ひふみんの十問十答 Vol.01

読者のリアルな悩みに心を込めて答えます
結婚も仕事も人生も何だか八方ふさがりで希望がもてない!
悩み多き読者から寄せられた難問に加藤九段からのポジティブエールが炸裂

質問1

ここ数年、彼氏ができません。「いいな」と思う男性との出会いもないし、かといって、男性からの積極的なアプローチもありません。どうしたら恋につながる出会いがありますか?(35歳・商社)

本当は自然な出会いが一番ですよね。学校の同級生とか職場の先輩とか。たまたま息が合ったというのがいい。私は割合早いうちに家内に出会ったのでラッキーでしたけど、それがないとすると、やはり友達に紹介してもらうのがいいんじゃないでしょうか。合コンなんかの成功率はどうなんですかね。とにかく出会わないことにはチャンスはないので、いろいろな場所に出向きましょう。近頃の男性は優柔不断な人も多いので女性からアプローチするのもいいと思いますよ。え? フラれるのが怖い?「勇気をもって戦え!」です。

質問2

ここ10年、特に何か新しいことをやるわけでもなく、ただ淡々と仕事をこなす毎日。人に迷惑をかけることもなく、そつなく仕事はできているのですが、やりがいはなく、マンネリ状態です。何か変えなければ10年後もこのままかもと思うとあせります。どうしたらいいのでしょうか。(36歳・サービス業)

相談を読むと、どこか惰性的な感じがします。誠心誠意、仕事に向き合ってる感じがしません。それではマンネリもするでしょう。大事なのは責任感と希望をもって、そして心を込めて仕事をすることです。私だったらプロの棋士として一生懸命精進すること。おざなりにやるのではなく、やる以上はプロフェッショナルにやるべきだと思います。人は自分が置かれた環境の中で、できることを精いっぱいにやっていくしかないんです。その中で輝く。やがて道が開けていくと思います。

質問3

母親からの「結婚しろ」というプレッシャーがすごくてつらいです。誕生日のたびに「お母さんがこの年には二人目を産んでいた」「そろそろ結婚しないと、子どもが産めなくなる」などなど。そうは言っても相手はいないし、仕事も忙しくて、相手を見つける暇もないし。ひとりでも寂しくないし。それでも結婚しないとダメなのでしょうか。(32歳・サービス業)

人にはいろいろな生き方があります。この世に生を受けた以上、"結婚すること"は義務ではないけれども、"幸せになること"は権利であると同時に義務だと思います。結婚せずとも充実しているのであれば、それは素晴らしいことでしょう。それよりも大切なのは、結婚とは大人(精神的な意味においても、物質的な意味においても)のすることである、ということ。誰かと一緒になるから幸せになるのではなく、ひとりでいても幸せであると感じる人間がともにいることで、さらに大きな幸せを築いていくものなんです。今の自分が幸せだと感じ、その先に続く未来の自分の姿も幸せであると想像できるのであれば、"結婚"にこだわる必要はないと思いますよ。

質問4

いつもなにかしらのタイミングを逃してしまいます。あとで考えると、「あのとき、どうしてそうしなかったんだろう!?」と後悔することばかりです。最近では、チャンスそのものが訪れなくなった気もします。チャンスをものにできるようになりたいです。アドバイスをください!!( 29歳・IT)

新約聖書に「求めよ、さらば与えられん」という言葉が出てきます。与えられるのを待つのではなく、自ら積極的に努力することが必要だということです。そうすれば必ずよい結果が得られると。「しつこく願うこと」=「努力すること」であって、神頼みではないんですね。どれだけあなたが切迫感をもって、それを望んでいるのかでチャンスをものにできるかどうかが決まります。

質問5

恋人と同棲中ですが、欠点が目についてしまい、「この人で大丈夫かなぁ」と結婚へのモチベーションが薄れてきました。とはいえ、完璧な人などいないのですから、ちょっとしたことには目をつぶるべきなのかもしれません。でも、本当にこの人でいいのか、正直不安です。男性のどこを見て、結婚を決めたらいいのでしょうか。(31歳・保険)

僕の経験では「この人と結婚したら展望が開けそう」というひらめきがあるはずです。大げさなものでなくても、その人と会うとときめいたり、その人のことを思うとすごく元気が出たり。日々ひたむきに生きていれば、図らずも与えられた人生の伴侶との出会いを自然と自分のものにできると思っています。ただ、結婚はある種の賭け。最後は腹をくくって勝負しましょう。ちなみに僕が素敵だと思う女性は、やはり妻のような女性です。明るくて真面目で視野が広くて、そしてめげない。人生は山あり谷ありですから、これは大事。伴侶にするならたくましい人がおすすめです。

 

 

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着たい服はどこにある?
トレンドも買い物のチャンネルも無限にある今。ファッション好きの「着たい服はどこにある?」という疑問に、SPURが全力で答えます。うっとりする可愛さと力強さをあわせ持つスタイル「POWER ROMANCE」。大人の女性にこそ必要な「包容力のある服」。ファッションプロの口コミにより、知られざるヴィンテージ店やオンラインショップを網羅した「欲しい服は、ここにある」。大ボリュームでお届けする「“まんぷく”春靴ジャーナル」。さらにファッショナブルにお届けするのが「中島健人は甘くない」。一方、甘い誘惑を仕掛けるなら「口説けるチョコレート」は必読。はじまりから終わりまで、華やぐ気持ちで満たされるSPUR3月号です!

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