2017.08.19

どこから読む？『ONE PIECE』ダイジェスト【サバイバルの海　超新星（ルーキー）編】

ルフィの冒険は、おおよそ10シリーズに分けられる。途中で諦めてしまった人も、初めて読む人も、好きなパートから読み始めよう。まずは物語のはじまり、「サバイバルの海　超新星（ルーキー）編」をご紹介。

ルフィの下に集う、頼もしい仲間たち！

"東の海”編　巻一（第1話）〜巻十二（第100話）

舞台は世界最弱の海"東の海（イーストブルー）”。故郷のフーシャ村を旅立った主人公・ルフィが、頼れる仲間を集めながら"偉大なる航路（グランドライン）”を目指す。ここで仲間入りしたのはゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ。各キャラクターの今後の生き様に大きく関係する、麦わらの一味の生い立ちが多く描かれた、作品の基本となるシリーズ。

砂の国で"七武海”クロコダイルと対決

アラバスタ編　巻十二（第101話）〜巻二十三（第216話）

アラバスタ王国の王女・ビビを救うため、クロコダイル率いる犯罪会社バロックワークスと"偉大なる航路（グランドライン）”の島々で戦った。なかでもドラム島で仲間になったチョッパーにまつわる話は、屈指の名エピソードとして映画化もされたほど。エースやボン・クレーなど、のちの重要なキャラクターが次々と登場し、物語を彩った。

"神"エネルの軍勢と空でサバイバル

空島編　巻二十四（第217話）〜巻三十二（第303話）

ニコ・ロビンを船に乗せ、上空1万メートルの空島にたどり着いた麦わらの一味。未知の島の冒険に心躍らせるルフィだが、次第に空の大地をめぐる三つ巴サバイバルに巻き込まれていく。"エクストル" "島雲" "白海"など新用語が次々飛び出すためアラバスタ編とまた違った趣がある。400年前の歴史も絡めたロマンあふれる物語に、魅せられたファンも多い。

"世界政府"ＣＰ９からロビンを救え！

ウォーターセブン編　巻三十二（第304話）〜巻四十六（第441話）

仲間を守るために、世界政府へその身を差し出したロビン。彼女を救出するためルフィたちは世界政府が治める司法の島、エニエス・ロビーへ突入する！大将青キジの襲撃、ウソップの決闘、フランキーとの因縁、ロビンの過去、政府への"宣戦布告"など見所は多いが、何と言ってもラスト。冒険をともにした船メリー号との別れは感動的。

迫り来るゾンビたち。影を取り戻せるか!?

スリラーバーク編　巻四十六（第442話）〜巻五十（第489話）

フランキーを仲間にし、新たな船サウザンド・サニー号で出航した麦わらの一味。幽霊船で出会った生きたガイコツ・ブルックとだんらんしているうち、まるで島のような巨大船に囚われてしまう……。王下七武海ゲッコー・モリアから、奪われた影を取り戻す短編だ。ブルックが死んで骨だけの姿になりながらも、生に執着するその理由が判明した瞬間はまさに鳥肌もの。

エースを取り戻せ！海軍本部で大決戦

頂上戦争編　巻五十（第490話）〜巻六十一（第597話）

『ONE PIECE』前半戦ともいえる、超新星編のクライマックス。細かく分けると、シャボンディ諸島編、女ヶ島編、インペルダウン編、頂上戦争編、"3D2Y"編からなり、大長編ながら息つく間もないスピードで展開していく。とりわけ頂上戦争編はオールスターといえるほど海兵、王下七武海、海賊と強者たちが勢揃い。ルフィの兄・エースの処刑を巡り、海軍本部で暴れまわる。

SOURCE：SPUR 2017年9月号「大人のための『ONE PIECE』講座」
text: Genki Fujishita

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