【銀座・表参道・下北沢】おしゃれな大人酒場・新名所3スポット

東京に、新しい「大人酒場」が続々と登場。スターシェフが監修するガストロノミックなバーや、ウイスキーの魅力をオリジナルカクテルで探求する期間限定のショップ、ナチュラルワインとフュージョン料理を気軽に楽しめるビストロと、その日の気分とシチュエーションに合わせて「自分時間」を楽しめる3軒をご紹介。

東京に、新しい「大人酒場」が続々と登場。スターシェフが監修するガストロノミックなバーや、ウイスキーの魅力をオリジナルカクテルで探求する期間限定のショップ、ナチュラルワインとフュージョン料理を気軽に楽しめるビストロと、その日の気分とシチュエーションに合わせて「自分時間」を楽しめる3軒をご紹介。

銀座/【ST LOUIS BAR by KEI (サンルイ・バー・バイ・ケイ)】小林圭×とらや×サンルイのタッグが生み出す至福のバー空間

ST LOUIS BAR by KEI(サンルイ・バー・バイ・ケイ)
サンルイのオリジナルレシピのカクテル。左から、「ペニシリン」¥2,400、「ストロベリー・スピン」¥2,500、「グリーン・ライト」¥2,500。バーで使用されるグラスはもちろんすべて「サンルイ」のもの。美しいグラスで味わうカクテルの味は格別だ。

2024年4月、銀座に新たな「大人の隠れ家」が誕生した。

虎屋銀座ビルの12階にある「ST LOUIS BAR by KEI (サンルイ・バー・バイ・ケイ)」は、パリに拠点を置くシェフ、小林圭が世界で初めて手掛けるバー。そして「サンルイ」にとっても、名前を冠したバーはここ銀座が世界で唯一だという。「サンルイ」のグラスでドリンクを楽しみながら三つ星シェフが創作した料理やデセールをいただく。この贅沢を味わえるのは世界でもここだけ。ラグジュアリーを極めた空間だ。「バーフードはもちろんですが、デセールにも力を入れています。お酒を楽しむだけではなく食事としても満足していただけるメニューを充実させていく予定」と、小林シェフ。

 

ST LOUIS BAR by KEI(サンルイ・バー・バイ・ケイ)
グラスのみならずシャンデリアや照明まで、「サンルイ」の美しい輝きが空間を彩る。庭を眺めながら飲める半個室スペース。 photo:Ibuki Tamura

バーフロアでエレベーターを降りるとまず、サンルイのグラスを使ったアーティスティックなインスタレーションが迎えてくれる。美しいクリスタルの輝きは、まるでフランスのエスプリを象徴するかのようだ。中に入ると、大きなカウンターが二つ。客席のカウンターには地中で2000年の時を経て半化石化した神代杉を、バーテンダーやパティシエの作業カウンターには宮城県産の伊達冠石を使ってある。内装を手掛けたのは、乃村工藝社A.N.D.の小坂竜氏。日本固有の自然素材を用い、「木の文化」の日本と「石の文化」のフランスが融合するような工夫を凝らしつつ、大人の静謐な隠れ家をイメージして構成したという。

外には屋上へと続くテラスがあり、開放的な空間を四季折々の植栽が彩る。

ST LOUIS BAR by KEI(サンルイ・バー・バイ・ケイ)
空と土と植物。日本の美意識を表現する「庭」を銀座の中空に実現したテラス。photo:Ibuki Tamura

「大都市・東京の中心に日本を感じる場所を作りたい」という小林シェフの意図を実現したのは、プラントハンターの西畠清順氏。都会にいながら季節の移ろいを感じられる天空の庭園は、日本人にとってはどこか懐かしく、外国人にとっては日本の文化を体験できる場所となった。

最先端の「今」をリードするガストロノミー界のスターシェフと、500年の歴史を持つ老舗の和菓子店、そして16世紀にフランスで誕生したヨーロッパ最古のクリスタルメゾン。この三者のコラボレーションによって生まれた唯一無二の場所は、銀座の新名所となりそうだ。

ST LOUIS BAR by KEI(サンルイ・バー・バイ・ケイ)
住所:東京都中央区銀座7-8-17 虎屋銀座ビル12F
時間:17:30〜23:30 (食事L.O.22:30、ドリンクL.O.23:00)
休:月、日曜  
個室・半個室有 
https://www.maisonkei.jp/st-louisbar/

小林シェフのインタビューはこちらから>

表参道/【THE NIKKA WHISKY TOKYO (ザ ニッカウヰスキー トウキョウ)】新しいウイスキー体験ができる、期間限定のカクテルバー

ザ ニッカウヰスキー トウキョウ
「シングルモルト余市」をベースとし、桜チップスモークで煙を演出した「オールド ファッションド」 ¥1,600

ウイスキーの新しい楽しみ方を提案する「THE NIKKA WHISKY TOKYO」が、2024年12月25日までの期間限定で、表参道に登場。

近年、日本ではウイスキー人気が高まっているものの、飲み方としてはロックか水割り、ハイボールで楽しむ人が9割以上を占めているとか。欧米などの海外ではウイスキーを使ったカクテルレシピも多く、多様な楽しみ方が浸透している。ニッカウヰスキーでは創業90周年を迎えたこの2024年、ウイスキーの知られざる魅力を伝えるべく、アサヒビールと共にフラッグシップバー「THE NIKKA WHISKY TOKYO」をを展開している。

