Kカルチャーの今をキャッチ!
韓国のローカルシーンで注目を集めるカルチャーは? 現地の専門家が最前線を解説。今月は、潮目を変えた新世代アイドルたちの楽曲を分析する
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韓国のローカルシーンで注目を集めるカルチャーは? 現地の専門家が最前線を解説。今月は、潮目を変えた新世代アイドルたちの楽曲を分析する
ガールズグループは"大衆性"、ボーイズグループは"ファンダム"。2010年代後半まで、この構図は韓国アイドルの歴史に刻まれた伝統だった。不特定多数の心をつかむことを目標としていたガールズグループにとって、何よりも重要なのは「流行歌」。Brave Brothersや新沙洞の虎のように、「大衆受けするコード」を熟知した作曲家たちが彼女たちとともに全盛期を謳歌した。一方、強固なファンダムを背負うボーイズグループの楽曲は、比較的自由だった。ファンを満足させる激しいパフォーマンスが際立ちさえすれば、ジャンルや大衆の反応はお構いなし。
流れが変わり始めたのは、いわゆる「K-POP第4〜5世代」から。事実、彼らはK-POPの長い歴史の中で大きな変化を導き出した、真の意味での「新しい世代」である。何よりも、これまで常にボーイズグループが握っていたK-POPの世代論における主導権が、ガールズグループへと移ったのだ。2026年現在、そんな第4〜5世代ガールズグループは、片手にハウス、もう片手にはテクノを携えている。
始まりはハウスだった。昨年10月にリリースされたHearts2Heartsの「FOCUS」は、K-POPシーンに改めてハウスブームを巻き起こした。彼女たちの同期として活躍するKiiiKiiiも、わずか3カ月後に同じくハウスリズムが際立つ「404 (New Era)」を発表し、チャートを席巻。
Hearts2Heartsが1カ月後に発表した新曲「RUDE!」がその熱気をつなぐ中、今度はテクノが力強く登場した。HYBE発のガールズグループ3チーム、KATSEYE、LE SSERAFIM、ILLITが、いずれも強烈なテクノのテクスチャーを感じさせる新曲を引っ提げてカムバックしたのだ。ほぼ同じ時期に、似通った楽曲でカムバックすることが「グループごとの個性をなくしてしまう」という批判はひとまず置いておいて、かつてこれほどまでに強烈なジャンルの波がガールズグループのシーンをのみ込んだことがあっただろうか。TOMORROW X TOGETHER、RIIZE、TWSのように、現世代を代表するボーイズグループの大衆親和的なボーイズポップと比較すると、その変化はより鮮明に浮き彫りになる。
目に見えない大衆を相手に愛を乞うていたK-POPガールズグループの時代は去った。これからはどんなジャンルであれ、注目を集められるという自信に満ちた少女たちの出番だ。
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