港のグルメタウン 釜山の尽きない魅力

 毎年秋に開催される釜山国際映画祭でも知られる港町、釜山。映画祭のメイン会場は、白砂のビーチが近く、夏はリゾート客で賑わう。「釜山と済州島は、いつ行ってもいい」と、年間を通して、ソウルから食べるためだけに足繁く通う強者も多い、魅力的なデスティネーションだ。

 昨年原宿にも出店した、行列のできるかき氷、ピンスのチェーン店「ソルビン」も釜山発。新しい流行を生む場所でもある。リノベーションカフェやレストランも増え、スイーツ好きも納得できるラインナップだし、さらには、ファン垂涎の地元のマッコリも待っている。これからの季節なら、リーズナブルかつ、カジュアルに堪能できるフグ、ハモ、タコ、アンコウなどの鍋もいいし(柚子胡椒を持参する裏技もあり)、現代版チャングムといわれるチョン・ヨンスクさんが作る、ジョンリムの薬膳料理なども興味深い。その魅力は尽きず、釜山出身の人が口を揃えて「ソウルにあって釜山にないものはないと思うし、おいしい店がたくさんある」と自慢するのは、噓じゃない気がする。

 ちなみに蛇足だが、釜山男子(プサンナムジャ)は、シャイなイケメンで知られるそうで、人気なのだとか。モダンとレトロが交差する釜山。韓国旅のリピーターが、釜山の沼にハマる気持ちがよくわかる。今回は、ソウルから人気モデルのパク・ユリも、かねてから来てみたかったという釜山に降り立ち、その魅力に触れた。

チャガルチ市場

자갈치시장

南浦洞にある、港に面した市場は、あまりにも有名な、釜山のランドマーク。活気にあふれ、とれたての魚介類を楽しめる市場内の食堂もずらり。海の幸の豊かさに驚かされる。

PROFILE

Park Yuri今回ソウルから釜山を旅したのは、モスクワ育ちの22歳、テレビ番組にも出演中の人気モデル、パク・ユリ。ソウル・コレクションでも引っ張りだこで、インスタフォロワー数は、10万人超え! ロシア語、英語、韓国語が堪能な大学4年生。期待の新星だ。初めての釜山を大満喫、両親と飲む、と、初めて飲んだマッコリを2本お土産に買っていた。

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