「お夜つ」の時間 ── パン生地がただ者じゃないフルーツサンド #深夜のこっそり話 #1083

世の中には女性ウケする食べ物が少なからずありますが、パンケーキとフルーツサンドはその二大巨頭だと思い込んでいます。さらに独断で話を進めると、キラキラ女子は銀座のお洒落カフェで朝からふわふわのパンケーキを楽しんでいそうだし、カルチャー女子は新宿界隈のレトロ喫茶かパーラーでフルーツサンドを静かに頬張っていそう。 

例えるならば、パンケーキは爽やかイケメンの竹内涼真さんで、中身によって味が変わるフルーツサンドは、カメレオン俳優の中村倫也さんかしら。だとしたら私は後者推し……。と勝手な妄想が膨らんだところで、今宵のお供をご紹介します。 

代官山駅と中目黒駅のちょうど中間あたり。駒沢通り沿いにある「フツウニフルウツ」のフルーツサンドをテイクアウトしました。まずは定番メニューのフツウニフルウツから。カラフルでフォトジェニックな「萌え断」を、目で存分に味わってからいただきます。

最初のひと口の前に、手に持った時点でパン生地の“ただ者じゃない感”が伝わります。食べたら絶対もっちりしてるんだろうなと、食べる前にわかってしまう、罪な触感。青山の人気ベーカリー「パンとエスプレッソと」が手がけるだけあって、そのクオリティはさすがです。

想像に身を委ねながら思いっきりかぶりつくと、期待通りの弾力としっとり感に、無言のうなずき。そこにみずみずしい果実と、あっさりめの生クリームが合わさって、口の中は一気に有頂天に。胃袋には翼が生えて、グルグルと喜びの舞が始まります。2個目も余裕のよっちゃんだぜ! と言わんばかりの活動っぷり。

欲に屈して2個目のあまおうにも手を出してしまう、午後10時半。大粒のあまおうは中にも隠されていて、贅沢な4粒使い。濃厚な甘さに、ジュワッと広がる酸味。生クリームと一緒にパンに挟まれるために生まれてきたんじゃないかと思うくらい、最高の相性です。

もっと家の近所にあれば、週1で通いたいフツウニフルウツ。「一緒にドリンクいらないッスか?」と、くだけた口調で親切に対応してくれる店員のお兄さんもナイスでした。だけど悲しいかな、5月いっぱいで今の店は閉店するそう。カウンターに「移転先急募」の貼り紙があったので、いい場所をご存知の方はぜひ教えてあげてください。

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エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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