2026.08.17

大人も子どもも楽しめる! 世界観没入型展覧会【細田守の原点/展】に行ってきた話

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「細田守の原点/展」に行ってきました。さすが夏休み、待機時間こそほとんどなかったものの、会場は隅々まで熱気を帯びた来館者でいっぱい。会期初日から二ヶ月を過ぎているとは思えないほどの活気に満ちていました。

それもそのはず。内容は、ファンからしたらたまらない、「こういうのがが見たかった!」のオンパレード。様々な角度から来館者を楽しませる演出や展示品に迎え入れられ、あちこちで聞こえた「これはリピ確定」の声も納得です。ぜひ、紹介させてください。

時をかける少女20周年記念展覧会

「細田守の原点/展」入り口の壁

「細田守の原点/展」入り口の壁

今回の展覧会は、『時をかける少女』20周年を記念して開催されたもの。主に、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』の3作品にフューチャーし、関連展示品が置かれていました。最初は、『時をかける少女』次に『サマーウォーズ』、最後に『おおかみこどもの雨と雪』と、空間が展開。部屋いっぱいに作品の世界が広がっていて、空間を移動するたびに物語の中へ足を踏み入れたような感覚に。世界観の没入度に圧倒され、滞在時間は脅威の3時間弱でした。映画1本、観られますね。

主要3人のキャラクターペン画

恐らく初期の主要キャラクターのペン画。千昭(右の男性)の顔が少し違うように感じられるのは、気のせいでしょうか?

制作の裏側もびっしり

「街をかけぬける真琴」の場面に使われた720枚のカット

720枚かけて作られたシーン「街をかけぬける真琴」

空間にはびっしりと、絵コンテやレイアウトや原画など、隅々まで見応えのある製作資料が展示されていました。

こちらは、720枚ものカットを重ねて作られた『時をかける少女』の名シーン「街をかけぬける真琴」。台詞のない1分間、ただ真琴が駆け抜けるだけの場面ですが、思わず手に汗を握るほど、引き込まれる名シーンです。 

しかも当時は、まだ「紙」が主流だった時代。鉛筆を走らせる描き手の息遣いまで想像できるほど、一枚一枚からイラスト以上の疾走感が伝わってきました。 また、展示品の上に設置されたスクリーンに繋げられたカットが映し出されており、ペンのみで描かれた貴重な「街をかけぬける真琴」をみることができます。

 

細田監督作品の象徴表現の解説パネル

細田監督作品において欠かせない、象徴表現の解説

どんな作品においても、キャラクターの気持ちや状況を台詞ではなく「象徴」で語る場面がよく出てきます。展覧会では、細田監督作品内の象徴表現(絵記号)についての解説パネルも展示。細田守監督作品では、「大きくそびえ立つ入道雲とそれを見つめる後ろ姿」がそのひとつ。空に広がる壮大な雲と、まだ進化の途中にいるキャラクターの姿。そのコントラストが、キャラクターが次の一歩を踏み出す瞬間を際立たせていて、どれも大好きなシーンです。

『おおかみこどもの雨と雪』の「彼」のイラストパネル

『おおかみこどもの雨と雪』のエリアには、「彼」のイラストパネルも展示。作品内ではあまり注目されないパーツまで細かく描かれていました。

フォトスポットエリアも充実

フォトスポットエリアも充実

『時をかける少女』内の千昭とのフォトスポット

制作資料以外で、大きな盛り上がりを感じたのが、キャラクター像とのフォトスポットエリア。私も、別で列が作られていた千昭とのフォトスポットにしっかり並んでしまいました。名シーンを再現できるこちらのエリアは、この場に立ってみるとびっくり。映像では気づかなかったのですが、なんと千昭と目が合うんです!

キングカズマの像

キングカズマの像

果たしてこれが実寸大なのかは不明ですが、こちらも大人気だった「キングカズマ」の像。 実はキングカズマの視線の先には、暴走した人工知能のアバターである「ラブマシーン」が対面するように配置されていて、ファンにはたまらない構図。シャッターを押す手が止まりませんでした。

『時をかける少女』の名台詞&名シーンを再現したエリア

『時をかける少女』の名台詞&名シーンを再現したエリア

ここでは紹介しきれませんでしたが、細田監督のルーツに触れられる資料も豊富に展示されていました。中学生時代に学園祭にて公開された監督初のアニメーション作品や、金沢美術工芸大学時代の油絵など。監督の「原点」がそのまま並んでいて大変見応えがあったので、残りの夏休み、お時間ありましたらぜひ足を運んでみてください。

今回紹介した展覧会はこちら!
細田守の原点/展の入り口の壁

展覧会名:『時をかける少女』20周年記念細田守の原点/展
会期:〜2026年8月31日
会場:CREATIVE MUSEUM TOKYO(東京・京橋)
住所:東京都中央区京橋1丁目7番1号 TODA BUILDING 6階
チケット料金:一般・大学生 ¥2,500、高校生 ¥1,500、小・中学生 ¥1,000

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エディターKAI

主にソーシャル担当。トレンディドラマのベタな展開が好きで、定期的にトキメキを補充。甘酒と韓国ゾンビの虜です。