エスパス ルイ・ヴィトン東京で、新エキシビション:『Pierre Huyghe – Untilled Host』展が開催中

フォンダシオン ルイ・ヴィトンがキュレーションを担う『Hors-les-murs (壁を越えて)』プロジェクト。その一環として企画された新エキシビションが、2017年1月9日(月・祝)まで表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開催中。『Pierre Huyghe – Untilled Host』展では、これまで未公開とされてきたフォンダシオンの所蔵品から、ピエール・ユイグの2つの作品がフィーチャーされている。

 (c) ADAGP, Paris 2016 for the work of the artist. Photo Ola Rindal

かつて国立民俗民芸博物館として使用されていたパリ市内の建物で、1年をかけて撮影された『The Host and the Cloud』(2009-2010)。遊園地の片隅にある閉鎖された博物館での実際の出来事を撮影したという実験的な作品だ。


(c) ADAGP, Paris 2016
2012年夏「dOCUMENTA(13)(ドクメンタ(13))」の会場であるドイツのカールスアウエ公園内で撮影された『A Way in Untilled』(2012)は、頭部が蜂の群れで形成された女性像が半身を横たえた『Untilled(Liegender Frauenakt)(未耕作地(横たわる裸婦))』という彫刻の周りで起こる一連の出来事の映した作品。

1990年代初頭以来、新たな手法による創造と展示の見せ方を考案し続けてきたピエール・ユイグ。大衆文化から学究的なものまで現代社会特有の幅広い文化的テーマを、「ライブ」のシチュエーション、フィルム、オブジェクト、写真、素描といったさまざまな制作媒体を用いて表現し、NYのメトロポリタン美術館やパリのポンピドゥーセンターなどで個展を開催する、世界が注目するアーティストだ。
ユイグによる現実とフィクションの境界を探る旅に、ぜひ足を運んで。

「PIERRE HUYGHE - UNTILLED HOST」
期間:〜2017年1月9日(月・祝)
場所:エスパス ルイ・ヴィトン東京
住所:東京都渋谷区神宮前 5-7-5 ルイ・ヴィトン表参道ビル7F
電話:0120-00-1854
時間:12:00〜20:00
休館日:表参道店に準じる
入場料:無料
http://www.espacelouisvuittontokyo.com

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