答えのない問いを、真剣に探し求めることにもなりそうです。知らない場所を旅するように、とても自由で伸びやかな思考の自分を楽しんでください。
もうひとりは、下半期からメンバー加入する「とことん自分を見つめる自分」です。普段は見ないふりをしているコンプレックスがどうにも気になって仕方がなかったり、自分のこういうところを変えていきたいという気持ちが強まったりと、自分に厳しめの視線を投げかけることになるのでしょう。
下半期、このふたつの「自分」は同時に起こりますが、これは矛盾するものではありません。外へ外へとどこまでも視野を拡大させながら、同時に自分をも見つめている。視野を広げたからこそ理解できる自分もいるでしょうし、変わりたいという思いが視野を広げることもあるでしょう。ぶつかり合うどころか、素晴らしい相乗効果をあなたにもたらしてくれるのだろうと思います。ひとつ申し上げるのなら「自分を変える」ということは必ずしもよいことばかりではない、ということだけは心に留めておいてください。これまで長い年月をかけて、丁寧に積み上げてきた自分です。そうそう簡単に変わるものではありませんし、安易に変えることに価値はないのです。「変わりたい」と思ったときほど、なぜそう思うのかを深く深く見つめてみる。怒りにせよ、悲しみにせよ、押しつぶしてきた何かにせよ、自分が持っているものを見つめるのです。「見つめるぞ〜!」と力むよりも、小さな弱い自分とそっと、向き合ってあげるように。そうすることで、今年の星回りが生きてきます。ここで考えたことが、向こう数年間にわたり、自分を支えることになる人も多いはずです。
さて、世界が広がることは、あなたにたくさんのものをもたらしてくれます。新しい趣味を見つける人は多いことでしょう。これまで出会ったことのないタイプの人と接点ができて、価値観が変わるようなこともあるかもしれません。SNSもこれまで以上に楽しめるでしょう。たくさんの人と接点を持つ中で、仕事や恋愛もこれまでにないくらい、豊かなものとなっていきそうです。
12月後半、どの星座の人にとっても非常に大きな転機が訪れます。’21年のテーマが早くもスタートするのですが、22日には20年に一度の「星の節目」が訪れ、時代が大きく変化することになっているのです。同じタイミングで200年に一度の節目も巡り、物質や所有、金銭が重視される時代から、知性とコミュニケーション、移動が重視される時代へと、世の中を支配する価値観が変わります。その変化の中、星座によって異なるテーマと向き合っていくことになるのですが、牡牛座の人が向き合うことになる’21年のテーマは「キャリア」です。’20年は社会全体で、働き方とそこに付随する価値観が大きく転換した年でした。これまで常識だったやり方がいろいろなところで「なくてもよかったね」となり、新しいスタンダードにみんなが少しずつ、慣れていきました。時が移って病の心配がなくなっても、もう以前のようには戻りません。誰もがこれまでよりも自由な働き方とつながりを目指して、新しい働き方をつくっていきます。牡牛座の人は、まさにそうした新しい働き方のために用意されたような仕事運を、全身で受けていくことになります。’20年の間、考え続けた「人生とは」といった答えのない問いや、自分をとことん見つめた視線といったものも、きっと役立つはずです。
7~9月の運勢
目指すものが少し揺らぐかもしれません。ここまで必死で頑張ってきたことが急にどうでもよくなったり、かつて打ち立てた目標が今はもう気持ちとズレてしまっていることに気づいたりする時期です。「せっかくここまで頑張ってきたのに」という思いはあるかもしれませんが、もしも色あせて見えてしまったのなら、回収ができないサンクコストにはとらわれないこと。今まで頑張ってきた自分をねぎらって、すっきり手放したほうがいいのです。空いた手で、新しい運をつかむことができますから。この時期は周囲の人とのコミュニケーションも活発になり、たくさんの知的な刺激を受けることができます。9月上旬には、迷いもすっきりして先が見えてきます。また、仕事を中心にとても忙しくなるのですが、目の前のことだけでなく、5年10年先を考えたロングスパンの見通しもしっかり持っておきたいところです。恋は8月後半から9月が盛り上がりそう。カップルは会話が増えて楽しい時期です。恋を探している人もメッセージのやりとりなど、言葉を介して心の距離を縮めていけるでしょう。特に、9月17日の新月前後は恋が始まりやすいタイミング。自分から動くことがカギとなります。
10~12月の運勢
仕事でもプライベートでもコミュニケーション量が増加。交渉や相談事、調整といった機会が増え、充実した時間を過ごすことができるでしょう。他人に寛容であることを心がけさえすれば、実りある結論を出すことも難しくありません。ただし、10月半ばから11月頭にかけてはやや注意が必要。意見が噛み合わなかったり、タイミングが悪かったりと、本来ならうまくいく話もなかなかまとまりません。大事なプレゼンや交渉、話し合いはここを避けてスケジューリングするとよさそうです。恋は10月頭から12月半ばまで、ずっと温かな追い風が吹き続けます。カップルもシングルの人も、ドラマティックな展開を期待しやすいでしょう。特に11月15日の新月前後では、特別な約束をしたり、ふたりの関係性が一歩進展したり、ということもありそうです。12月半ば、2021年の年間テーマが早くもスタートします。キャリアにおけるチャンスが訪れやすい時期ですから、望むキャリアをしっかり胸に描いておきましょう。そうすることで、チャンスを見分けるスピードが変わってきます。これまでの「常識」や「今までどおり」にこだわらなくて大丈夫です。自分の理想をしっかりと、追い求めていきましょう。
開運アクション
何の役に立つのかわからない勉強をする
社会人の勉強というと資格取得やスキルアップなど実用的な学びが思い浮かぶものですが、下半期はあえて「これを学んで何の役に立つの?」と思えるようなことをやってみるとよいでしょう。もちろん興味を持てることが大前提ですが、美術や音楽など芸術に触れるもよし、哲学や古典をガッツリ読むもよし。もしも関心があるなら占いの仕方をかじってみる……なんてことも。コスパや実用性を考えないところに、開運のカギがあります。
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