幸せのポストカード

先週、とってもうれしいことがありました。

節目の誕生日を迎えたのですが、もう4〜5年は会っていない、長崎に住む小学校時代の友人からポストカードが届いたのです。そこには「誕生日おめでとう。最近はパク・ソジュンと話すために韓国語を勉強しています」と一筆。(え!? いつ!?というツッコミは置いておいて)正直、LINEでつながっているので、シャシャと文字を打って送れば済むものを、わざわざポストカードに書いて、切手を貼って、ポストに投函してくれたのだと思うと、身体中に幸せな気持ちが溢れました。

先ほどLINEでつながっていると書きましたが、それでも滅多なことでは連絡していませんでした。だからこそ余計に、一枚の葉書のもつパワーに圧倒されたのだと思います。

筆不精になってしまっていた自分を恥じ、「私はこの春『ヴィンチェンツォ』にハマっていました」と返事を書いて、今朝投函してきました。

友人にはピーター・ドイク展で購入したポストカードを送りました(写真下)。
友人にはピーター・ドイク展で購入したポストカードを送りました(写真下)。

その際、自分のポストカードコレクションをひっくり返してみると、これまで行った展覧会や好きなアーティストの履歴みたいになっていて、面白いなと。みなさんもそんなことありませんか? 図録だと重いから、記念にポストカードでも、と集まった品々。だけど、そろそろ収集癖で終わらせず、なかなか会えない大切な人たちにポストカードを送ろうと思っています。そこに書かれている言葉がどんなに些細なつぶやきであっても、物理的な距離を超えて届くメッセージには想像以上の幸福な力があるのですから。

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エディターKINUGASA

顔面識別が得意のモデルウォッチャー。デビューから好きなのはサーシャ・ピヴォヴァロヴァ。ファッションと映画を主に担当。

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