地元・横須賀が遠くに見える。「名前の"海"は、相模湾のことなんです」ジャケット¥59,000/デサント ブラン 代官山(デサント オルテライン)
千葉・南房総の鋸山に行ってきました。休みの日は疲れがとれるまで寝て、映画を観て飲みに出ることが多いんですが、登山となると話は別。早朝集合して、昼過ぎ、遅くても夕方前には下山できるよう計画します。
鋸山は室町時代から昭和まで続いた石切り場だったそうで、削られていくうちにどんどんかたちが変わり、遠くから見るとノコギリのようなギザギザの山容。標高が330mと低いから牧歌的な山なのかと思ったら、ウォーキング・デッド的な映画が撮れそうな採石場跡があったり、錆びた掘削機が放置されていたり。山頂には岩に彫った大きな観音像まであり"アンコールワットかラピュタか" といわれているそうで、自然だけじゃなく、この山とともに生きた人々の生々しい跡が感じられて面白い。僕、わりとリサーチ好きで、山はコースや時間配分といった安全面だけじゃなく、どんな歴史があるのかも調べます。特に仕事だったら、演じる役については時代背景や史実は知っておきたい。それだけで、物事への理解というか楽しみ方が全然変わってくると思うんです。
道を間違えたり、採石場跡や"地獄のぞき"のある寺(拝観料600円)まで寄っていたら5 時間以上歩いていました(笑)。しかし、漁港で新鮮な魚を食べビールを飲んでも、18時くらいには帰ってこられるこの近さ! 百名山、できれば北アルプスへ行きたいと思っていたけど、高い低いは関係なくその山にしかないよさがあり、やはり山はいい。ということで次回へ続きます!