2026.05.21

新緑の京都へ! 【ホテル ザ ミツイ キョウト】宿泊レポート

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ゴールデンウィークが過ぎると、すぐにやってくる母の日。今年はちょうど大阪の実家に帰省していたタイミングだったこともあり、母の日を兼ねて、以前から気になっていた「ホテル ザ ミツイ キョウト」に母と1泊してきました。

ホテル ザ ミツイ キョウトについて

ホテル ザ ミツイ キョウトの入り口にある梶井宮門

300年以上前から修復を繰り返されてきた梶井宮門をくぐってエントランスに向かいます

2020年11月、コロナ禍の只中に開業したこのホテルは、二条城の真正面という贅沢なロケーションに佇みます。京都の景観に配慮し、建物は地下1階・地上4階建て。250年以上にわたり三井家が所有してきた土地に建てられており、かつての邸宅時代から残る門や灯籠などの遺構も随所に受け継がれています。この地に刻まれてきた時の記憶を踏襲しながら、三井グループの新たなフラッグシップホテルとして誕生しました。

日本の伝統的な美意識が詰まった客室へ

ホテル ザ ミツイ キョウトの客室

ツインベッドルーム、ビューは二条城です

ホテル ザ ミツイ キョウトの客室

落ち着いたトーンで統一され、品格を感じます。

茶室を現代的に再解釈したという客室は、ベッドを配した洋室でありながら、ノイズを排除し、空間美と居心地のよさを追求したものでした。灯籠をモダンなデザインに落とし込んだような間接照明や、駕籠(かご)のモチーフをイメージさせるようなミニバーなど、和の意匠と現代人の生活スタイルに合う使い勝手が同居して調和した素晴らしい空間でした。

ホテル ザ ミツイ キョウトの客室 浴室

石造の浴室。深さも広さも十分あり、ゆっくりくつろげました。

どこを取ってもラグジュアリーを感じる客室ですが、個人的に最も気に入ったのは浴室です。お恥ずかしながら、私は毎日の入浴が大変面倒なタイプで、ギリギリ風呂キャンセルはしませんが、それでも日々「めんどくさ......」と思いながら清潔さを維持するために入っています。ですが、この浴室は面倒臭さを吹き飛ばすものでした。大袈裟に言えば神殿のような風呂です。全てが石造で、体を包み込む深さと大人ふたりくらい余裕で足を伸ばせる広さがあります。なんでしょう、とても労り感と言いますか、入浴がその日の疲れをねぎらう行為であることを直感的に覚える体験で、私は自宅のリノベーションをした際浴室はケチって最低限の設備にしたのですが、神殿風にしておけばよかったと思いました。

館内の見どころ

ホテル ザ ミツイ キョウトの館内 廊下

フロントから客室へのエレベーターに向かう廊下。庭の景色を眺められます。

フロントから客室へのエレベーターに向かう廊下には、伏見稲荷大社を思わせるような、等間隔の門のような柱が連なっています。日本において門をくぐるという行為は、単なる通過ではなく世界の切り替わりや精神状態の変化を意味することがあります。例えば鳥居は俗世と神域の境界であり、「門出」「門をくぐる」「門を叩く」という言葉は、人生の中で所属の変化や社会への参加を意味します。同じように、この廊下を歩き、門をくぐり抜けて客室に向かう行いそのものが、身を清めてこれまでいた世界とは別の世界に入っていくような感覚を覚えました。ホテルの方に直接尋ねた訳ではありませんが、身を清め、感覚を整え、心身をリラックスモードへ移行させる——そんな“おもてなし”の演出のようにも感じます。

ホテル ザ ミツイ キョウトの館内 庭の青紅葉

手入れの行き届いた庭に青々と広がる新緑の紅葉

ホテル ザ ミツイ キョウトの中庭

水が張られた中庭

ホテルは中庭を囲むように建てられており、この庭はぐるっと一周歩くことができます。ここに吹き抜ける風が気持ちよく、館内のレストランのテラス席もこの庭に面して設置されています。海外からのゲストの多くはテラス席を選んで食事を楽しんでおり、見渡す限り青々とした黄緑色の新緑が目に入ります。

心癒されるおもてなしの旅へ

ホテル ザ ミツイ キョウトのロビーラウンジ

庭を一望できるロビーラウンジ

ホテルに足を踏み入れた瞬間から、チェックアウトのお見送りまで、終始ゆるやかで穏やかな時間が流れていて、滞在そのものが“整う”感覚。今回は利用しなかったのですが、地下には男女共用の天然温泉プールもあり、水着着用制ながらレンタルも可能です。さらに、ライトアップされた庭園を望むバーや、ミシュランガイド掲載のイノベーティブ京都フレンチ「都季」も人気なのだとか。

京都には魅力的なホテルが数え切れないほどありますが、ここは単に“泊まる”というより、“感覚を静かにチューニングし直す場所”という表現がしっくりくる気がします。宿泊はもちろん、アフタヌーンティーや食事利用だけでも、この空気感は十分堪能できるはず。少し深呼吸したくなった時、思い出したい場所です。

今回紹介したスポットはこちら!
ホテル ザ ミツイ キョウト

ホテル ザ ミツイ キョウト

住所

〒604-0051 京都府京都市中京区油小路通二条下る二条油小路町284

電話番号

075-468-3100

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エディターYAMASAKI

新米エディター。大人になるにつれてピンク愛が加速し財布もスマホもピンクに。お酒が飲めないためお茶全般とおいしいご飯が大好き。