カリグラフィーをやってみた

おしゃれな字って憧れますよね。私はというと、入社して以来取材先で“高速メモ取り”の習慣がつき、雑な字がいつしか自分のデフォルトに定着してしまいました。「あなたは字が汚い」と上司からさんざん呆れられつつ、今更字を書く練習するのも何だかなぁ……と思っていた矢先。友人から「知人がモダン・カリグラフィーのワークショップを開くんだけど、やってみない?」と誘いが。

最近見かけることありませんか?細い部分と太い部分のコントラストが特徴の、筆記体をくずしたような手書きの文字。英語版書道といったらわかりやすいでしょうか。ちょっとしたお礼のお手紙やバースデープレゼントに添えるカード、ウエディングカードなどに、ささっとおしゃれな英字を描けたら素敵ですよね。これはアルファベットなので、「日々の字が汚い」点については何の解決にも至りませんが、いい機会なので参加してみることに。

ワークショップは都内のカフェの個室にて、ごく少人数制で行われました。先生のお手本が描かれた罫線つきのノートパッドが配られ、ペンホルダー、先端につける「ニブ」と呼ばれるペン先、インク、メッセージカードまでついてくる!という充実ぶり。 

まず先生が書いているところを説明を聞きながらじっくり観察し、そのあと自分で小文字と大文字のA~Z、数字までを一字一字練習していきます。先生が書く字は、す~っと書き味なめらかで、見ていて実に気持ちがよい。「なんだか出来そう!」と思えてきます。


ところがいざ、自分でチャレンジしてみると……。これがなかなか難しいのです。筆圧を加えるとニブ(ペン先)が二つに割れてラインが太くなる仕組みなのですが、なぜか文字が二重になってしまいます。(のちにこれは、インクが足りないのが原因と判明)。それどころか最初は曲線をいっきに描くことすらままならず、形が太って不恰好になってしまったり、文字が躍ってしまったりとひどい有様でした。

しかし練習を重ねるに連れて、だんだんとコツもわかってきて、2時間という短い時間にも関わらずだいぶそれっぽく書けるようになってきました。そうなってくると俄然やる気がでてきます。やっと楽しくなってきたところで、終了の時間になってしまいました。

先生はとても親切で、泣き言や質問にも逐一ていねいに対応してくださいます。私は劣等生でしたが、隣に座っていた参加者の方は最初からめちゃくちゃ上手に書けていました。やっぱりどんなことにも才能ってあるんですね……()

ここでベースの方法を理解してあとはノートパッドで自手練、という流れもとても理にかなっているので、興味がある方はぜひ参加してみてください。私も「Thank you」とうまく書けるようになるその日まで、特訓したいと思います!

ワークショップについての詳細はこちら
<WEBSITE> https://gramercy.themedia.jp/
<Blog> http://ameblo.jp/gramercy-since2016
<Instagram> @Gramercy.byMichelle

エディターITAGAKIプロフィール画像
エディターITAGAKI

ファッション、ビューティ担当。音楽担当になったので耳を鍛えてます。好きなものは、色石、茄子、牧歌的な風景。

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