もっと自由な発想で、パールのネックレスを楽しもう

パールのチョーカーを素肌にのせると、真珠の光沢が女性の肌をいかに美しく見せてくれるかがわかる。独自の厳しい基準で選び抜いた、最高のクォリティの真珠を連ねたミキモトのネックレスなら、なおさらだ。
隣り合う真珠が、共鳴しあって美しい輝きを醸し出すよう並びを吟味する「マッチング」という作業を入念に繰り返すことで、ネックレスをつけたとき、完璧なハーモニーが生まれる。
ネックレス〈40㎝/K18WG、アコヤ真珠約8.5~ 9 ㎜未満〉¥1,560,000・ピアス(ペア)〈アコヤ真珠約8.75㎜〉¥312,000/ミキモト カスタマーズ・サービスセンター(ミキモト)

古くから「月のしずく」と呼ばれ、その優美さを讃えられてきた真珠。20世紀初頭、天然真珠の価値はダイヤモンドをしのぎ、当時百万ドルの二連の天然真珠のネックレスとニューヨーク5番街の邸宅が交換された、というエピソードが残るほど。その真珠を気軽につけられるようになったのは、世界で初めて養殖によるアコヤ真珠の生産に成功したミキモトの創始者、御木本幸吉とその後継者の功績のおかげだ。

日本生まれの真珠が世界を席巻しはじめた1920~30年代はまた、ファッションが大きく変化したときでもあった。時代の先端をいくギャルソンヌたちは、髪を切り、ウエストを締めつけない直線的でシンプルなドレスに身を包む。新しい女性の生き方に呼応する機能的なスタイルにフィットしたのが、パールのネックレスだった。

20年代のエッセンスがさまざまなコレクションに反映されている今こそ、真珠のネックレスとのつき合い方をもう一度見直したい。フォーマルな定番という概念を超えて、たとえばハードなレザーのライダースジャケットに、真珠のネックレスを合わせてミックス&マッチ感覚を楽しむのはどうだろう。自由な発想がファッションの常識を変えるとき、そこにはいつも真珠がある。

パールネックレスには、レングスごとに 呼び名がある。ポピュラーな40㎝は“チョーカー”、主に昼間の装いに用いることから、60㎝は“マチネー”。改まった席用の80㎝は“オペラ”、最も長い120㎝はロープと呼ぶ。スタイリッシュなライダースジャケットとのマッチングの可能性は、無限大だ。
パールネックレス(上から)
〈40㎝/K18WG、アコヤ真珠約8 ~8.5㎜未満〉¥820,000・
〈60㎝/K18WG、アコヤ真珠約7.5~ 8 ㎜未満〉¥1,020,000・
〈80㎝/K18WG、アコヤ真珠約6 ~6.5㎜未満〉¥500,000・
〈120㎝/K18WG、アコヤ真珠 約8.5~ 9 ㎜〉¥4,680,000/ミキモト カスタマーズ・サービスセンター(ミキモト)
レザージャケット¥163,000・パンツ¥28,000/Acne Studios Aoyama(Acne Studios)
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