湿気さえも味方にする“グリーンティー香水”。梅雨のべたつきをリセットする爽やかな香りは?

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夏も近づく八十八夜~♪ 新緑の茶畑を渡る風が運ぶ、お茶の香り。たとえそこに行った経験はなくても、一杯の緑茶を頂く時に広がる香りが教えてくれる日本の原風景がある。6月中旬は、カテキンの量が増える二番茶の茶摘みの時期。今や世界中で愛飲される緑茶は、フレグランスのノートとしても人気を博している。茶筒を開けたとき、急須に湯を注いだとき、口に含んだときに広がる、さまざまな緑茶の香りを表現したフレグランスを紹介。

湿気さえも味方にする“グリーンティー香水の画像_1

グリーンティーの香りの特徴とは?

緑茶の香りとして人気を博したのが、世界で初めて緑茶の香りをお茶にした、【ブルガリ】の「オ・パフメ テ ヴェール」。巨匠ジャン・クロード=エレナが、1992年に調香した名香だ。これは昨年、グリーンティエキスを含む天然由来成分を94%に高めたオードトワレとして、リニューアルを果たしている。その後の1999年に登場した【エリザベス・アーデン】の、その名も「グリーンティ オードトワレ」も、今も根強い人気を誇る。この調香師はなんと今やディオールのマスターパフューマーも務める、若き日のフランシス・クルジャン!  

緑茶フレグランスの初登場から早34年。ほのかな苦みや渋みとみずみずしさの要素が含まれる緑茶の香り。フルーティさやスパイシーさをもつ紅茶やスモーキーなマテ茶とはひと味違い、日本人の私たちにとっては慣れ親しんできた香りだけに、ほっと心を落ち着かせる趣がある。 

煎茶と抹茶の融合。落ちつきと調和を感じさせるウッディ・グリーン

モルトンブラウン ティーセレモニー オードパルファン

モルトンブラウン ティーセレモニー オードパルファン

モルトンブラウン ティーセレモニー オードパルファン 100ml ¥27,500/モルトンブラウンジャパン 

ほのかな苦味が温もりを感じさせる抹茶アコードに、すっきりとした透明感あふれるグリーンティの香りが重なる、ウッディ・グリーンノート。シュッとスプレーすると周囲の喧騒から切り離され、心に静寂が訪れるよう。調香は香水の里、南フランスのグラース出身のマチュー・ナルダン。 天然香料を活かした香り作りを得意とする。

ほのかな甘みと酸味。青りんごと緑茶が織りなすハーモニー

ロエベ ソロ エジャ オードゥ パルファム

ロエベ ソロ エジャ オードゥ パルファム

ロエベ ソロ エジャ オードゥ パルファム 50ml ¥18,150/ロエベパルファム 

みずみずしいグリーンティーの香りを基調に、ネロリやホワイトウッド、酸味のある青りんごが落ち着きを感じさせるウッディノート。日中の仕事がひと段落する夕方や、ほっと一息入れるティータイムにシュッとスプレーし、リフレッシュしたい。 昼と夜が交わり、相反するものが調和するサンセットにインスピレーションを得た、夕焼け色のボトルも印象的。

すがすがしさの中の渋みや苦みまで、忠実に表現 したグリーンティー

チャバ コロンコンサントレ

チャバ コロンコンサントレ

チャバ コロンコンサントレ100ml ¥11,000/リベルタパフューム 

実際の茶葉をアップサイクルして使用。茶筒を開けたときの芳しい香りから、湯を注いだ茶葉から広がる青々しい香り、口に含んだときのフレッシュな渋みまで、多彩な表情を見せる。日本人調香師だからこそ創りえた繊細なお茶の香りだ。
リベルタパフュームは、日本の香りの民主化を掲げる調香師・山根大輝氏による、日本発の香水ブランド。煎茶にインスピレーションを受けて生まれたチャバ コロンコンサントレは、国産素材に着目した「ジャパンマテリアルシリーズ」の一つ。

日常生活になじみやすい、お茶の香り

コーグ グリーンティー オードパルファム

コーグ グリーンティ

コーグ グリーンティー オードパルファム 33ml ¥7,700/NOSE SHOP 

トップはベルガモットやレモンのシトラスがフレッシュに弾けた後、摘みたての茶葉のみずみずしい渋みが現れ、タイムやラベンダーがアロマティックな余韻を残す。淀んだ空気を一掃するような、クリーンな香り。
KO-GU(コーグ)は、フレグランスに欠かせないアルコールも植物由来を使用し、環境負荷を抑え、人体への優しさを追求する日本発のブランド。天然香料を主体としたハイクオリティーな香料を、無濾過製法にて八ヶ岳で生産している。

番外編。世界に先駆け、日本先行発売された【桃茶】の香り

ドゥラスノ オードパルファン

ドゥラスノ オードトワレ

ドゥラスノ オードパルファン 100ml ¥58,300/フエギア1883

アジアのお茶文化を敬愛する、ブランドの創設者であり香りの芸術家であるジュリアン・ベデルが創作。桃茶のカップから立ち上る、やわらかな湯気をイメージした香りは、お茶を単なる飲み物として捉えず、「時間・忍耐・存在」に心を向かわせるものとして創られている。ピーチリーフやポメロフラワー、ハニーサックルといった植物が繊細なお茶の香りへと移り変わる。

フレッシュな青々しさをもつ茶葉に、湯が注がれたときに立ち上るみずみずしさや透明感。口に含んだときにもたらされる温もりとかすかなやほのかな苦みや渋み……。お茶を飲むひとときは心を穏やかに整える、静かな時間。慌ただしく流れている日常のなかに意識して取り入れたい小休止の時間をグリーンティフレグランスをまとうことで思い出して。