キャサリン皇太子妃、初めてディオールを纏う! 優美なペールピンクのワントーンルックでフランス大統領夫妻をもてなす

キャサリン皇太子妃(43)がエマニュエル・マクロン仏大統領(47)夫妻の英国国賓訪問の際、エレガントなペールピンクのワントーンルックを披露。公の場で初めてディオールを纏ったことが大きな話題を呼んだ。

2025年7月8日(現地時間)、3日間の日程で英国を公式訪問したフランスのエマニュエル・マクロン大統領(47)とブリジット・マクロン夫人(72)を歓迎する式典がウィンザー城で行われ、キャサリン皇太子妃(43)が夫ウィリアム皇太子(43)とともに出席。淡いピンクの構築的なバージャケットとロマンティックなチュールスカートでディオールデビューを飾り、そのパリジャンシックな装いが大絶賛された。

キャサリン皇太子妃
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英誌『HELLO!』によると、キャサリン皇太子妃はウィリアム皇太子とともにノースホルト空軍基地で、フランス大統領夫妻をお出迎え。

キャサリン皇太子妃の外交ファッションは、相手国の国旗の色を取り入れることが多いといわれているが、このときは意外にも優しいペールピンクのワントーンルックで登場。その美しいシルエットのジャケットとふんわりとしたチュールのスカートがディオールのものであることが判明すると、ネット上はその話題でもちきりとなった。

ディオールといえば、今年6月、北アイルランド出身デザイナーのジョナサン・アンダーソン(40)がクリエイティブ・ディレクターに就任したことで話題を呼んだばかり。また故ダイアナ元妃(享年36)を象徴するブランドのひとつとしても知られているが、キャサリン皇太子妃はこれまでの14年以上のロイヤルライフにおいて、公の場でディオールを着用したことは一度もなかったという。

キャサリン皇太子妃

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英紙『The Times』によれば、「いつもは当然の理由から、英国デザイナーの服を着用している」キャサリン皇太子妃が今回フランスに敬意を表して、同国を代表するブランドを選んだことは「外交的な装い」のまさに成功例となったようだ。そして初めてディオールを着用したことはロイヤルファンはもちろん、世界中のモードラバーを歓喜させた。

米誌『PEOPLE』によると、英国王室のメンバーで初めてディオールを纏ったのはエリザベス女王の妹マーガレット王女(享年71)。1951年、21歳の誕生日のポートレートでクリスチャン・ディオール(享年52)が手がけたゴージャスなドレス姿を披露し、大反響を巻き起こしたという。

ダイアナ元妃
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また1996年、ダイアナ元妃がメットガラで当時のクリエイティブ・ディレクター、ジョン・ガリアーノ(64)によるネイビーのスリップドレスを着用。かの有名な「レディ・ディオール」は、このとき持参していたバッグがのちに改名されたものだと伝えられている。

カミラ王妃

2025年6月、ロイヤルアスコットでも「レディ・ディオール」を持ち、チャールズ国王(76)と登場したカミラ王妃 Photo:Getty Images

2024年、カミラ王妃(77)がその「レディ・ディオール」を持ってウィンブルドン観戦に現れたときには、驚きの声が続出したとか。

キャサリン皇太子妃

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『HELLO!』によれば、この日キャサリン皇太子妃が着用していたジャケットは、ディオールの2024年コレクション「30 モンテーニュ ローズ・デ・ヴァン バージャケット」。シルクとウールのブレンド素材を使用した上質感溢れるジャケットは、1947年にクリスチャン・ディオール自身がデザインした「ニュールック」を、ディオール初の女性クリエイティブ・ディレクターとして知られるマリア・グラツィア・キウリ(61)がリメイクしたものだという。

キャサリン皇太子妃、ウィリアム皇太子
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キャサリン皇太子妃はジャケットの構築的なシルエットを、チュチュのように広がる軽やかなチュールのプリーツスカートで引き立て、足元には定番のジャンヴィト・ロッシのスエードパンプスを選んだ。

キャサリン皇太子妃

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そして2つの英国ブランドのアイテムをミックス。マルベリーの控えめなヌードカラーのクラッチバッグを持ち、弾むような見事なウェーブヘアにはロンドンを拠点とする帽子デザイナー、ジェス・コレットによるベビーピンクのリボンがついた美しいストローハットを合わせた。

さらに、ダイアナ元妃のコリングウッドのパールピアスとエリザベス女王のコレクションの3連パールネックレスを煌めかせ、フェミニンなワントーンルックを完成。この優雅な着こなしを、『The Times』は「間違いなくキャサリン皇太子妃のベストルックのひとつといえる」と称した。

ウィリアム皇太子、キャサリン皇太子妃

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この日、フランス大統領夫妻の歓迎式典でディオールデビューを果たしたキャサリン皇太子妃は、同日夜に開かれた公式晩餐会でもフランスのブランド、ジバンシィを選択。

キャサリン皇太子妃

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キャサリン皇太子妃のウェディングドレスをデザインしたことで有名な英国人デザイナーでジバンシィのクリエイティブ・ディレクター、サラ・バートン(51)が手がけたドラマティックな真紅のケープドレスを纏い、2年ぶりにティアラ着用のフォーマルなルックを披露した。

頭上にはダイアナ元妃が愛用していた「ラバーズ・ノット・ティアラ」を輝かせ、耳元ではエリザベス女王の豪華なシャンデリアピアスを揺らし、圧倒的な存在感を放ったというキャサリン皇太子妃。2つの素晴らしいルックでそれぞれフランスの象徴的なブランドを選んだ、見事なファッション外交ぶりが称賛された1日となったようだ。