九紫火星

聡明で頭の回転が速く、ひらめきに富んだ天才肌です。トレンドに敏感で好奇心も旺盛な一方で、典型的な「熱しやすく冷めやすい」タイプでもあるでしょう。恋においては情熱派でモテます。常識やモラルにとらわれず型破りな恋愛を楽しむことが多いでしょう。

シングルの人は流れにまかせて。カップルの人は好調

九紫火星の人はパッションのままにドラマティックな人生を生きる人。まるで映画やドラマのように波乱万丈な人生を送ることも多いのですが、こと2019年については「凪」の状態、映画でいえば「そして一年がたった」という字幕で飛ばされてしまいそうな、語るべきことの少ない普通の日々と言えそうです。とはいえ映画といえども喜劇ばかりではありません。「絶対うまくいくはず」と思った仕事がコケたり、厳しい先輩に目をつけられたりと、苦難から立ち上がる姿を描く作品と思えば、ある意味"ドラマ"と言えるのかもしれませんが……。

恋愛、なかでも「出会い」について語られるとき、必ず言われるのが「行動範囲を広げて出会いを増やして」といったことだろうと思います。ただ、’19年の九紫火星の人は出会いを広げるよりも、すでにつながりのある人を大切にするほうが先。それでこそ信頼を集めることになりますし、あなたによい縁や仕事を運んでくれる強い味方にも恵まれるのです。

シングルの人は出会いが不作。あれこれ画策してやっと会う約束を取りつけても相手が風邪を引いて延期になったり、はたまた自分のほうが仕事が終わらずにドタキャンしたりといったことになりがちです。うまくいったと思っても、デートをしているうちに当初と随分印象が違っていたことに気づいてしまうなど、盛り上がりには欠けることが多いでしょう。期待すればするほど「やっぱりまたダメだった」と落胆する気持ちは大きくなるので、むしろ男友達と遠慮のないつき合いをしたり、出会いの場でも「楽しく過ごせればOK」と考えておいたりと、肩の力を抜いて臨んだほうが、まだ楽しい時間を過ごせそうです。仕事の打ち合わせやカフェで居合わせた人など、恋の要素ゼロと思っていたところにこそ未来の縁につながる人もいるのかも。ここでもガツガツせず、「また会えたらラッキー」くらいに考えておくとよいでしょう。本当に縁がある相手であれば、切れることはないので大丈夫です。

一方、カップルにとっては悪くない時期です。ふたりの間に強い絆ができていることを、日常生活のふとした瞬間に感じることができるでしょう。笑い合う瞬間、同じものを見て面白いねと言い合うひととき、ともに同じメロディを口ずさむ喜び。どれもがかけがえのない大切な時間として、ふたりの心に蓄積していくはずです。一緒にいる時間を、どうぞ大切になさってください。お互いが理想とする関係づくりをしやすいときなので、ざっくばらんにいろいろな話ができるとよいですね。ふたりの間に小さくない溝を感じていた場合でも、こうした日常の何気ない会話で少しずつ埋めていけることでしょう。全般的に穏やかな一年となるはずですが、衝突してしまった場合は意地を張らないこと。相手が折れるまで絶対謝らない、なんてスタンスでいると、願っていない方向に話が進んでしまうことも多いのです。そしてどんなにムカついたとしても、「別れる」という発言はしないことです。それを口にしていいのは、本当にお別れを選ぶときだけ。縁をこれほどまでに弱める言葉はありませんから、怒りをぶちまける言葉としては、選ばないようにしましょう。

ただ、九紫火星の人は恋に生きる人でもありますから、本命以外にもサブの関係を築いている人は少なくありません。あなたもそうだろうと決めつけるつもりはありませんが、もし仮に恋人以外にそうした関係の人がいる場合、’19年はその均衡が急に崩れる可能性もあります。多くの場合はサブの存在がなくなるという形で現れると思いますが、そこで改めてパートナーへ愛情が向かう可能性も。もしそうなったら、今後はパートナーひと筋になれると人間的な成長も得られるかもしれません。

絵に描いたように、幸せな感情を共有しやすい相手。あなたが
内に秘めた情熱を両手を広げて受け止めてくれそう
お互いに主張し合って譲らないことが多そう。あなたが折れてあげるのが
近道ですが、ストレスも伴います。無理はしないこと

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