魚座（2.19-3.20）

直観力に優れ、人と人との間に境界線をつくらない魚座に寄り添うのは、心からの癒やしをもたらすエメラルド。ラウンドブリリアントカットのエメラルドを40個、中央にダイヤモンドを一粒配した存在感抜群のピアスで、下半期をポジティブに、ストレスフリーに乗り切りたい。
シングルピアス「ポセション」〈エメラルド、ダイヤモンド、PG〉￥932,800／ピアジェコンタクトセンター（ピアジェ）

頑張ったことの手ごたえが表れ始める

２０２２年上半期は、頑張っていらっしゃいましたね。ラッキースター・木星があなたのところで輝き、「１２年に一度の幸運期」とも呼ばれる時期が巡っていました。ここ最近、味わったことがないほどの忙しさに見舞われた方は少なくないでしょう。またとないチャンスが巡ってきて、全力でコミットしていた方も多いだろうと思います。あなた自身も少し欲張りになって、「まだまだ頑張れる！」とばかりにお力を発揮してこられたのかもしれません。なかには「自分はただただ忙殺されていただけで、ラッキーと思えるようなことは何もなかった」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。そう、幸運期って忙しいのです。チャンスが巡ってくれば行動を起こさなくてはいけませんし、新しいことをするとなれば慣れないことに力を尽くさなければいけません。「１２年に一度の幸運期と言われたのに、あまりにイメージが違う」と嘆かれる方は少なくありません。

でも、がっかりしなくても大丈夫です。私は思うのですが、いいものを受け取るのはこれから。早ければ７月、遅くとも年末から２０２３年５月中旬までに「あのとき頑張っておいて、本当によかったなあ」と思えるようなことがあるはずです。たとえば実力が身についてきたことを実感できたり、それに伴って収入がアップしたりする人はとても多いでしょう。仕事をした際に、周囲の反応がよいほうに変わったという人も少なくないはずです。これから転職を考えている人は、ぜひ自信を持ってアクションを起こしてみてください。いい結果につながりやすいはずです。過去の自分の努力が、何よりのお守りです。

そんな下半期、特に意識しておきたいことはふたつです。ひとつは、実力にさらに栄養を与えること。ここまでの努力によって、あなたには相応の力がつきました。それが痩せないよう、練習や知識のインプット、アウトプットなどをやっておくと運にブーストがかかります。もうひとつは、価値観のアップデートです。特に「お金とモノ」がその対象です。たとえば、チープで品質のよくないものをたくさん買うよりも、品質にとことんこだわっていいものをひとつ買う。たとえば、セールだからと気に入っていないもので妥協するよりは、セール対象外でも「これだ」と思えるものを買う。「好き」を基準にして購入したものであれば、余計な出費を抑えて心も潤うことでしょう。

下半期と申しましたが、正確には２０２３年前半にも続く流れです。時間の使い方を考えるとき、ショッピングを楽しむとき、ぜひ心に留めておいていただけたらと思います。

大切なのに反発するあまのじゃくな気持ちに

あなたは共感能力に長けたやさしい人ですが、この時期は少々あまのじゃくな気持ちになりやすい予感。表ではにこやかに振る舞っている分、家族やパートナーの前ではちょっぴりワガママを言いたくなってしまったり、幸福の輪郭がはっきりしないままにそれを追いかけて何げない日常の幸せに目を向けなかったりと、珍しく「自分らしい本当の気持ち」と「現実の行動」がリンクしにくいのです。ただ、これはあなたが自立心を手に入れ、自分の足ですっくと立つまでの、過程にすぎません。もちろん、今のあなたが周りの人に甘えてばかりと申し上げたいわけではありません。あなたは、やるべきことはちゃんとなさっています。それでも無意識のうちに甘えていた部分があった場合、あまのじゃく的アクションのあとに「あの言い方はなかったな……」「あれは自分がよくなかったな」と反省することで、繰り返さないように成長していけます。

この時期を前向きに乗り切るには、ふたつのポイントがあります。ひとつは、幸福の輪郭をしっかりと、描き出すこと。実体のはっきりしない、まぼろしでしかない状態の”何か”というものは、あらゆる幸福の可能性を内包しています。何にだってなれますし、どんな幸せもかすんで当然です。今あるものへの感謝も、表面的なものになりやすいでしょう。絵でも、文章でも、紙に書くことで明確な実体を持たせると、ふわふわと定まらなかった心もちゃんと行き先を見つけられます。

もうひとつは、いろいろな人と交流を持つこと。異業種交流会に出るのもいいでしょうし、婚活を頑張っている人なら婚活パーティもおすすめです。本がお好きなら読書会、お酒が好きならワイン会と、いいなと思える場所に足を運んでみるといいでしょう。親世代、祖父母世代の人と会えば、子ども世代の言葉やフラストレーションを受け止めるほうの気持ちもわかるかもしれません。自分よりも下の世代の人となら、自分にはない若々しい感性に驚かされるかもしれません。どれも貴重な学びであり、あなたを豊かに成長させていくものになりうるだろうと思います。