彼女の本当はどこに? 太田莉菜&矢後直規による展覧会「太田莉菜の不在」、OFS Galleryにて開催中

東京・白金のOUR FAVOURITE SHOP内にあるOFS Galleryでは、2022年3月27日(日)までの期間、モデル・女優として活躍する太田莉菜と、アートディレクターの矢後直規による展覧会「太田莉菜の不在」を開催中。太田のプライベート空間のような展示スペースの中で、“太田の肉体が物理的に写らない表現”として矢後が描いた作品を堪能して。

東京・白金のOFS Galleryでは、2022年3月27日(日)までの期間、モデル・女優として活躍する太田莉菜と、アートディレクターの矢後直規による展覧会「太田莉菜の不在」を開催中。矢後が太田自身や彼女の日常をモチーフにしながら、肉体が物理的に写らない表現を目指して描いた作品が展示されている。

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矢後は今回、太田の肉体は描かずに太田そのものを描くという難しい課題に挑戦。

このプロジェクトは「線になりたい」という太田本人の願望からスタートしたもの。「名前と姿形がいつからか独り歩きして、何人もの『太田莉菜』がこの世には存在している」「私は確実に存在しているけれど、どうやら実態がない様にも思えるのだ」「輪郭やイメージ、何かの断片を頼りにして出来上がっていく『太田莉菜』は多様に存在していて、それがとても不思議である」――そう感じていたという太田。「本当の『太田莉菜』はどこにいるのだろう?」という彼女の思いを受け止めた矢後は、「見た目以外での太田らしさとは何か」を模索する日々を送ったという。

太田のプライベートをエッセンスとして構成された展示。作品のもとになっているのは太田自身が撮影した写真。
太田のプライベートをエッセンスとして構成された展示。作品のもとになっているのは太田自身が撮影した写真。

矢後はまず、太田がプライベートで撮った写真を数十点セレクトし、太田らしいと感じるモチーフを選出。そのモチーフをB4サイズの小型作品として描いた後に、それらを合成しながら、B3サイズの中型作品、B1サイズの大型作品を描いたそう。さらに、「肉体が写らない=透明」という考え方から、ステンドグラスをイメージしたアクリル作品も制作した。太田のプライベート空間のように仕上げたギャラリースペースは、太田の姿はなくとも太田を感じられるものに仕上げてある。

ステンドグラスをイメージしたアクリル作品にも注目。
ステンドグラスをイメージしたアクリル作品にも注目。

会期中の3月12日(土)と3月20日(日)には、「太田莉菜の不在」で制作された作品を通して、太田莉菜の世界観や日常について語られる2人のトークも予定している。各回20名限定・要予約なので、詳細はOUR FAVOURITE SHOPのサイトかSNSをチェックして。

「太田莉菜の不在」
会期:〜2022年3月27日(日)
会場:OFS Gallery(東京都港区白金5-12-21 OUR FAVOURITE SHOP内)
時間:12:00〜19:00 ※最終日は〜17:00
休業日:月曜・火曜・水曜
03-6677-0575
http://ofs.tokyo/

text : Shiyo Yamashita

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矢後は今回、太田の肉体は描かずに太田そのものを描くという難しい課題に挑戦。
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太田のプライベートをエッセンスとして構成された展示。作品のもとになっているのは太田自身が撮影した写真。
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ステンドグラスをイメージしたアクリル作品にも注目。
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「太田莉菜の不在」より
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「太田莉菜の不在」より
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「太田莉菜の不在」より
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