原点の地、川口でクリエーションの核心に迫る。川口市立美術館 開館記念特別展「蜷川実花展 はじまりの光」開催

JR川口駅西口から徒歩2分の場所にオープンする川口市立美術館は、2026年9月12日(土)より開館記念特別展「蜷川実花展 はじまりの光」を開催する。約30年に及ぶセルフポートレートや、父・蜷川幸雄の書斎の移設展示などを通じて、知られざる創作の源流を辿り、その表現の核心に迫る。

2026年9月12日(土)にグランドオープンする埼玉・川口の川口市立美術館では、同日より開館記念特別展「蜷川実花展 はじまりの光」を開催する。

JR川口駅西口から徒歩2分の場所にオープンする川口市立美術館は、2026年9月12日(土)より開館記念特別展「蜷川実花展 はじまりの光」を開催する。約30年に及ぶセルフポートレートや、父・蜷川幸雄の書斎の移設展示などを通じて、知られざる創作の源流を辿り、その表現の核心に迫る。

2026年9月12日(土)にグランドオープンする埼玉・川口の川口市立美術館では、同日より開館記念特別展「蜷川実花展 はじまりの光」を開催する。

原点の地、川口でクリエーションの核心に迫の画像_1

First Light, 2026 © mika ninagawa / bookshop M Co., Ltd. / Courtesy of Tomio Koyama Gallery

JR川口駅西口から徒歩2分の場所に誕生する川口市立美術館は、鋳物産業をはじめとする「ものづくりのまち」として育まれた川口の歴史と創造性を未来へ繋ぎ、「継承」「共生」「育成」を理念に、市民と芸術がつながる場をつくり出す、新たな文化施設。展示室に加え、ライブラリー、ショップ、レストランを備え、訪れる人が思い思いに過ごせる「公園のような美術館」を目指している。


蜷川が記念すべきオープニングを飾ることになったのは、演出家の父・蜷川幸雄の出身地であり、本人も幼少期を過ごすなど、創作の原風景ともいえる場所であることから。蜷川の脳裏には、今も幼い頃に川口最大の祭りとして知られるおかめ市(酉の市)の雑踏の中で見た、見世物小屋の異形や鯉の血しぶき、飴玉の光、ピンク映画の看板、電灯の揺れなどが焼きついているという。彼女が見た、現実と虚構の境界が曖昧で不安定に揺れ動く世界は、その後の見る者を「引きずりこむ」クリエーションに大きな影響を与える起源となっている。

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Self-image, 2013 © mika ninagawa / bookshop M Co., Ltd. / Courtesy of Tomio Koyama Gallery

展覧会は蜷川を作り上げてきた要素に焦点を当て、二つの章で展開される。入口のある2階に展示する第一章は、初公開の新作を含む“写真”で構成。自身のデビュー作であり原点である、約30年にわたり、自らの存在を確かめるように断続的に撮り重ねられてきたモノクロのセルフポートレートを展示する。なお、20代から最新のものまでが一堂に揃うのは今回が初めてのことだ。

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The days were beautiful, 2017 © mika ninagawa / bookshop M Co., Ltd. / Courtesy of Tomio Koyama Gallery

さらに、2014年に父・蜷川幸雄が倒れ、死へと向かう1年半を記録し続けた『うつくしい日々』も展示。彼女が「逝く人の目で撮った写真」と表現する本作は、死と向き合うことで再確認されるこの世の美しさ、その瞬きの中にしか存在し得ない風景や感情を留めている。別れゆく父の視線と、それを受け継ぐ娘の視線が重なるさまに注目を。

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蜷川幸雄の書斎。©ニナガワカンパニー

一方、M2階に展示される第二章は、蜷川実花自身の表現世界に最も大きな影響を与えた家族との記憶に迫るもの。当時の気配をそのままに宿す蜷川幸雄の書斎の移設展示や、元女優でキルト作家の母・蜷川宏子のキルト作品、さらに若き日の両親が写るアルバムを発見し、それを蜷川自ら複写した新しいシリーズ「First Light」などが一つの流れの中で展示される。川口の地だからこそ明かす、かつてないほど個人的で内面的な世界を通して、蜷川が自身の根源と深く対峙する特別な空間は必見。蜷川の感性の原点の地と言える川口で、研ぎ澄まされた写真表現に出合ってみては。

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最近も多忙な日々を送る蜷川。2026年12月16日(水)よりフランス・パリのグラン・パレにて大規模個展「Mika Ninagawa with EiM · Alive with Shadows」を開催予定。

川口市立美術館 開館記念特別展 「蜷川実花展 はじまりの光」
会期:2026年9月12日(土)〜11月29日(日)
会場:川口市立美術館(埼玉県川口市川口3-1-2)
開館時間:10:00〜18:00 ※10月・11月の第2、第4金曜日には夜間開館(〜20:00)を実施
休館日:月曜(9月21日、10月12日、11月23日は開館)、9月24日(木)、10月13日(火)、11月24日(火)
入場料:一般 ¥2,000、大学生 ¥1,500、高校生 ¥1,000、中学生以下無料
https://kawaguchi-moa.jp/