PART4 木村綾美さん(インテリアスタイリスト)

Profile
きむら あやみ●2021年にスタイリストチーム「MaG」を結成し、主に広告などで活躍中。70平米のマンションを購入後、「OWL」に施工を依頼し、フルリノベーション。夫と二人暮らし。

1 壁はグレー、シンクまわりはモールテックス材を用いて。家電やゴミ箱が収まるシンク下は、布で目隠し2 鍋類は必要最小限に厳選。「『バッラリーニ』のフライパン、北陸発の『エトエトテアト』の片手鍋、鋳物鍋の『ストウブ』。この3つがあれば、たいていの料理は作れるので」

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3 「コロナ禍以降、朝は夫にならい、白湯を飲むように」。「pejite」で購入した木皿にはトーストをのせて

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4 「さっと済ませたい日の昼食はパスタに水菜とツナマヨ、ポン酢類を和えた、わが家の定番サラダパスタ」
5 夕食は秋田出身の夫の実家の味を再現することも。アスパラの春巻きの皮包み揚げ、イカの燻製とセロリのレモン和え、いぶりがっこなど

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6 「『ボダム』のティーポットや『WMF』のハーブバサミなど工業的なデザインのツールに惹かれます」
7 自宅作業の日のおやつ。日本茶と「HIGASHIYA」のひと口菓子を

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8 お茶は気分転換用にストック。「櫻井焙茶研究所」の日本茶や「Shirakaba lab」のハーブティーなど
9 ガラス張りのチェストには多彩なデザインのグラスをディスプレイ

好きなものだけを手に収まる範囲で

リノベーションされたキッチンは、レストランの厨房を思わせる。
「大枠からディテールまでこだわりを100%注ぎ込みました(笑)。滞在時間が長いキッチンと仕事場を兼ねるダイニングテーブルは、光がたっぷり入るベランダ側に。色はダークグレーを基調に、木材や黒い材質の色や質感でアクセントを。家電やゴミ箱は“隠す収納”に徹しました」
調理器具から器、お茶まで、決して数は多くないけれど、ひとつひとつが愛とストーリーにあふれている。
「モットーは“好きなものを手に収まる範囲で”。気に入ったアイテムを大事に育てたいし、物が多すぎると全部に目が行き届かなくなるので」
プランニングや資料作りなどコロナ禍により、自宅での仕事が増えた。「3食ちゃんと作って食べて……ルーティン化したことで生活が整い、私なりの“仕事や家とのちょうどいいバランス”がわかった気がします」

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