「ガブリエル シャネル エッセンス」と金原ひとみさんが描く香りの景色

SPUR4月号に掲載中の特集「シャネルの香りは南仏で生まれる」を読んでいただけましたでしょうか? 4月3日に発売になる香水「ガブリエル シャネル エッセンス オードゥ パルファム」に使われているチュベローズの収穫に合わせて、昨秋、作家の金原ひとみさんが南仏を訪れたのですが、その時に出合った物事やご自身のフレグランスにまつわる思い出をもとに「香りは語る」というエッセイを書いていただいています。

シャネル ガブリエル シャネル エッセンス オードゥ パルファム(50ml)¥13,000・(100ml)¥18,500(ともに4月3日発売)
ガブリエル シャネル エッセンス オードゥ パルファム(50ml)¥13,000は、4月3日発売です
9月に訪れた南仏のチュベローズ畑。濃厚な香りがあたりに漂っていました

南仏・グラースのチュベローズ畑。シャネルは、1987年からグラースの花農家と契約を結び、原料から一貫してフレグランスを作る取り組みを進めています

一つひとつの花を手作業で摘んでいきます。8月~11月の早朝に行われます花は一輪ずつ手作業で摘んでいきます。取材に訪れたのは昨年の9月のことでした

収穫されたチュベローズの花。その日のうちに工場に運ばれ、香りの抽出作業が行われます
収穫されたチュベローズの花。その日のうちに工場に運ばれ、香りの抽出作業が行われます

詳しくは本誌をご覧いただきたいのですが、この時に、シャネルの専属調香師であるオリヴィエ ポルジュさんにもお話を伺いました。一番印象的だったのは「香りというのは自分自身を表現する手段のひとつです」という言葉。インタビューで伺った際は、言葉としては理解していたのですが、のちに金原さんのエッセイを読むことで、その意味がはじめて分かったように感じました。思い出深い香りには、その時の会話や体験が詰まっていて、だからこそ香りは「語る」ことができる。このことが金原さんのエッセイでは、すっと心に入る言葉で綴られているんです(本当に素敵な文章なので、ぜひご一読を!)。

では、「ガブリエル シャネル エッセンス」を身につけると、どんな物語が紡がれるのでしょうか? このフレグランスは、敬称であるマドモワゼルや愛称であるココではない、シャネルの本名を冠したフレグランス。つまり素顔のシャネルが映し出された香りです。伝記などを読むと、エネルギッシュでパワーにあふれた人だったと思うのですが、そのイメージを裏切らない、チュベローズやジャスミン、イランイラン、オレンジフラワーが軸となった、まぶしい光にあふれたもの。ちょっと心細いとき、自信が欲しいとき、このフレグランスをまとったなら、自分を鼓舞してくれるパワーが側にある心強さを感じられるはずです。

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エディターMORITA

物心がついた時からパンツ派。今、一番興味があるのは、どうやったら居心地のよい部屋で暮らせるのか。美容、アート担当です。

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