蟬の声が和らぐ夕暮れ、時には襟を正して

菊の花びら一枚一枚の輪郭線を連ねた模様の上に、大輪の菊があでやかに舞う。柄の心地よい緊張感が藍色の力と拮抗して、潔い色気をつくり出している。
「落ち着いた単色の浴衣は、大人ならではの魅力。いつもは華やかな色柄に目がいってしまうのですが、こうした大人っぽい浴衣は今回新しい発見で、これから着てみたくなりました」(長濱さん)。

浴衣(仕立て上がり)¥48,000・半巾帯¥25,000・帯締め¥12,100/銀座もとじ 和染

小千谷縮

しゃり感があり、暑い夏に重宝される小千谷縮を、澄んだ青磁色で一段と涼しげに。「とてもシンプルな格子柄と色が新鮮です」(長濱さん)。
夏着物の感覚で半襟を合わせたら、名古屋帯をお太鼓に結び、帯揚げと帯締めをコーディネート。いつもよりよそゆきの表情を楽しみたい。

着物(仕立てつき)¥79,000・長襦袢(仕立てつき)¥39,000・伊勢型帯¥49,000・帯揚げ¥9,900・帯締め¥7,000・下駄¥12,900・傘¥22,000・帯留め(Kenichi Kondo)¥15,000/THE YARD Shibuya

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