ボルドーのチークで表す大人の血色感【今の自分が好き】

多才で自分の中の軸がしっかりとあり、話すほどに相手を魅了するモデルのアンジェラさんを迎えた第2回。彼女は素のままでも素敵だと言うRieさんが、今回施したメイクアップとは?

バラクラバ¥26,000/Esmeralda Serviced Department(EDNA) トップス¥29,700/ジョン ローレンス サリバン

今回のゲストは、モデルとしてだけではなく、ライター、ギャラリストなど、複数の顔を持つアンジェラさん。確固たる信念のあるアンジェラさんの強さと魅力を、Rieさんがメイクアップで表現した。
「肌の質感がとても美しいな、と思いました。それをどれだけ自然なままで、なおかつ健康的に見せられるかというところを意識しました」とRieさん。ポイントにしたのは、ダスティなニュアンスを帯びつつも健康的なボルドー色のチークだ。
「趣味でサーフィンをしているのですが、海から上がったときの素顔が一番きれいだと思っているから、自分で化粧をする際も基本ナチュラル。このチークのような、少しだけニュアンスを与える感覚は自分のスタイルに近いし、好きなメイクアップです」とアンジェラさん。Rieさんは「何もしなくても存在感がある表情なので、足すとしたら大人の血色感を添えるくらいで十分だと思ったんです。内面からにじみ出る意志の強さも感じたので、それはしっかりと眉を描くことで表現しました」と話す。

アンジェラさんから放たれる、奥行きのある表情と強い意志。その背景にあるものとは? 「ビジョンや思想をしっかり持ち、喜びに満ちた生活を送りたいと心がけています。年齢を重ねるにしたがって、いろんなものに振り回されたり惑わされたりしなくなり、さらに自由になっていくのを感じます。より理想的な、なりたい自分になっていく、という感覚。だから将来も楽しみなんです。そのために、つまずきながらでも日々の行動や考え方を磨いていきたい」(アンジェラさん)

 

Make-up Tips
右のベージュのパウダーを頰の高い位置に。そこに、左のボルドーのクリームを少し重なるようにのせる。ほのかに感じる血色感とひそかな艶めきが、立体感と大人なムードを漂わせる。
ブロウンアウェイ ブラッシュデュオ 05 ¥4,180/THREE

今月のMODEL 

ANGELAさん
1978年生まれ。14歳からモデルとしてのキャリアをスタート。国内外のランウェイ、雑誌、CMなどで活躍し、現在はモデル業の傍ら、執筆業や、仏・パリにあるギャラリー「PERROTIN」にて、ギャラリストとしての活動も。

SOURCE:SPUR 2022年5月号「今の自分が好き」
model: ANGELA photography: Kiyoe Ozawa hair & make-up: Rie Shiraishi styling: Norie Kurakata interview & text: Mariko Urayasu

FEATURE