月日を経ても色褪せない一着の魅力。アーカイブスは、時代を映す鏡であり、持つ人の人生も内包する。特別なピースを、パーソナルな物語とともに振り返る

R.ALAGAN デザイナー・高橋れいみさんの愛用私物を公開【ファッションラバーが語る、時を超える服】

月日を経ても色褪せない一着の魅力。アーカイブスは、時代を映す鏡であり、持つ人の人生も内包する。特別なピースを、パーソナルな物語とともに振り返る

INDEX

"つくりのよさ"は時を経ても色褪せない 高橋れいみさん(R.ALAGAN デザイナー)

高橋れいみ

「若い頃は直感が第一。初任給の額を超える服も普通に買う、〝食よりファッション〟みたいな時代でしたね」。セレクトショップでバイヤーを務め、日々膨大な服に触れてきた経験も、その感覚を研ぎ澄ませた。だが今は、その熱量の先で見極める視点が培われたという。

CÉLINE (2018SS)

高橋れいみさんの私物のセリーヌのスカート

「フィービー・ファイロ時代のセリーヌのプリーツスカートは理想の形で、転写プリントも上品。同じ時期のセリーヌのバッグは冠婚葬祭など特別なときに持つことが多いですね」

CÉLINE (2017SS)

高橋れいみさんの私物のセリーヌのバッグ

MA DÉSHABILLÉ

高橋れいみさんの私物のエムエーデザビエのシルクガウン

手もとに残るピースをたどると、そこには一貫した嗜好が浮かび上がる。「エムエーデザビエのシルクガウンは室内外でシームレスに羽織れる名品。

DOLCE&GABBANA

高橋れいみさんの私物のドルチェ&ガッバーナのストール

ドルチェ&ガッバーナのストールは、上質な素材と手仕事の細やかさが唯一無二。振り返ると、プリーツやフリンジなど均等に繰り返されているものが昔から好きなんです。

Belt: TIFFANY & CO.

高橋れいみさんの私物のティファニーのベルト

ティファニーのベルトも彫りの装飾が精巧で、サイズ感も含めて稀少なピース。デザイナーとして活動するうちに、私服はまるで黒子のようになっていくのを感じます。自分自身の装いをシンプルに整えることで、かえってものづくりに深く集中できる気がしているからです。身にまとうものは、これまで以上につくりのいいものを大切にするようになりました」

高橋れいみプロフィール画像
高橋れいみ

たかはし れいみ●2016年にジュエリーブランド、「ララガン」を設立。「亜魂洋才」をコンセプトに掲げ、日本の職人と高品質なジュエリーを制作。