「THE NIKKA WHISKY TOKYO」は、「The Lounge -MEET-(ミート)」と「The Bar -EXPLORE-(エクスプロアー)」の2カ所のバーエリアのほかグッズを販売する「The Shop -ENRICH-(エンリッチ)」も併設しており、多角的なウイスキー体験を提供。

ザ ニッカウヰスキー トウキョウ
「THE NIKKA WHISKY TOKYO」は表参道の交差点のすぐ近く。仕事帰り気軽に立ち寄れるにあり、待ち合わせにも便利。

「ネオ・クラシック」をテーマにした「The Lounge -MEET-」では、ウイスキーやカクテルのビギナーの方にも気軽にウイスキーに出会って(MEET)ほしいという意図で、定番のカクテルを用意。シングルモルトウイスキーをベースにした「オールド ファッションド」や、コーヒーリキュール合わせた「エスプレッソ マティーニ」など、飲みやすいカクテルが揃う。

いっぽう、「The Bar -EXPLORE-」は「革新・イノベーション」がコンセプト。ウイスキー通の方にさらなる奥深さや新たなおいしさを探求(EXPLORE)してもらえるよう、国内のトップバー13店とコラボレーションしたオリジナルカクテルを提供しており、オールドファッションドをアレンジした「パーフェクト ニッカ」や、ジンをベースに花椒や牛乳、パイナップルなど使った「クローバークラブパンチ」など、多彩な味わいが楽しめる。

ザ ニッカウヰスキー トウキョウ
「ニッカ カフェジン」をベースに、ラズベリーピューレや泡立てた卵白などを使ってクローバークラブをアレンジした「クローバークラブ」1,500円(税込)

ショップエリア「The Shop -ENRICH-」には、ロゴの入りTシャツやトートバッグ、キャップなど、日常をより豊かにしてくれる(ENRICH)遊び心あるデザインのオリジナルアパレルやグッズが並ぶ。

ウイスキービギナーも、「飲む」「知る」「買う」体験を通じて、ウイスキーの奥深い世界を探検してみては?

THE NIKKA WHISKY TOKYO(ザ ニッカウヰスキー トウキョウ)
期間:~2024年12月25日(水)
時間:17:00~23:30(月~金)、14:00~23:30(土日祝)
住所:東京都港区北青山 3-5-27 1階
TEL:0120-5115-90
https://www.nikka.com/thenikkawhiskytokyo/

下北沢/【meso(メソ)】“酒場使い”もできる、ナチュラルワインビストロ

meso
ワインは常時20種類以上ラインナップ。グラスワインは一律880円(ワインによって量を調整)、ボトルワインは6,000円~。

世代を問わず人気のエリア、下北沢に、ワインが楽しめる店がまたひとつ増えた。2024年5月にオープンした「meso」は、ナチュラルワインが充実したビストロ。「ワインを楽しむ料理店」をコンセプトに、各地から厳選したワインとジャンルや国籍にとらわれないボーダーレスなメニューを提供している。

シェフの原島正幹氏は、国内のホテルやレストランで料理人として働いた後、飲食店プロデュースやフードスタイリングの仕事を経てオーストラリアに渡り、コンテンポラリーオーストラリアンをコンセプトにしたレストランで料理長を務めたという経歴の持ち主。豊富な経験から生まれる料理は自由でおおらかでありながら繊細な味わいで、「自分がワイン好きなので」というだけあってワインとの相性は抜群だ。

meso
カウンター席からはキッチンの様子が見える。まるで親しい人の家に遊びに来たようなフレンドリーな雰囲気だ。

ワインは、ナチュラルワインを中心にスパークリングから白、オレンジ、ロゼ、赤ワインと常時20種類以上揃えている。この店のユニークな点は、グラスワインが1杯880円の均一価格だということ。でも、同じ値段でどのワインも飲めるっていったい…? 「ワインの価格によって、40ml〜80mlで量を調整しています」とのこと。もちろん、ボトルでのオーダーも可能だ。

アラカルトとコース料理の用意があり、その日の気分で選べるので、ガッツリ食べてたくさん飲んでもよし、あるいは仕事帰りにふらっと寄ってアペリティフを楽しんだり、食事の後の〆の一杯を味わうこともできる。

meso
料理はいずれもシンプルながらソースやスパイス使いにシェフの個性が光る。「グラスフェッドビーフステーキ 椎茸と長葱のマデラソース」 ¥4,400 *季節によりメニュー変更する場合があり。

店内にはカウンター席とカウンタ一に繋がったテーブル席があり、仲間とワイワイ飲むならテーブルで、少人数でしっぽりしたいならカウンターと使い分けもできる。オープンキッチンでカウンターと厨房が近く、まるで友達の家に遊びに来たような雰囲気。料理をする様子を見ながら一人でゆっくりワインを飲む、そんな大人の飲み方ができる店だ。

こんな店が家の近くにあったらいいのに…。いや、近くなくても一度行ったらきっと、「お気に入り酒場」になること間違いない。

自然派ワインとお料理 meso
住所:東京都世田谷区北沢3-30-3 下北沢シャモット1F 
時間:平日17:00〜22:30(料理L.O. 21:00 ドリンクL.O.22:00) 土日祝15:00〜22:30(料理L.O.21:00 ドリンクL.O.22:00) 
休:水、木曜
※コース料理は「スタンダード7 OMAKASE」(¥8,800)と、土日祝日の15~17時限定の「ライト 6 OMAKASE 」(¥6,600円)を用意。
https://meso-restaurants.jp 

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