PART2 新原千里子さん(大学生・「11PM」所属)

Profile
にいはら ちりこ●昨年3月に留学先のフランスから帰国し、12月から一人暮らしを開始。広さは26平米。上智大学フランス文学科で映画や美術を学ぶ一方で、クラブイベントを手がける「11PM」でも活躍中。

1 玄関脇のキッチン。奥にある白いオープン棚は、さすがお手製ということもあり、サイズも動線も完璧。食材のストックや食器類、レシピ本などをすっきりと収納できる
2 トングやグレーダーは、ピッチャーや「イケア」の大きめの計量カップに立てて収納

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3 朝食は「ドン・キホーテ」で買ったプレッツェルとグラノーラ入りのヨーグルト、牛乳で簡単に
4 昼食。アンチョビとブロッコリーをからめたパッケリにはチーズを削って。ゆでた海老とグレープフルーツをオリーブ油やクミン、塩で調味したサラダ。「ビストロで食べた味を再現しました」

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5 夕食は鶏肉と野菜のソテー、クスクス。「その日食べたいものを作るから作り置きはしない派」
6 食卓にはできるだけお花を絶やさないそう

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7 「リンナイ」のコンロの周りにレンガを積み、小さな天板を設けて作業スペースを確保。手作りの棚には、「イケア」で購入したサイズ違いのガラスジャーを並べ、"見せる収納"に。中にはお米やグラノーラ、スパイス類が
8 引き出しには菜箸やナイフをアイテムごとに収納。ふたつきケースやお茶やお菓子をのせるトレーもお手製
9 オリーブ油から酢までこだわりの調味料が並ぶ。砂糖やにんにくはガラスジャーやチーズの空き容器に入れて

留学先のフランスで培った、料理習慣と食の楽しみ

築50年を超える建物ながら、清潔感あふれる新原さんのキッチン。
「入居時は朽ちた印象でしたが、DIY好きの父の助けで、コンロ脇に白い棚を造作。色がくすんでいた戸棚には白いカッティングシートを貼りました。調理器具や収納用具などは、手頃な『イケア』などでシンプルなデザインのものを選び、ニュートラルな雰囲気に」。
作業効率も抜群の愛着あるキッチンで、料理を手際よく作ってくれた。
「留学先のフランスは外食代が高いので、近所の市場で食材を調達して自炊するのが習慣になりました。レシピは、デザイナーの母が料理好きなので、その味を再現したり、ビストロの味をヒントにすることが多いです。今は自炊は週3回ほどですが、たとえ買ったお惣菜であっても美しく盛りつけ、きちんと味わいたい。そのほうが食事していて気分がいいし、私自身が心地よくいられるから」。

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