【日本発デザイナーズ・ブランド6選】旬のウェディングドレス最前線!

日本発信、ドレスブランドの勢いが止まらない! ここ数年で続々と登場したニューカマーに、デザイナーのパリコレ進出に沸く注目メゾンなど、アップカミングな6ブランドを厳選。時代のムードを映す最旬ウェディングドレスが、スタイルのある花嫁へと導いてくれる。

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【NOHRA】強く儚い。パリコレデザイナーが紡ぐロマンティックなマリエ

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ドレス¥374,000(オーダー)・¥286,000(レンタル)/NOHRA

「どこか完璧でないものに惹かれる」とデザイナーの野原志穂が語るように、クラフトワークならではの温かなタッチや上質なマテリアルが折り重なり、繊細でロマンに満ちたコレクションが丁寧に紡がれていく「NOHRA(ノーラ)」。

野原が手掛けるドレスブランド「Maison SUZU(メゾンスズ)」のプレタポルテラインとして2021年にスタートした同ブランドは、ウェディングドレスだけにとどまらず、オケージョンシーンやイブニングパーティに向けたルックも意欲的に発表。

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「NOHRA(ノーラ)」の2ndコレクションのビジュアル。アートなスタイリングで“エイジレス”なテーマを伝える
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ドレス¥385,000(オーダー)・¥275,000(レンタル)/NOHRA

最新の3rdコレクションでは“ソワレ”をテーマに、夕暮れから夜にかけてのノスタルジックな時間をドレスというフィルターを通して表現。気取らず等身大のまま袖を通せるカジュアル志向のデザインも多く、友人たちと集うコージーなウェディングや、緑に包まれるガーデン挙式にもふさわしい装いに。

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パリコレクションでの一枚。自由にデザインする喜びを改めて感じられたと話す、メモリアルなドレスの数々

2023年10月に開かれたパリファッションウィークでは、「Maison SUZU(メゾンスズ)」の最新コレクションでランウェイを鮮やかに飾った野原。今後は日本とイギリスの2拠点での活動も予定。ロマンティックで揺るぎないモノづくりから目が離せない。

プロフィール画像
NOHRA

住所:東京都渋谷区代々木5-24-14(Maison SUZU内)

TEL:03-5738-8554

営業時間:10:00~17:00(定休:月曜&木曜)※予約制
ドレス:オーダー・レンタル対応

Brand HP

【SaboraMi】2023年夏に誕生。ファッションディレクターが“今”求めるドレス

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ドレス¥198,000(セル)、ベール¥10,000(レンタル)/ともにSaboraMi

スペイン語で“Taste of me”の意味を持つ「SaboraMi(サボラミ)」。ファッション業界でキャリアを積んできた水戸守 奏江がブランド設立時にこの言葉を選んだ背景には、花嫁のオリジナリティに寄り添いたいという、まっすぐな想いが込められている。

誕生のきっかけは自身の結婚式。どこか縛りの多い日本のウェディングを経験する中で芽生えた、もっと選択肢を増やしたいという想いから、ウェディングドレスとパーティプロデュース&ディレクションを手掛けるブランド「SaboraMi」を2023年7月にスタート。

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トップス¥82,500、スカート¥154,000(ともにセル)、ベール¥10,000(レンタル)/すべてSaboraMi
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ドレス¥209,000、スカーフ¥44,000(ともにセル)/ともにSaboraMi

注目のファーストエキシビションで並んだのは、上質なシルクで作られたドレスの数々。「シンプルなデザインでも、晴れの場にふさわしい品を与えてくれるのがシルクです」と水戸守が語るようにこだわったのが素材。京都の丹後や山形の米沢、それにサリーで知られるインドなど、古くより絹と縁が深い産地を巡り厳選。

長年ファッションに携わってきたからこそ生まれる現代の女性たちにマッチするデザインが、美しいシルクで仕立てられることで、より一層の魅力を物語る。

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ドレス¥209,000、ブラウス¥88,000(ともにセル)/ともにSaboraMi

