末端をリンクさせる愉しみ

先シーズン、LAILA TOKIOに足を運んだ際に出合った、Elke Kramerというオーストラリアのアクセサリーブランド。カットされた大ぶりな石とフリンジ、その大胆かつ民族的な佇まいにぐっと心惹かれたものの、そのときはなんとなく買わずじまいで店を後にしました。それからなんとなく心の片隅に引っかかっていたままでしたが、先日久方ぶりに訪れたところ「新作が入りましたよ」の一声で、今度こそは後悔せぬ!と鼻息荒く購入しました。まず、オレンジやグレーの雫が一滴垂らされて広がったような、独特のマーブル模様がきれい。エスニックな要素がありつつ、モダンな空気感が漂うところもいいんです。さらにデザイナー自身もカーリーヘアがキュートでとても素敵! シンプルなスウェットやシャツなどカジュアルな装いでも、この一品を耳もとに添えるだけでがらりと異なる雰囲気に仕上がる気がします。

 

そしてこの頃、そんな存在感を放つアクセサリーは、着こなしのどこかと密かにリンクさせて楽しんでいます。今日は、ピアスの石の色とネイルカラーのトーンをなんとなく揃えて。THREEのネイルポリッシュの18番は、乾いて褪せたようなイエローベージュの色みが絶妙。マットなトップコートで仕上げたら、脳内イメージは完全に砂の大地、アーシーなムードで、ピアスともマッチ。そんな「自分テーマ」を妄想しつつ、末端まで装いを考えることの楽しさといったら。誰に気づかれなくても、自分だけがわかればいいのです。ファッションとは自己満足なのです。

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エディターSAKURABA

好きな服は、タートルネックのニットと極太パンツ。いつも厚底靴で身長をごまかしています。

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