Rie Shiraishi が提案する、2019年 秋の顔

座談会を通じて浮き彫りになった最旬のモードフェイス。その一例をRieさんが、秋の新色を使って具現化する。

 

オーロラ色の光で紡ぐ、ウルトラモダンな女性像

ジャケット¥69,000・シャツ¥28,000/THE ELEPHANT(ATMSTUDIO) イヤーカフ(右耳)¥51,000・(左耳)¥75,000・(右手)ダブルリング¥62,000・薬指のリング¥102,000・(左手)シルバーのダブルリング¥39,000・ゴールドのダブルリング¥48,000/THE WALL SHOWROOM(ラッツェル アンド ウォルフ)

「質感で"魅せる"メイクアップが一大ムーブメントの今。去年よりももっと大胆に、顔の中でさまざまなテクスチャーを組み合わせてみたい。角度によって虹色に揺らめくハイライトに無機質な光沢を放つシルバーのアイライン。さらにはパープルとシルバーグレーのアイシャドウをグラデーションにして"偏光感"を演出することで、かつてないほどフューチャリスティックな表情がかないます。次世代のモダンウーマンがここに」

1 光を受けて思いがけないニュアンスを放つ5 色。未知のグラデーションを描いて。サンク クルール〈パワー ルック〉517 ¥7,700〈8 月2 日限定発売〉/パルファン・クリスチャン・ディオール

2 コズミックな輝きをくれるトップコート。先にのせるオーロラ色のハイライトに重ね、さらに鼻筋とあご先にも。ストーンブロッサムグロージェル 01¥3,000〈8 月2 日限定発売〉/RMK Division

3 燦然とツヤめくメタルシルバー。

フェノメン・アイズ・ライナー01¥4,200/LVMHフレグランスブランズ(パルファム ジバンシイ)

4 オーロラ色のハイライター(右)は眉尻の上から頰の下まで、「C」形にのせる。表情を大胆に輝かせて。ルナソル カラーリンググレイズ EX01¥6,200〈8月16日限定発売〉/カネボウ化粧品

5 体温を感じさせないホワイトベージュは、ブランド創設時の復刻カラー。唇の輪郭に沿って直塗りを。リップスティック 2918 ¥3,300〈9月13日オンラインストア限定発売〉/NARS JAPAN

6 突き抜けた明度の高さで指先を刷新するホワイト。

ヴェルニロング トゥニュ 711 ¥3,200〈8月16日限定発売〉/シャネル

Make-up Tips

ホログラフィックなパープル(1・左上)を目のキワにビーンズ形にオン。その境目をシルバーグレー(1・右上)でなじませ、アイホールのくぼみまで広げて。さらにシルバーのリキッドライナー(3)で、目頭から目尻にかけて太めのラインを。肌はセミマットに仕上げ、光感を強調する。

自然の息吹を感じる、ネオ・クラシカルフェイス

ニット¥39,000・スカーフ¥18,000〈9 月中旬展開予定〉/ラルフ ローレン(ポロ ラルフ ローレン)ブラウス¥74,000/ライラ ヴィンテージ(オジー クラーク)ピアス¥55,800/ミラモア

「今シーズンは美しいネイチャートーンも大充実。その繊細なムードを損なわないよう、同じ温度の色だけでメイクアップしてみたいですね。夕焼けを思わせる暖かなオレンジで目頭を囲み、夜の庭で見つけたようなモスグリーンで目尻をマーク。秋めいたアーモンドアイズを描き出し、クラシカルでいて新しい風を感じる表情に。エレガントに回帰したファッションとも絶妙にマッチして、スタイルを品よく格上げできるはず」

7 コンセプトは"真珠をまとった瞬間のときめきと輝き"。まぶたに洗練を極めたイノセンスを。エターナルクチュール アイズ シマー 03¥5,000〈8月2日発売〉/ジルスチュアート ビューティ

8 モスグリーンは軽やかなパウダー状。左の透きとおるクリーム状のブラウンに重ねれば神秘的な奥行きが生まれる。コンスピキュアス ダブルアイズ 05¥6,000〈8月7日発売〉/Amplitude

9 太くグラフィカルにも細く緻密にも描きやすい斜めのシェイプ。ディオールショウ プロ ライナー ウォータープルーフ 651¥3,000〈8月2日限定発売〉/パルファン・クリスチャン・ディオール

10 唇にも夕焼け色をブラシでごく薄く。

ルージュ アンリミテッド マット M OR 01¥3,200〈限定品〉/シュウ ウエムラ

11 ひそやかな血色を演出するモーヴレッド。頰にシェーディングのように広げれば、ハリやツヤも感じられる。クリーム ブラッシュ RD451¥3,500〈8月21日限定発売〉/コスメデコルテ

12 こっくりと濃密なマロンブラウン。 

ラ ラッククチュール 118¥3,200〈8月9日限定発売〉/イヴ・サンローラン・ボーテ

Make-up Tips

オレンジのライナー(9)を目頭に「く」の字に。きらめくベージュ(7・右から2 番目)を指でアイホールにサッと広げる。さらにシアーなオレンジ(7・左から2 番目)を目頭に重ね、色をなじませて。モスグリーン(8・右)はチップで上まぶたの目尻側3 分の1 のキワにポンとのせる。

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