“お祝いの日から弔いの日まで、人生の節目に寄り添うドレスを”。そんなブランドコンセプトから、ドレスは結婚式後に染め直してブラックフォーマルやセレモニードレスにできるサービスも。結婚式のスタイルが多様化する今、ぜひチェックしてほしいニューフェイスだ。

プロフィール画像
SaboraMi

住所:東京都港区南青山4-10-12 VICOLO南青山102(sharanpoi内)

営業時間:日曜/11:00~18:00、火曜&木曜/10:30~12:00

※予約制、2024年2月頃までジュエリーショールーム「sharanpoi」内で限定営業
ドレス:セル(受注生産、一部ストックあり)

Brand HP

【ALMA wedding dress】古きよきヴィンテージの世界観を現代のスタイルに

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ドレス¥660,000(オーダー)・¥550,000(レンタル)、ヘッドドレス¥16,500(オーダー)/ともにALMA wedding dress

セレクトショップのデザイナーを約10年経験したのち、2019年春夏コレクションでデビューを果たした木部知子の「ALMA wedding dress(アルマ ウェディング ドレス)」。

デザインのインスピレーション源を尋ねると「アンティークな作品やデザイン」と答えが返ってくるように、創り上げるクリエイションに共通して流れるのは、どこかヴィンテージライクなムード。その古きよきエッセンスを大切にしながらも、現代の感性にピントを合わせたドレスを提案するのが、同ブランドの持ち味だ。

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ドレス¥407,000(オーダー)・¥297,000(レンタル)/ALMA wedding dress
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ドレス(インナードレス付き)¥374,000(オーダー)・¥264,000(レンタル)/ALMA wedding dress

ドレス作りの重要なピースとなるレースは、あえてウェディング向けの市場に出回っているものでなく、セレクトショップ時代に培った縁から手配をすることも。今のファッショントレンドを反映した素材はドレスに新たな風を呼び込み、その対比でクラシカルなデザインはひときわ輝きを増す。レース選びひとつをとっても、デザイナーの優れたバランス感覚がうかがえる。

ドレスは定期的に行われる試着会で随時オーダーを受付。気になる花嫁は東京・渋谷で開催される次回のタイミングをぜひ見逃さないで。

プロフィール画像
ALMA wedding dress

アトリエ非公開(試着会は随時開催予定)
ドレス:オーダー・レンタル対応

<試着会スケジュール>

2023年12月9日(土)12:00~18:00、12月10日(日)10:00~15:00

※予約制(公式インスタグラムのDMにて予約受付)

※渋谷駅から徒歩6分のギャラリーで開催(予約完了時に開催場所を連絡)

【Malco.】色でモードを楽しむ、カラードレスの魅力にフォーカス

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ドレス¥352,000(レンタル)/Malco.

東京・千駄ヶ谷にショップを構えるドレスブランド「Malco.(マルコ)」。そこで花嫁が出合うのは、グリーン、ブルー、ピンクなど、艶やかな色をまとうカラードレスのコレクション。

お色直しも白のウェディングドレスを選ぶ花嫁が増えてきた昨今に、改めて“色”の魅力を伝えたいと元ヘアメイクアップアーティストの八田恵理子が2019年に立ち上げた。従来の枠にとらわれない新鮮なカラードレスの提案で、今では感度の高い女性たちからラブコールを集める注目ブランドとして名を連ねる。

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ドレス¥440,000(レンタル)/Malco.
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ドレス¥165,000(レンタル)/Malco.

力強いフリルで魅了するブルーのドレスに、チュールを幾重にも重ねたコケティッシュなピンクのミニドレス。モダンなデザインからスイートな世界観まで、色を味方に多彩なスタイルを打ち出すデザイナーの八田氏は、あらゆる人に“似合う喜び”を実感してほしいと語る。

「これまでも一見着こなすのが難しく感じるデザインを、それぞれの花嫁が等身大で着こなせるバランスを追求してきました。女性たちにドレスで夢を見てほしい、その想いが原動力です」。 

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ドレス(価格未定)/Malco.

