乙女座（8.23-9.22）

こまやかな観察眼と頼もしい実行力で道を切り開く乙女座には、希望に満ちた未来と成功をもたらすオパールを。愛らしいピンクオパールと風配図を飾った「ローズデヴァン」が、2022年下半期を正しい方向に導いてくれる。
ブレスレット〈ピンクオパール、ダイヤモンド、マザーオブパール、PG〉￥880,000／クリスチャンディオール（ディオールファインジュエリー）

ギュッと密度の濃い夏から冬を味わって

人間関係も、恋も仕事も、とても濃密な半年間です。特に７月いっぱいは、誰かの心やこだわっている出来事に対し、とめどなく深入りしたいという欲求が鮮明になります。普段なら適度な距離感でＯＫとするところを、この時期は「もっと深く、確実につながらないと気が済まない」「どんなに小さなことでも知りたい」と強く感じるのです。表面的なつながりではとうてい満足できず、もっともっとと貪欲かつ真剣に関わりを持っていくことも。

たとえば恋であれば、言葉でわかり合うことはもちろん、隣り合わせて触れる体温から、つないだ手の柔らかさから、相手を全身で感じたいと思うでしょう。相手を愛するあまり「誰にも渡したくない」「ほかの人を視界に入れてほしくない」と、独占欲や嫉妬心を抱くに至ってしまう可能性も高そうです。こんなことを申し上げては叱られるかもしれませんが、秘密の恋に発展するご縁も、いつもより多めと言えそうです。

相手もそれを望んでいたり、同じ熱量の持ち主だったりするならいいのです。ただ、そうでない場合は、あなたの愛が重さとして伝わってしまいやすいかも。そこまで思える相手と巡り合えたことの幸せを、頑張りたいテーマを見つけられた喜びを全身で味わいつつも、関わりというものは相手があってこそ。大切であればあるほど、実際の相手の表情を、一挙手一投足を、客観的に見られるといいですね。

なお、８月から１０月にかけては、関係を維持するカギが「秘密」にある人は要注意。もちろん普段から軽率なことはしていないと思うのですが、嘘や秘密が思わぬかたちで白日のもとにさらされやすい時期にあたっています。相談という名目で誰かに話したことが漏れたり、うまく隠せていると思っていたら周りの人にはバレバレだったり、といったことが起こりやすいかもしれません。

ただ、振り回されるばかりでもないのだろうと思います。というのも１１月から１２月下旬にかけて、人を愛すること、パートナーシップを築いていくことについての「振り返り」のタイミングが訪れます。一生懸命になるあまり嫉妬心や独占欲が高まってつらい思いをしていた人も、そんな愛し方をしなくても心はつかめると学べるのかもしれません。何を伝えて、何を伝えるべきでないかの区別をはっきりつけられるようになる人も多いでしょう。そうすることで初めて、「ふたりでいることで喜びは２倍に、悲しみは半分に」という、分かち合いの関係をつくっていけます。寄りかかりすぎず、求めすぎることもなく、ただ愛のもとにおいて。

信頼を積み重ねていける時期。目指すならば、さらなる高みを

仕事においても、運気はかなり濃密。２０２０年末頃から、自分を追い込むようにして仕事を頑張ってきた人は多いだろうと思います。ときにみずからプレッシャーを背負いに行くようなこともあったかもしれませんが、頑張っていらっしゃいましたね。こうした努力は２０２３年春まで続くことになっているのですが、自分に厳しく過ごす日々のなかで、実力も信用も高まってきたことは間違いありません。

今期の乙女座さんが向き合うといいテーマとしては、まずは１０月頃までに仕事の進め方やワークスタイルを変えてみる、ということ。今のやり方ばかりをよしとせず、ルーティンやフローを見直したり、リモートワーク中心で仕事を組み立てたりと、毎日に新鮮な風を吹き込んでみるといいでしょう。また、ここまで「ひとりで頑張る」ことが多かった人は、意外な人から助け舟を出してもらえる暗示も。ひとりで全部を頑張る必要はないのだと、肩の力を抜いて頼ってみるといいでしょう。

キャリアにおいては、８月２０日から２０２３年３月下旬まで、強い追い風が吹き続けます。闘うようにして望むチャンスや立場、やりがいのある仕事を手にする人はとても多いでしょう。もしもあなたが望むなら、というお話ではありますが、組織のトップを目指してみるというのもいい選択です。たとえば、若手なら数字でトップに。ベテランならチームや会社のトップに。そうすることで俄然やる気が高まり、成果を上げることができるでしょう。この時期は非常に多忙ですが、それだけ「人から求められている」ということの証拠と考えていいでしょう。１２月上旬、これまでの努力が報われるかたちで、キャリアに前向きなことが起こる暗示も出ています。ただ、もしこの段階で「なんとなく、求めていたことと違う気がする」と思ったなら、仕切り直しもアリと思っていてください。いくら多くの人を巻き込んで、引き返し難いような状況でも、勇気を出して調整をはかっていくこと。ゴメンで済まないところも頑張って済まして、自分のために動きましょう。それが最終的に、周りの人のためにもなります。