ジェーン・スーさんをゲストに迎え、産婦人科医の池田裕美枝先生による第3弾「SRHRについて学ぼう」講座を4月11日(火)にオンラインにて開催!

ゲストにコラムニストやラジオパーソナリティで人気のジェーン・スーさんを迎え、産婦人科医の池田裕美枝先生とフェムテック調査団が4月11日(火)に「SRHRについて、学ぼう」講座を開催!

SPUR.JP「フェムテック調査団」と、「女性医療ネットワーク」で開催する講座「身体のこと、性のこと、もっと知ろう!」の第3弾を4月11日(火)に実施する。今回は産婦人科医の池田裕美枝先生とゲストのジェーン・スーさんを招いて、「SRHR(性と生殖に関する健康と権利)について、学ぼう」が主題となっている。

SRHR

illustration:Natsuki Kurachi

耳慣れない方も多いだろう「SRHR」とは、「Sexual and Reproductive Health and Rights」の頭文字をとったもので、日本では「性と生殖に関する健康/権利」と訳されている。これらが守られた社会となるよう世界的にムーブメントが広がる中、日本での認知度は低く、身の回りにある問題に気づけていない状況があり、今回の開催となった。

例えば子どもの頃からの包括的性教育。ユネスコでは5歳からスタートという方針になっているが、日本は学校教育の側面では(小学5年生から)で包括的ではなくあくまで理科の授業の範囲から始まる。そういった背景もあり、家庭で教えようとしても自ら情報にアクセスしなければいけない状況で、正しい情報に辿りつきにくいなど、多くの問題が生まれている。
そこで、産婦人科医であり、SRHR Initiativeの代表でもある、池田裕美枝先生の講座で、今学んでおきたい。

安心して、誰もが満たされる日々にするため、またそのために自分自身で責任ある選択をできるよう、知識やスキルを学ぶことが何より重要。生殖器官や妊娠の知識も必要だが、性交、避妊、ジェンダー、人権、多様性、人間関係、性暴力の防止なども含めた「包括的性教育」に取り組むために、知っておきたいことなど課題が多い。

そこで、今回は限られた時間の中ではあるが、現状の問題点などを含め3つのトピックに触れながら、ジェーン・スーさんをはじめ3名のスペシャリストから学びを得たい。著書やラジオ、SNSなどで、ジェーン・スーさんの言葉に癒やされ、励みになったという人も多いと思う。社会への憂いや現実、身の回りの変化や事象を独自の語り口で気づきを与えてくれる特別な存在だ。そんなジェーン・スーさんの考えやエピソードなどが聞けることも今回の楽しみのひとつ。

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池田裕美枝
産婦人科医/NPO法人女性医療ネットワーク 副理事長
京都大学医学部卒業。総合内科、産婦人科での研修後、神戸市立医療センター中央市民病院女性外来その他で臨床を行いつつ、京都大学大学院健康情報学にて研究している。 リバプール熱帯医学校リプロダクティブヘルスディプロマ修了。産婦人科専門医、女性ヘルスケア専門医、認定産業医、認定内科医。SPUR記事>https://spur.hpplus.jp/sdgs/femtech/2022-03-04-cJNHM2A/

池田先生による概論の説明の後は、包括的性教育、「産む・産まない」など性と生殖の自己決定、そして「LGBTQ」「SOGI」などの知識をジェーン・スーさんとともに深めたい。また、スウェーデン・ヨーテボリ大学大学院公衆衛生修士課程修了後、ルワンダで難民キャンプにおけるSRHR推進に取り組み、「東大で性教育を学ぶゼミ」講師を務め、包括的性教育や現代的避妊法へのアクセス改善を求め政策提言などをしている福田和子さんから、東京での現在の活動内容などを伺う。世界でSRHRを推進するユース世代のリーダーの役割(ジョイセフのI LADY.アクティビスト)を担う福田さんのメッセージは必聴だ。

SRHRが実現する社会に向けて、学びを得て、一人ひとり考え行動していきたい。そして、SRHRを正しく知ることは「自分を大切にしながら、自分らしく生きる」ライフスキルになることも、忘れてはならない。

 

ジェーン・スー

ジェーン・スー
東京生まれ東京育ちの日本人。コラムニスト、ラジオパーソナリティ。TBSラジオ「ジェーン・スー 生活は踊る」、ポッドキャスト番組「ジェーン・スーと堀井美香の『OVER THE SUN』」のパーソナリティとして活躍中。著書も多数、近著は「闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由」(文芸春秋)など。@janesu112 SPUR記事>https://spur.hpplus.jp/sdgs/femtech/2022-03-06-M4JUmQK/

講座の詳細&申し込みはこちらから> 

4月11日(火)20時〜 60分予定 ¥1,430

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福田和子
#なんでないのプロジェクト 代表
大学在学中の2018年5月、「#なんでないのプロジェクト」を立ち上げる。「#緊急避妊薬を薬局でプロジェクト」共同代表。スウェーデン・ヨーテボリ大学大学院公衆衛生修士課程修了。ルワンダの難民キャンプをフィールドに活動。その後東京に拠点を移し、主に包括的性教育や現代的避妊法へのアクセス改善を求め政策提言、執筆、講演を行い、ユースフレンドリーなSRHRケア等を広げるため活動。他に政治分野のジェンダー平等を目指すFIFTYS PROJECT副代表、G7にジェンダー平等を求めるオフィシャル・エンゲージメント・グループWomen7 Japan共同代表等を務める。@kazukof12  SPUR記事>https://spur.hpplus.jp/sdgs/femtech/2022-03-04-Qpg3E0A/