ロンドンの街を歩いているかのように

イギリス人の友達から、子供のためにいただいた本です。ミスロラフ・サセックの『This is London』。ずっとしまいこんでいましたが、最近娘と一緒によく読んでいます。日本語訳もありますが、いただいたのは英語版。

当然、娘には理解できるわけもないですが、絵力に惹きこまれるのか、一つ一つの絵を見ては「これはなに?」と繰り返し聞いてきます。(一番興味があるのは大英博物館に展示されているミイラのくだりです。「なんで布にぐるぐる巻きなの?」と聞かれ、答えに窮する……)。彼女に何とか説明しようとするたびに、ロンドンの懐かしい空気感が思い出され、自分も旅しているような気分になります。

サセックは1916年生まれなので、ここに描かれた光景は私が見たことのあるロンドンとはまたちょっと違うわけです。カイゼル髭の紳士に、チューブの中でザ・デイリー・テレグラフ紙を広げる人々、魚を頭にのせた行商人など、当時の風習に思いを馳せるだけでも楽しい。

パリ版やニューヨーク版もあるので買い集めたい。そして娘がもう少し大きくなったら一緒にロンドンを訪れて「これは絵本にのってたアレだね〜」なんて会話してみたいものです。

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エディターNAMIKI

ジュエリー&ウォッチ担当。きらめくモノとフィギュアスケート観戦に元気をもらっています。永遠にミーハーです。

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