2023年12月にリリース予定の新作は“Traveling Dress”がテーマ。生地からクリーム色に染め上げたドラマティックな一着をベルリン在住の夫婦宅で撮影したそう。カラードレスの可能性を広げ続けるブランドにぜひ注目したい。

プロフィール画像
Malco.

住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷2-10-2 3F&4F

営業時間:平日/13:00~19:00、土曜&日曜/10:00~18:00(定休:月曜&水曜)※4F(カラードレス)予約制、3F(カジュアルドレス&アクセサリー)予約不要
ドレス:オーダー・レンタル対応

Brand HP

【La bon.】エッジの利いたスタイルで引き出す、多面的な花嫁の個性

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ドレス¥254,100(レンタル)/La bon.

ある時は花嫁の憧れるアーティストを題材に、またある時は結婚式後も洋服として愛用できるコットン地のドレスを提案するなど、これまで花嫁の希望を元に一から作るオーダーメイドスタイルを主軸にしてきた「La bon.(ラ ボン)」。

ドレスブランド「Maison SUZU(メゾンスズ)」で縫製技術を学んだのち、2018年に堀田綾子が立ち上げた同ブランドが、新たな挑戦として2024年春夏コレクションからレンタルドレスのサービスをはじめる。

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ドレス¥227,700(レンタル)/La bon.
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ドレス¥269,500(レンタル)/La bon.

レンタルドレスとして展開するニュールックは全8型。一着ごとにクール、カジュアル、エレガントと異なる表情を魅せるラインナップは、堀田がデザインの軸に置く“表裏一体の美”が巧みに表現されている。「例えば、普段気丈な人の繊細な一面や、健気な方が不意に見せるあざとさなど、人が誰しも持っている表裏に惹かれるんです」。

スタイリング欲を掻き立てるファッション性に富んだデザインで、モードラバーの心をくすぐる「La bon.」。2023年12月8日(金)~10日(日)の3日間で東京・羽根木の花屋「malta」にてポップアップも開催予定なので(詳細は公式インスタグラムにて告知)、興味のある花嫁はまずはこちらを訪れてみて。

プロフィール画像
La bon.

住所:東京都世田谷区(詳細は予約時に連絡)

営業時間:11:00〜20:00(不定休)※予約制

ドレス:オーダー・レンタル対応

Brand HP

【ituwa】動く姿も絵になる一着で、晴れの日の喜びを表現

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ドレス¥522,500(レンタル)/ituwa

世界の著名ブランドを数多く扱うドレスサロン「ノバレーゼ」で、11年半もの間クリエイティブディレクター兼エグゼクティブデザイナーを担った宇野雄一。

華やかなキャリアを持つ彼が、2019年自身のドレスブランド「ituwa(イツワ)」の1stコレクションに付けた名は”花鳥風月”。着物の帯を彷彿とさせる金色のファブリックには贅沢に西陣織を採用し、ジャパンメイドの“美”を艶やかに伝える鮮烈なデビューを飾った。

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ドレス¥330,000(レンタル)/ituwa
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ドレス各¥343,200(レンタル)/ituwa

その後も2020年に東京・東麻布にサロンをオープンし、2021年にはNYの展示会に出展するなど、飛躍を重ねる「ituwa」。その根幹にあるのは、花嫁自身のパーソナリティを引き出し、背中を押すような一着を届けるという想いが込められている。

フロントアップ丈が特徴の軽やかな一着は、歩く姿が可憐でアーティスティックであるように。ピンクと白の2色展開のドレスは所作ひとつひとつに3Dフラワーが呼応し、ひらひらと愛らしさをふりまくデコレーションを追求。

あえて余白を残し、花嫁がまとうことで最大限に魅力を発揮するようデザインされたコレクション。心まで満たしてくれる優雅なドレスで、ウェディングの高揚感を存分に感じてみては。

 

プロフィール画像
Dress salon ituwa

住所:東京都港区東麻布2-6-4 TorreVista 6F

TEL:03-6676-6266

営業時間:11:00~19:00(定休:火曜&水曜)※予約制
ドレス:オーダー・レンタル対応

Brand HP

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