天王星の牡牛座入りで気を付けたいこと。水晶さん、石井さんからのメッセージも!(3/3)【トランスサタニアンのお告げ】

5月は、牡牛座木星×天王星が時代を動かす。失ったものを取り戻していく動きも

天王星の牡牛座入りで気を付けたいこと。水の画像_1

illustration: Asako Masunouchi

水晶 幸運の星・木星は、5月17日にすでに改革の星・天王星がいる牡牛座に入ります。牡牛座が扱う日常生活、食料、お金など、身の回りにある当たり前のものが、デジタル化などの技術革新でさらに進化し、多くの人に供給されるようになりそう。ただ、木星が入った翌日の18日に、木星と冥王星が90度のシビアな角度を作るのは気がかりです。それぞれの星の持つ力がむき出しになるような配置で、欲望があらわになる。ここも2023年の要注意ポイントでしょうか。

石井 7月までドラゴンヘッドが牡牛座に位置しているんですが、ドラゴンヘッド牡牛座-テイル蠍座の時間について、「これはだれのものか」ということが問題になる、という説をある記事で読みました。ウクライナの件で「領土」がクローズアップされていることの解釈でした。牡牛座の天王星・木星同座も、この「これはだれのものか」というテーマを強くプッシュする感じがありますね。

水晶 なくならないと思ったものが消えてしまい、混乱が生じる可能性もありそうです。食料、お金に関することは気を付けたほうがいいかもしれませんね。あとは、エネルギーとか生活に欠かせない存在となったクラウドのデータとか。

石井 クラウドのデータが消えるのは、ありそうなことですね! 天王星はどちらかといえば物事を切り離す、分離する星です。一方、木星は豊かさ、中身のある成長を示します。ゆえに、2018年頃からだんだんスカスカになってきた物事が、ここで充填・補填される、といった読み方もできるかもしれません。断捨離やキャッシュレス化で物を持たなくなったけれど、やはり持っておかないといけないものもある、と揺り戻しが来るとか。

水晶 この数年で極端にやりすぎたことを、ちょうどいいところに戻していく過程なのかもしれませんね。仕事も働き方が大きく変わりましたが、今、以前のやり方のよい所も考えて、少し元に戻そうとしている動きもあります。リモートは便利だけれど、これは対面の方が効率いいよね、みたいな。

石井 実利に関する感覚が変わる感じもあって、仕事への考え方も変わるかもしれません。滅私奉公というか「やりがい搾取」的な価値観は、本格的に終焉に向かいそうです。サービス残業のような、自分の利害を考えない生き方が清らかで尊いのだという「空気」がちゃんと消えていくとか。

水晶 副業もデフォルトになるかもしれませんしね。

石井 また2023年は、仕事を表す水星が、地の星座(牡牛座・乙女座・山羊座)で逆行するため、今の仕事に関する矛盾と向き合って、時間をかけて調整する、という読み方もできるかなと思います。

水晶 自分自身で、自分が豊かになる方法を見つけ、実践できるようになる社会が生まれていきますように。

恋愛とファッションは華やかに。家庭では、役割にとらわれない関係性を築いて

天王星の牡牛座入りで気を付けたいこと。水の画像_2

illustration: Asako Masunouchi

石井 5月17日までは木星が牡羊座にいます。恋愛を考えるなら、牡羊座は活動宮、積極的で自発的な行動を象徴する星座なので、「自分から出会いを求めて動く」というスタンスがフィットするかもしれませんね。

水晶 そうですね。特に3月25日までは、火星もコミュニケーションを表す双子座にいるので積極的にアプローチを! 5月17日に木星が牡牛座に移動したら、おいしい、楽しいなどの日常の中の感覚や、価値観が一緒の人を探すと良縁を育めそう。そして6月5日に金星が獅子座に入ると、一転して、華やかな恋愛に憧れを抱くようになっていきそうです。

石井 獅子座はプレゼンテーションの星でもあるので、恋愛についての表現も変わってくるかもしれませんね。最近はドラマなどでも意味もなく恋愛要素を入れない、といった動きがありますが、この時期だけは恋愛ものが求められるとか(笑)。

水晶 私は、魚座にいる土星の影響で、推し活に夢中になりすぎて、リアルな恋愛から遠ざかる人も増えるような気がしています(笑)。

石井 2023年は不動星(牡牛座、獅子座、蠍座、水瓶座)に星が集まります。不動宮は変化を嫌い、物事を継続させようとする世界です。だから言わば「この愛を継続しよう」という流れも起きやすいかもしれませんね。そうすると、もし推し活にハマったら、牡牛座の木星という「お金」もついてきて、課金沼に落ちるとか(笑)。

水晶 それは気をつけないと(笑)!。また、家族の在り方も変わりそう。夫や妻など、一つの役割にこだわらないほうが、自然に家庭的なつながりを維持できるようになる。

石井 そうですね。新しい家族の形をつくるために、今の家族の在り方について立ちどまって考える、家族と話し合うのは本当に大変なことです。でも、むしろその苦労を選ぶ人が多くなっていくのではないでしょうか。冥王星が水瓶座から魚座に移動する2043年くらいまでには、役割のない、新しい家族の形が生まれているといいなと思います。

水晶 そうそう! 金星が獅子座に入ると、ファッションはゴージャス志向になりますよね。

石井 6月5日から10月9日までですね。コロナ禍でおしゃれをする機会が減っていた分、その鬱屈が大爆発したりして(笑)。

水晶 大きな星がどんどん動いて、時代が動いていくのは不安かもしれませんが、そんな気分を変えるためにも素敵な服を着てお出かけしたいですね

ふたりから、みなさんへスペシャルメッセージ! 

★石井ゆかりさん

星占いをしていると、いつも「何かが変わる」と言っているようで恐縮なのですが、2023~2026年は本当に、時代を動かす大きな星が次々に動き、世代が大きく変わる時期だと思います。2020年の「風の時代」のダメ押しのような感じもあります。時代の変わり目は直線的ではなく、波打ったり渦を巻いたり、行きつ戻りつしたりするものです。ゆえに、先が見えなくて不安が増幅する時間でもあると思うのです。また、自分の力だけでコントロールできないことも増えます。真面目な人ほど「自分でなんとかしなければ」「間違ってはならない」と思いがちですが、未知の世界に進んでゆくのに、最初から「間違わない」ことなど、不可能です。ですから、時代の変わり目には「君子豹変す」が金言だと思います。立派な人ほどコロコロ変わるのです。「過去の自分の言動にとらわれず、どんどん変わりながら進んでいこう!」と思えれば、軽やかに時代を駆け抜けていけそうな気がします。

★水晶玉子さん

西洋占星術でも、東洋の占いでも、今は大きな時代の曲がり角を迎えています。先が見えない曲がり角に立つと、とても不安になります。でも、見えない先のことをどんなに考えても、常に現実は想像の斜め上をいくので意味がありません。だから、起こってもいないことをあれこれ悩んでも仕方ありません。起きてくることに対処して、もし何かあっても「なんちゃって!」と受け流して、次に向かえばいいと思うんです。その時々に感じたことや取った行動は、この先の自分に必要な試行錯誤なはずですから。それに、「変化」というと怖いかもしれませんが、その中には「いい変化」も必ずあります。その変化をよいものにするか、思いのものにするかはその後が決めるんだと思います。変化を楽しめるほどの余裕はなくても、悲観せずに、訪れる新しい時代にワクワクする気持ちを忘れないで、2023年を過ごしてください

FEATURE
HELLO...!