山羊座【12.22 - 1.19】

意思の力で、
幸運をつかめる

全体運

「幸運と拡大の星」と呼ばれる木星があなたの星座に巡ってくる2020年。その名のとおり、積み重ねた努力が大きく「拡大」して報われてきたり、チャンスのスケールが「拡大」したりする年に当たっています。胸に秘めた情熱と粘り強さが身上の山羊座ですが、’17年から現在に至るまではかなりストイックに自分自身を鍛錬してきたはず。この働きをもたらすのが「制限と試練の星」と呼ばれる土星です。土星は山羊座の守護星(というものが、占いでは決められているのです!)でもあるので、試練というのもどこか納得できる節はあったと思います。たとえば、自分でもわかってはいるけれど見たくない、そんな弱さや甘さに正面から向き合わされるとか――。今、頑張らなければまずいのもわかっている、それでもやっぱり身動きがとりにくいような、窮屈な状況の中で日々、努力を重ねてきたのでしょう。頑張ってきましたね。

 ’20年上半期、そうした試練はラストスパートを迎え、木星の豊かでおおらかな追い風も受け、随分過ごしやすくなってきたことを感じた人は多いのでしょう。星回りのせいだけではありません、あなた自身が努力を重ねて、成長してきたことの証しです。5月からは少し、モタつきを感じることもあったでしょうか。頑張りきれていないところがやたら気になり始めたり、一番言われたくない人に弱みをズバッと突かれたり、「頑張ってるのに!」と頭を抱えたくなることがちょっと増えてくるんですね。この流れは9月半ばまで続くのですが、星がメッセージを投げかけてくれているのだと前向きに転換して受け取ってよいと思います。たとえば「あ、この問題は今解決しとけってことだな」とか「今に見てろ!」とエネルギーに変えたり。人はずっと調子がいいとどうしてもダレてきます。幸運期をダレたまま走り続けたり、のちのち大きな問題になることをスルーしたりしていたら、ちょっともったいない。だから起こっていることだ、と。ちょうど下半期に入ると同時に、あなたには幾度となく「原点回帰」のタイミングが訪れます。仕事でも愛でも「もともと、何を幸せと思っていたのだろう?」と思い至るのです。お金じゃなくてやりがいだったなとか、泣くんじゃなくて笑っていたかったな、といったことをかなりの熱量で考えることになるのです。迷っている自分をビンタして「気づけ〜!!!」と、我に返らせるようにして。

 自分は自分の、一番の味方です。どっか行けと思ったって、絶対にいなくなることのできない、最強のサポーターです。いつだってそうではあるのですが、この時期の山羊座の人々にとっては、特にその傾向が顕著です。だからどうか「自分で自分がわからない」「自分なんて信用できない」などとは思わないでいていただきたいと思います。ほかの誰かからヒントをもらうのもいいでしょう、相談するのもいいでしょう。でも、この下半期、一番向き合うべきは自分です。

 さあ、幸せになる意思はしっかり持ちましたか。悩むなら、走りながら考える。できることは全部やってみる。間違ったかもしれない、と思ったら原点に帰れば、また正しい方向にロケットスタートを切ることができます。いらないものはどんどん、捨てていきましょう。というのも、木星は「拡大」の意味合いを持つ星です。いいものはもちろんですが、悪いものもまた拡大するのです。イマイチ木星の恩恵を感じにくいという人は、変な運やご縁をぎゅっと握り締めたままにして「拡大」させてしまっているのかもしれません。特に、あなたを粗末に扱う人や、あなたの大切なものを軽んじる人は、決して選んではなりません。それは、あなたに必要のないものです。幸せになると決めて、大切なものを大切にするんだと心に誓って、前に進んでいきましょう。意思はあなたの、お守りです。

 

7~9月の運勢

 パートナーシップについて大きな動きがありそうな3カ月です。恋人や配偶者などプライベートなパートナーはもちろんのこと、仕事でタッグを組む相手など、一対一の関わりを持つ人が対象です。今、頭の中に浮かんだ顔は誰ですか? 親しければ親しい関係であるほど、その人に心を傾けて過ごすようにしましょう。自分なら何をしてあげられるだろう。どんな言葉をかけてもらったらうれしいだろう。迷惑ではないだろうか、困らせてはいないだろうか。さまざまな想像があなたの中に去来するだろうと思いますが、いけないのは「わかったつもり」になることです。あなたはこういう人だよね、普通こういうことをされるとうれしいよね。そんな感じにパターンに当てはめると、見えているものも遠い霧の向こうに行ってしまいます。複雑な心を単純化せず、複雑なものとして扱うこともまた、やさしさや思いやりです。下半期はそうしたことを、嫌というほど実感するのかもしれません。なお、自分自身が迷いや悩みを抱えているとき、この夏は相手にぶつけるのはあまりよい選択とはいえません。あなたがひとりで考えきることに意味があるからです。9月後半には、すっきりするはずなので安心して。

 

10~12月の運勢

 12月半ばまで、一気に駆け抜けていくような勢いのある星回り。特にキャリアについては、自分が主導権を握るかたちで動かしていけるはずなので、理想を目指して「やれることはやる」という意思を持って動きましょう。特に10月はハプニングもありますが、自分からコミットする意思を持てば人にも恵まれ、いい動きができるはずです。過去、どうしてもやりきれずに後ろ髪を引かれる思いで過ごしてきたことがある人は、ここで挽回できるはずなのでトライしてみてはいかがでしょうか。11月に入ると人間関係が好調に。周囲の人から助けてもらえたり、あなた自身が誰かの味方をしたりといったこともありそう。ここでは、スタンドプレーはNG。チームワークを意識して動いてみて。12月はいよいよラストスパート。19日まで星が味方してくれますので「やりきった」と思えるところまでやってみましょう。さて、ここまで読んで「それ以降は何もないのか」と思われる方もいるかもしれませんね。大丈夫、そんな寂しいことはありません。ここからは、これまで得たものをしっかりと自分のものにしていく流れが始まります。ここまで頑張ってきたんですもの、「報われていい」と思って大丈夫です。

 

開運アクション

写真をたくさん撮る

 ふと見上げた空の色、夏の木々の影、おいしいものの数々、大好きな人の姿。この下半期の風景は、いいなと思ったものをたくさん写真に撮っておきましょう。映えるかどうかは気にしないのがコツ。ただただ、自分が「本当にいいなあ」と思うものだけを集めていきましょう。それは、あなたが手に入れたかけがえのない心の資産です。元気なときも、そうでないときも必ずあなたの力になるはず。まずは気軽に始めるとよさそうです。

 

下半期全体の占いはこちらをチェック!

 

FEATURE
HELLO...!