寅の日に【メゾン マルジェラ】の三つ折り財布 #深夜のこっそり話 #1698

2月25日(土)は、金運が高まる「寅の日」。先日購入しておいたメゾン マルジェラの財布を満を持して明日から使い始めようと、ひとりほくそ笑んでいる前夜です。うふふふふ。

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メゾン マルジェラの三つ折り財布¥62,700。

さかのぼること約1週間、その日は早朝から都内で撮影が入っていました。前日までのどんよりした空模様が嘘みたいに、カラッと気持ちよく晴れてくれて。天気も味方してくれたおかげで、現場は終始なごやかなムードでした。かわいい写真が撮れた高揚感と、無事に終了した安堵感も手伝って、「なんだかうれしくて、じっとしていられない♪」と、ぐりとぐらのような気持ちになり、はらっぱへ行く代わりに銀座へと向かったのでした。

何軒かハシゴした後にギンザ シックスへ。3階トイレで並んでいると、パウダースペースにいるガールズふたり組の会話が聞こえてきました。
「でさでさ、いつ入籍するの?」
「3月に最強開運日があって、婚姻届はその日に出すつもりなんだよね」
そうだった、3月21日は天赦日と一粒万倍日と寅の日が重なる、今年一度きりの吉日なんだった。そんな縁起のいい日に入籍するんだ、おめでとう! あ、そういえば2月25日は寅の日だ。そうだ、私は財布がほしいんだった! と触発され、気がついたらメゾン マルジェラのショーケースの前に立っていました。そこに、クリス・ペプラーさんなんじゃないかと思うほど素敵な声の店員さんがいらっしゃって、その方に導かれるように手にしたのが、シックなベージュの三つ折り財布です。

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エンボス加工されたグレイニーレザーのやわらかな手触りにうっとり。傷が目立ちにくいのもうれしい。

わかりますでしょうか、このグレイニーレザーの豊かな表情。持った瞬間の心地よさが格別なんですよ。手に馴染むやわらかさとシボの上品さ、そこにくっきりと浮かぶ白い4本ステッチの存在感、さらには飽きのこないシンプルなデザイン、すべての要素に惚れ込みました。じつは新色のライトブルーとかなり迷ったのですが、汚れが目立ちにくいであろうベージュを選ぶことに。絶賛発売中のSPUR4月号に「ベージュで攻める」という特集があるのですが、これがものすごく今の気分とマッチしておりまして、その影響もあってやっぱりベージュだなと確信した次第です。

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内側には4つのカードスロットと、その裏側にもスリットが備わっています。背面のポケットには、毎日使っている保育園のセキュリティカードを。

肝心の機能面も、三つ折り財布を使い慣れている私には申し分ない設計。どんなバッグにもスルリと入るコンパクトサイズでありながら、カードや紙幣、小銭、レシート類をまんべんなく収納できるのがいいですね。二つ折りや長財布などあらゆるタイプを使ってきましたが、使いやすさでいうとやっぱり三つ折りが一番だなと感じています。欲をいえば、小銭入れがL字ファスナーだったら中身がもっと見やすいだろうとは思います。でも、なんてったってキャッシュレス時代ですから、個人的にはぜんぜん許容範囲内。

ところで、なぜ寅の日に新しい財布を使い始めるといいのかご存じでしょうか? 「トラは千里往って千里還る」ということわざがあるように、出たお金が戻ってくるといわれているんです。なんたる吉日ぞ。「戻ってこい~、ぜーんぶまとめて戻ってこい~」と財布に暗示をかけるように、長く大事に使い込んでいきたいと思っています(怖)。

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エディターHAYASHI

生粋の丸顔。あだ名は餅。長いイヤリングと丈の長いスカートが好き。長いものに巻かれるタイプなのかもしれません。

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