一生お道具物語〜Tea Time編〜

丁寧に暮らす時間が増えると、愛着のある道具を使い、くつろぐことが毎日を豊かにしてくれることに気づくはず。ライフスタイルの目利きたちが人生を通して寄り添い続けたい名品、新たに出合った珠玉のアイテムをリコメンド。

IFNi ROASTING & CO.のドリッパーとフィルター / 森本菜穂子さん(フォトグラファー)

一生お道具物語〜Tea Time編〜の画像_1
(左から)クロスフィルター(3枚入り)¥1,500・ドリッパー 各¥3,300/イフニロースティングアンドコー

静岡県のコーヒーメーカーが手がけるオリジナルツール。新潟県燕市の職人が作る富士山型ワイヤードリッパーと、繰り返し使えるリネン100%のフィルター。「使い方は紙のフィルターと変わらないのに、地球にもお財布にもやさしい。水洗いだけでよく、すぐに乾く。ドリッパーとセットで」。

東屋のジューサー / 鈴木美智恵さん(スタイリスト)

一生お道具物語〜Tea Time編〜の画像_2
ジューサー〈H10.7×W14.5×D9.5〉¥3,300/東青山

レモン搾り器にポットをつけることで、器を入れ替えずにテーブルへ。長崎県波佐見町の窯で焼き上げた磁器製。「クラシカルなデザインが素敵。このジューサーと出合ってから生フルーツジュースを飲むことが倍増。機械と違って洗うのも簡単」。

oxoのコーヒーメーカー / 長坂磨莉さん(スタイリスト)

一生お道具物語〜Tea Time編〜の画像_3
コールドブリュー濃縮コーヒーメーカー〈φ13×H29.5〉¥4,000/オクソー

コーヒー粉をタンクに入れ、水を注いでセットし1日ほど置くと濃縮の水出しコーヒーが。タンクをはずしてコルクでボトルに栓をして保存。「1回の抽出で5、6杯分作れます。牛乳を加えて飲んでいますが、酸味がなく、さっぱりとした味わいです」。

金網つじのティーストレーナー / 三部正博さん(フォトグラファー)

一生お道具物語〜Tea Time編〜の画像_4
ティーストレーナー¥7,500/キコ

京金網の老舗から、紅茶用の茶こし。日本茶用に比べて、ティーカップに合わせて網部分を少し浅くし、使いやすく設計。「網目の亀甲模様が美しく、丁寧に細かく手編みされているので茶葉が引っかからない。丈夫な作りで耐久性も申し分ない」。

STUDIO PREPAのティーポット / 須貝朗子(スタイリスト)

一生お道具物語〜Tea Time編〜の画像_5
ティーポット〈約H18.5×W13×D10.5〉¥22,000/リビング・モティーフ

吹きガラス工房、スタジオプレパが作るティーポット。天然素材の持ち手がアクセント。「茶葉の種類を選ばない、モダンなデザイン。淹れながら眺めている時間はリラックスタイムです」。

柳宗理のフォーク / 木村文香さん(押し寿司デザイナー)

一生お道具物語〜Tea Time編〜の画像_6
ヒメフォーク¥430/ディアンドデパートメント

シンプルなフォルムの中に、使い勝手のよさを追求した小さなフォーク。艶消し仕上げで傷も目立ちにくい。「ケーキ、フルーツを食べるのに本当にいいサイズ感。リーズナブルで、デザインも完璧です」。

ALESSIのエスプレッソコーヒーメーカー / 丸山佑香さん(スタイリスト)

一生お道具物語〜Tea Time編〜の画像_7
La cupola3カップ用〈φ8.6×H22.4〉¥10,000/フジイ

直火式エスプレッソメーカー。建築家のアルド・ロッシがデザイン。インダストリアルでありながらどこか可愛らしさも。「家にいる時間が増えても、これさえあれば本格的な味わいのカフェラテが楽しめます」。

山野アンダーソン陽子のコンポート / 芹澤雅子さん(エディター)

一生お道具物語〜Tea Time編〜の画像_8
ガラスプレート〈φ21×H12〉¥24,000/ミナ ペルホネン エラヴァⅠ

静かな透明感を持つ、手吹きガラスのコンポート。ケーキやお菓子をのせれば大人っぽいニュアンスを加えてくれる。「シンプルなフォルムなのに、どこか味がある。長く使っていて、飽きることのない器」。

 

FEATURE
HELLO...!