サマンサ役キム・キャトラル本人がSATC続編に復帰した理由を語る！ HBOのトップに求めた条件も明らかに

その際、「ハッピー・プライド」のコメントとともに、同誌の記事のURLを添えていたキム。

その記事はサマンサが登場するのは１シーンだけで、キムはサラ・ジェシカを含むキャストたちとも、監督・製作のマイケル・パトリック・キング（68）とも会ったり話したりすることなく撮影したという内容。そのため、今回のキムの出演の条件について、さまざまな憶測が報じられることに。

そんな噂の渦中のキムが、６月28日（現地時間）、米トーク番組『The View』に出演。初めてカメオ出演について口を開き、大きな注目を集めた。

自身が主演するNETFLIXの新ドラマ『グラマラス』のプロモーションのため『The View』に出演したキム。

SATC続編についても話が及び、「出演すると聞いて、興奮しているのですが」とインタビュアーに言われると、はにかんだように「イエス」と回答。番組の観客からは大歓声が湧き上がった。そして、アイコニックなサマンサ・ジョーンズ役を再演するにあたり、ある条件を出したことを明らかに！

「（出演について）シェアできることがあれば教えて」という質問に、「そうね、HBOのトップから『どうしたらいい？』と電話がかかってくるのはとても興味深いわ。それで私は『うーん、想像力を働かせたいわ』と答えたわけ」と語り始めたキム。

「そのひとつが、パット（パトリシア）・フィールド（82）を呼び戻すことだった」ことを明かした。

パトリシア・フィールドといえば、SATCオリジナル版と映画２作を手がけた伝説の衣装デザイナー。キャリーやサマンサの象徴的なスタイルや数々のトレンドアイテムを生み出し、SATCファッションブームを巻き起こしたことで有名。

スケジュールの都合でこの続編には関わっていないが、キムは「もし私が復帰するなら、私はサマンサのスタイルで復帰するべきだと思ったから」とパトリシアにこだわった理由を明かし、「そこはプッシュしなきゃいけない。だからそうしたわ」と続け、会場から割れんばかりの拍手が起こった。

さらに、６月29日（現地時間）、米情報番組『TODAY』のインタビューのプレビュー動画が公開に。その中でキムは「パトリシアにスタイリングしてもらうことはずっと望んでいたことのひとつ」だったと言い、SATC続編への復帰を彼女に伝えた時の会話を披露。

パトリシアの独特な声色を真似ながら、「みんながとてもハッピーになる。あなたは人々をハッピーにするし、おもしろいもの」と言い、「ファンのために喜んでくれた」ことを明かした。

今回の衣装をどのように選んだかについても語り、長年の友人である２人は、NYの高級デパート、バーグドルフ・グッドマンに一緒に買い物に行き、出演シーンのための「とても素晴らしい衣装」を手に入れたと説明。

さらにヘアとメークを担当したのも当時と同じスタッフとのことで、今回の経験を「過去に足を浸して、素晴らしい午後を過ごし、それから最高のマティーニを飲むような気分だった」と表現している。

ただし、今後もSATC続編に関わる可能性について尋ねられたキムは、「ここまでよ」とぴしゃり。

「サマンサに別れを告げたの？」と聞かれると、「サマンサにさよならを言うことはないと思う」と回答。自分が演じてきたどのキャラクターにも感情移入して、大切に守っていると前置きしながら、「彼女（サマンサ）は私にとても多くのものを与えてくれたし、とても感謝している」と付け加えた。

主要キャストや番組の制作陣の間では、サマンサの登場は番組の25周年を記念したファンへのサプライズのつもりで、情報が漏れてしまったことにがっかりしているという声もあるようだが、お待ちかねのサマンサの姿が見られるのはシーズン２最終話。８月の放映を楽しみに待ちたい。