抜けるような青空のもと、仕事始めを迎えた皆さんも多いはず。まだまだ肌寒いけれど、春の足音も遠くない。元旦気分の頭をアイドリングしながら、新しい生命の息吹を春新色から拡張させてみたい…そんな気持ちで新色を4点、厳選してみました！
ディオールのフォーエヴァー クッション パウダーといえば、数々のベスコスに輝いたラベンダーが記憶に新しいですよね。向こうが透けて見えるんじゃ、というくらいの透明感でトーンアップする淡藤色のあれです。その進化版ともいうべきキラキラバージョンのルースパウダーが、来月お目見え。ベースはラベンダーピンク。そこに、ゴージャスなゴールド＆シルバー＆プラチナ パールがブレンドされていて、極上のまたたきを約束します。チラチラと発光するクチュールなハイライトがあれば、くすみなんか一瞬でオフ。気持ちを底上げするには、やっぱりキラキラですね。
去年も4色パレットでスマッシュヒットを放ったTHREE、今年も良い仕事をしてくれました！ テクスチャーの異なる４つのクリームカラーはそれぞれ山吹色、シャンパンゴールド、ブリックブラウン、そしてシックなシルバー。重ねて奥行きも出してもきれいだけれど、単色でもモードな陰影をかなえます。RIEさんが新色に込めた思いは、“I TALK TO THE WIND”。風に語り掛けながら、いったん心を自由にする―そんなメッセージが、まぶたに新しい表情を演出。透け感のあるシアーな発色なので、あなただけの「春霞」が楽しめます。
ドラマティックなマーブルカラー、何を連想しますか？ シュウの春色は、溶岩レッドをイメージしているんです。青みのあるローズにゴールドパールが瞬き、ワンストロークでパワーを唇にオン。丹田あたりからゴゴゴゴ…とやる気がみなぎってくるのは、マグマカラーの底力としか思えません。節目の一歩を、力強く踏み出したいときの頼もしい味方になってくれるはず。
カラーマスカラといえば、私はAmplitudeに絶対的な信頼を寄せていたのですが、この春さらに進化。2種類のロングファイバーが加わって、長さの演出力がパワーアップしたんです。美しいセパレート力と色計算はさすがの一言。上品、そうAmplitudeのカラーマスカラって、他にはない品があるんですよ。色の奥に深みを感じながら、光の下で瞳に彩りを添えてくれる…おとなのための1本です。
いやいや、春新色っていいですね。長い厳冬に耐えてこそ、春の喜びはひとしおです。生命が芽吹く季節に立ち会えるしあわせを、より深く感じているのは皆さんもきっと同じ。まだまだ安心できない毎日だけれど、色がもたらす心の免疫力を信じながら。2022春コレクション第一報でした！
おしゃれスナップ、モデル連載コラム、美容専門誌などを経て現職。
趣味は相撲観戦、SPURおやつ部員。
