【レポシ】のジュエリー、「ベルベル」｜人生を彩る名品図鑑

工業デザインを学び、アールデコを愛したコンスタンティーノ・レポシが、1957年に最初のブティックをイタリア・トリノにオープンしたことから歴史が始まった、ジュエリーメゾン、レポシ。その後、息子のアルベルトが1970年代後半にモナコ公国モンテカルロに移り住むと、モナコ王室の公式ジュエラーとして国際的な地位を確立。以降も挑戦を止めることなく、1986年にはフランス・パリのヴァンドーム広場に拠点を移動。モナコ時代のグラマラスなジュエリーを発展させ、パリらしいエレガンスを宿したジュエリーを提案することで、新たなる歴史を築き上げてきた。

そして2007年、アルベルトの娘であるガイア・レポシがわずか21歳でアーティスティック・ディレクターに就任すると、メゾンのビジョンを再び一新することに。幼少期から視覚芸術に興味を持ち、パリのエコール・デ・ボザール（国立高等美術学校）で絵画と考古学を学んだガイアは、ジュエリーの伝統的なデザインコードを再解釈して、アートや建築からインスパイアされたコンテンポラリーな作品を次々に発表。その独創的なジュエリーは「アール・ア・ポルテ（身につけるアート）」と称され、今日のレポシはアヴァンギャルドな感性を備えたジュエリーメゾンとして、目の肥えたジュエリーラバーやファッショニスタに高く評価されている。

創業から今日に至る長い歴史の中で、常に新たなクリエーションに挑戦し、メゾンを軽やかに発展させてきたレポシだが、現在のコンテンポラリーな世界観を決定づけるアイコニックなジュエリーとして知られるのが、「ベルベル」コレクションだ。

2011年に、ガイアのアーティスティック・ディレクター就任後、初のコレクションとして誕生した「ベルベル」。ミニマムなラインを繰り返した建築的でユニークなコレクションは、アフリカ北部の砂漠に住む遊牧民、ベルベル人系トゥアレグ族の特徴的なマルチラインのタトゥーや、アメリカのミニマルアートを牽引した伝説的アーティスト、ドナルド・ジャッドの作品からインスパイアされているという。

均整のとれたスペースと、細いリングや太いリングが交互に配されたデザインは、繊細でタイムレスな美しさに満ち溢れ、スタッキングしやすい形状で、自分らしいコーディネートを楽しめるジュエリーとしても大人気。また、グラフィカルな佇まいとは裏腹に、第二の肌（セカンドスキン）をまとっているかのように心地よく身につけられるのも、「ベルベル」の魅力だ。

時代を凌駕する美しさに満ち溢れたこのモダンジュエリーは、一つ取り入れるだけでスタイリングをたちまちブラッシュアップする逸品。さらにレポシのジュエリーは全て、イタリアとフランスのアトリエで一点一点、熟練の職人たちの手で丁寧に作られており、その卓越性も「ベルベル」を名品として輝かせている。

毎日の装いに“自信とセンス”を授けてくれる、相棒ジュエリー。それこそが、「ベルベル」が愛され続ける理由と言えるだろう。

2011年に誕生して以来、レポシの新たなるシグネチャージュエリーとして人気を博してきた「ベルベル」コレクション。2020年にはカラフルなバリエーションとして、ピンクゴールドとラッカーを組み合わせた「ベルベル・クロマティック」コレクションを。そして2021年にはコレクション誕生10周年を記念し、東京限定としてマッチャグリーンカラーのリングを発表。さらに2022年にはコレクション初のペンダント、2023年には同じく初となるブレスレットをリリースするなど、ミニマルな世界観はそのままに、コレクションを絶えず拡大させてきた。

ここからはそんな豊かなラインナップの中から、SPURがおすすめするアイテムを厳選して紹介！

建築的なラインで魅せるアイコニックなリングは、ひとつ身につけるだけで主役級の存在感を放つ。ソリッドな見た目からは想像がつかないほど、なめらかなつけ心地も魅力。

「ベルベル」らしいクリーンなフォルムのリングをパヴェダイヤモンドで繊細に彩った、エンゲージやマリッジリングとしても人気の一品。華奢なデザインで、他のリングとの重ねづけもしやすい。

ピンクゴールドとダイヤモンドがプレシャスな輝きを放つダブルイヤーカフが、表情にユニークなアクセントを添える。ミニマルな佇まいで、エレガントからモード、カジュアルまで幅広いファッションにマッチ。

パヴェダイヤモンドが煌めく小ぶりのフープピアスが、耳もとにさり気なく知性を添える。トレンドに左右されないエターナルなデザインで、人生の相棒として毎日身につけたくなる逸品。

鮮やかなラッカーがアーティなムードを醸す、「ベルベル・クロマティック」コレクションのリング。モードとクラシカルが共存した濃厚なネイビーブルーが、唯一無二の手もとを完成させる。

2021年に「ベルベル」誕生10周年を祝し登場した「ベルベル・クロマティック シティーズ」は、モナコ・東京・ドバイ・パリ・ロンドン・NYなど各都市限定カラーで彩った7つのリングを展開。東京をイメージした“マッチャグリーン”は、ガイアが愛する抹茶や日本の自然の美しさがインスピレーション源になっている。

「ベルベル」のシグネチャーリングを再解釈し、プレーンゴールドのサークル、パヴェダイヤモンドのライン、シグネチャーバーで構成されたペンダント。シングルチェーンとダブルチェーンを組み合わせた独創的なデザインが目を惹く。

前出のペンダントと同じデザイン構成で仕立てたブレスレットは、日常使いに最適なボリュームで使い勝手抜群。ドレスアップスタイルはもちろん、普段のカジュアルウェアにもよく似合う。