首と顔との色の差問題や
横ジワも諦めないで
タカシバ ９月も後半ともなると、そろそろ日焼け痕も消えてほしいところだけど、なかなか戻らないよね。顔と首の色が全然合っていない人もいたりして。
ヒロ いますね〜。顔だけはガッツリ日焼けどめ塗ってたけど、首はノーガードでした、みたいな。
タカシバ 気持ちはわかるの。私は顔が黒いからさ、日焼けどめのチョイスを間違えると、あっという間にどこぞのお殿様みたいになっちゃって、これを首までのばすなんてとんでもない〜って。
ヒロ だったらもっと早くラゴムの日焼けどめをご紹介すればよかったですね。これは見事に無色透明。僕はこの夏、けっこう日焼けしていたんですが、それでもまったく白浮きしませんでしたよ。
みずみずしい乳液状。高い防御力を持ちながら肌へのやさしさ、心地よい使用感にこだわり、揺らぎや疲れ感が気になる肌でも使いやすい。
タカシバ 理想的！ でも、本当に焼けない？ 汗で流れない？
マブニ 大丈夫でしたよ。使用感は軽いのに、思った以上にタフ。
タカシバ そうなんだ。これなら顔から首まで一気に塗れるね。
ヒロ 今すぐ顔と首の色を合わせたいなら、ナーズのブロンズ色のパウダーが便利ですよ。フェイスラインから首に向かって、大きめのブラシでサッサッと。
日焼けした肌にもぴったりのダークトーン。厚ぼったさや粉っぽさがなく、薄くフィット。余分なツヤやテカリ感がなく、フェイスラインや首の色合わせに便利。
マブニ 小顔効果もありそうですね。首もスッキリ見えそう。
ヒロ それから、肩がこると首がずんぐり太く短く見えちゃうから、特に女性は要注意ですよ。
タカシバ そんなのやだ〜！ しっかりほぐしておかないと。
ヒロ 首のサイドの筋もほぐすといいですよ（イラスト参照）。手全体で包み込むようにして、親指を使ってギュッと。流すようなマッサージじゃないからクリームなんかを塗る必要がなくて、思い立ったときにできるのもポイント。耳の下から首元までまんべんなくね。
タカシバ この筋が浮き上がってるとカッコイイよね。あとは首といえば、やっぱりシワじゃない？
ヒロ 首のシワの原因は、クセと角質だまり。クセっていうのは、合わない枕とかスマホ漬けの生活で、変に折りジワがついちゃうこと。
タカシバ 角質だまりは、顔と同じく角質ケアをせねばってことだよね。スクラブを使うとか？
ヒロ はい！ 最近のイチ押しは、アンティポディースの洗い流し用マスクです。このブランドは引き締め効果の高いハチ毒を採用したことでも注目していますが、マスクはマヌカハニーが配合されていて、抗菌・抗酸化作用が期待できます。穏やかに古い角質を取り除きつつ、ふっくら厚みのある肌に整えてくれるんです。
洗い流し専用マスク。肌に負担をかけずに汚れを落としながら潤いを与え、赤みが出やすい肌も健康的に。顔はもちろん、首にもおすすめ。
タカシバ すっごくよさそう。ヒロさん、首にシワ、ないもんね。
ヒロ それは、リビジョンスキンケアの首専用美容液のおかげでもあるのかも。クリニックで買ったもので、値段はちょっぴりお高いんだけど、本当にシワが目立たなくなるんですよ。ここまで即効性が高い製品って珍しいかも。
シワやたるみなどの老化サインが目立ちやすい首とデコルテの肌のために開発。ハリと潤いを保ち、ピンと若々しく。
マブニ スゴそう！ ネッククリームなんてしばらくご無沙汰してたけど、きちんとケアしないと。
ヒロ 顔だけ若づくりして、首を見るとシワシワ〜なんて残念すぎですからね。顔と首はワンセットで考えましょう。
（イラスト右から）
スタイリスト タカシバ
顔よりも首から下の肌のほうが白い状態がデフォルト。最近はさらにボディ磨きを強化し、背中や脚もツルツルに。
ヘアメイクアップアーティスト 小田切ヒロ〈LA DONNA〉
トレーニングで理想のボディづくりに励む日々。「男性の首は少し太いほうがよい」と思っている。
ライター マブニ
昔からストレートネックぎみ。奮発して３万円超のオーダーメイド枕を作ったものの、自宅ではうまくフィットせず涙。
SOURCE：SPUR2019年11月号「小田切ヒロのスキマ美容に神降臨」
illustration: Hitoshi Kuroki〈vision track〉 text: Kozue Mabuni
