デザイナー、落語家、ミュージシャンらが“あたりまえにある「美」”に着目! オルビス30周年記念 「ケの美」展がスタート

毎日当たり前のように繰り返される日常のなかの美に注目した展覧会、「ケの美」展が、20171117日(金)より東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで開催される。展覧会のディレクターは佐藤卓。柳家花緑、皆川明、土井善晴など多彩な顔ぶれが考える「ケの美」に注目!

日本に古くからある「ハレ」と「ケ」の2つの世界観のうち、「ケ」のなかの美に注目した展覧会が、20171117日(金)より東京・銀座のポーラ ミュージアム アネックスで開催される。このオルビス30周年記念 「ケの美」展のディレクターを務めるのは、グラフィックデザイナーの佐藤卓。普段特別意識することのない「ケ」に潜む美を、14名のクリエイターが浮かび上がらせる。

©Yoshiharu Doi
©Yoshiharu Doi

 「ハレ」は神社における儀礼や祭り、年中行事などの特別なイベント、「ケ」は毎日当たり前のように繰り返される日常のことを表す言葉。一見退屈に思える「ケ」の充実があってこそ、「ハレ」が特別で有り難いものとして感じられるのでは、という思いが、この展覧会のテーマに込められている。ディレクターの佐藤氏のもとに集まったクリエイターは、「ミナ ペルホネン」のデザイナー・皆川明、落語家の柳家花緑、建築家の隈研吾、手芸家の横尾香央留、作家の小川糸、料理研究家の土井善晴、ミュージシャンで「クラムボン」のボーカリストで鍵盤担当の原田郁子、プロダクトデザイナーの柴田文江、武者小路千家家元後嗣の千宗屋、「SIMPLICITY」代表でデザイナーの緒方慎一郎、イラストレーターの塩川いづみ、放送作家で脚本家の小山薫堂、「群言堂」代表のデザイナー松場登美、「くるみの木」代表の石村由起子。ジャンルも世代も違うユニークな面々がクリエイターならではの視点で見つけた「ケの美」には、新鮮な気づきが溢れている。

©Izumi Shiokawa
©Izumi Shiokawa

特設サイトでは現在、「朝食」「場所」「漢字」の3つのテーマで、自分にとっての日常だと感じるものの写真を募集中。これは参加型作品「みんなのケ」として会場に展示されるので、展覧会最終日までにぜひ投稿を。日々の生活における「ケ」の存在に着目することで、暮らしに新しい視点が生まれそう!

 

『オルビス30周年記念 「ケの美」展』
会期:1117日(金)〜1224日(日)
会場:ポーラ ミュージアム アネックス
時間:11:0020:00(入場は閉館30分前まで)
会期中無休・入場無料
https://orbis-kenobi.com/

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