オープニングはゴダールの1980〜90年代セレクション! カフェ併設型の映画館・ストレンジャー、菊川駅前にオープン

2022年9月16日(金)、都営新宿線・菊川駅前にカフェ併設型の映画館・Stranger(ストレンジャー)がオープンする。ミニシアター空白地帯だった東京の東エリアの文化拠点を目指し、映画を軸に多彩な文化活動を展開していく予定。オープニングは1980〜90年代のジャン=リュック・ゴダール作品セレクション!

2022年9月16日(金)、東京都墨田区の都営新宿線・菊川駅前に、カフェ併設型の映画館・Stranger(ストレンジャー)がオープンする。劇場席数は49席。東京の東エリアにはこれまでになかったミニシアターの誕生だ。

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映画を観るだけでなく、映画を軸にさまざまな文化体験ができる場を目指す。

「映画を知る」、「映画を観る」、「映画を語り合う」、「映画を論じる」、「映画で繋がる」という5つの体験を一連の映画体験として提供することを目的としてオープンするストレンジャー。デザインへの感度が高い現代の消費者ニーズに対応したハイセンスな映画館を目指すという。

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清澄白河などとも近く、文化的な雰囲気には満ちたエリア。今後の展開が気になる!

菊川駅から徒歩1分の場所というロケーションにも注目。東京23区の東側は、なぜかこれまでミニシアターがなかったものの、近隣には東京都現代美術館やギャラリーもあり、カルチャー感度の高い人が集まるエリアでもあった。ストレンジャーはそんな東京の東エリアの文化拠点を目指し、映画を基軸としてさまざまな文化活動を展開していくとしている。

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併設カフェの席数は15席程度。映画を観た後で語り合うのにもぴったり。

ストレンジャーの併設カフェ「Stranger Cafe」のコンセプトは「モダン・フロンティア・スピリット」。北米中西部や南米大陸の雰囲気を現代的に洗練させた、アイデア溢れるフードやドリンクが楽しめる。群馬県前橋市にあるスペシャルティコーヒー焙煎所兼スタンド、SHIKISHIMA COFFEE FACTORYが手がける「Strangerオリジナルブレンドコーヒー」にも注目。チリやメキシコのワインもあり、映画について語り合いたくなる、また一人で作品の余韻に浸りたくなる環境が整っている。

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カフェにはつい長居したくなりそうなドリンクやフードが揃う。

オープニングは「特集:J=L・ゴダール 80/90年代 セレクション」として、ジャン=リュック・ゴダールの1980〜90年代の珠玉の作品から、『勝手に逃げろ/人生』(80) 『パッション』(82) 、『ゴダールのマリア』(85) 、『右側に気をつけろ』(87) 、『JLG/自画像』(95) 、『フォーエヴァー・モーツアルト』(96)を上映。日本上映権利切れの作品6本を仏・ゴーモン社より買い付けたのだという。

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オープニングは「特集:J=L・ゴダール 80/90年代 セレクション」。先日亡くなったゴダール監督の名作を振り返る。

なお、10月8日(土)からは「特別企画:B・クローネンバーグ『アンチヴァイラル』限定上映+α」として、カナダの巨匠デヴィッド・クローネンバーグの息子であり、最新作『ポゼッサー』でも話題を呼んだブランドン・クローネンバーグの長編デビュー作を限定リヴァイヴァル上映するので、こちらもお楽しみに!


Stranger
住所:東京都墨田区菊川3-7-1菊川会館ビル1F
050-1751-4052
https://stranger.jp/

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